2024年6月8日(土) 瀬田にある美術館へ行く。 (original) (raw)

仕事が一段落したので今日は終日オフ。

チェックしておいた美術展へ行く。

滋賀県立美術館で開催中の「 つくる冒険 日本のアールブリュット45人 」です。

最寄りはJR瀬田駅、西宮から快速で乗り換えなしで楽ちんです。

おととし3月に同じ美術館へ来たときは雨だったのでバスに乗ったが今日は歩く。

片道3キロ弱、途中にあるショッピングモールに「ちゃんぽん亭」があるので、そこでランチという思惑あり。

瀬田駅は龍谷大学放送大学、滋賀医科大学の最寄り駅なので学生が多いが、土曜日なのでさほどでもない。

フォレオ大津一里山というモール、13時過ぎ、「ちゃんぽん亭」には順番待ちの客がいた。

行列ほどではないので名前を書いてトイレへ行き待つこと10分ほど。

かなり空腹だったので野菜普通の近江ちゃんぽんと二人で焼き飯ハーフにする。

それでもたっぷりの野菜と麺一人前と焼き飯(4分の1)は多かった。

麺は半分でいいな。

次は野菜多めのちゃんぽん一人前を半分こして、焼き飯ハーフ&餃子にしようとヒロと算段する。

小皿に少しずつというのが年寄りくさい食べ方なのだ。

腹一杯でふたたび歩く。

美術館は図書館やアイスアリーナなどがある緑の公園の中にある。

わんぱく広場なる芝生で家族連れが遊ぶ。

緑豊かな公園にある…

滋賀県立美術館、再訪です。

アール・ブリュットの展覧会はこの美術館のアピールポイントで、2年前に来たときも同種の催しだった。

そのとき思いのほか愉しかったのでおかわりをしようと思ったのだ。

美術の知識には明るくないが、見て楽しめるのだ。

人の持つ、人の手による産物そのものに驚いたり感じたり出来るのだ。

高名な画家でなく、自分がアーティストであると意識してない人が産んだ作品群。

生活のためではなく、やりたいからやる人の作品。

ときに「もう描かない」やめてしまう。

それも面白い。

日本語では、「生(なま)の芸術」と訳されてきたアール・ブリュット。1940年代、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェが、精神障害者や独学のつくり手などの作品に心を打たれ、提唱した美術の概念である。本展では、2023年に日本財団より受贈した、45人の日本のアール・ブリュットのつくり手による作品約450点を展示する。
たとえば、「も」を何百回と書いたり、他人には読めない文字で毎日同じ内容の日記を記したり、寝る間を惜しんで記号を描き続けたり―冴えたひらめきや、ひたむきなこだわりを形にするため、出どころの謎めいた発想と熱量をもって挑む、そんな冒険的な創作との出会いを楽しんでほしい。 (公式サイトより)

土曜日なのに空いてて嬉しい。

これがポスターのメイン画、「も」の繰り返しです。

誰もいない贅沢。

会場からはどきどきこんな風景が…疲れたら遠くを見る。

箱根駅伝!!!

駅伝中継が作り手の何かを刺激したのでしょう。

ほぼ見終わった頃にアナウンスが入る。

3時半から学芸員によるギャラリートークがあります、とのこと。

パスしようと思ったがちょうど出口のところでそれが始まっていた。

若い三十代男子のトークが面白そうだったので半分ほどついて回る。

緑豊かな公園をバス停まで少し遠回りして歩く。

新緑がまだ淡くて美しい。

秋の紅葉もいいだろうな。

常設展でもいいから来てみたい。

新緑風景 「手放しちゃダメ!」

滋賀県立図書館 一般参賀天皇皇后が出てきそうだ。(笑)

帰りはバスで瀬田駅に戻る。

帰りも最初は補助席だったが京都から二人席に座れた。

ここんとこマイブーム再来の関川夏央の鉄道エッセイをKindleで読む。

同行の女性編集者と松本清張原作のドラマの話をしながら、

ヒロインの幼なじみの男に蟹江敬三をキャスティングする。

蟹江敬三

思わず声に出してしまうほど印象深い俳優だ。

2013年3月に胃がんで69歳没。

そうか…朝ドラ「あまちゃん」に出てた頃は今になって思えば晩年だったのか。

いま老人ホームに入っているマサオとよく映画「19歳の地図」で蟹江敬三が演じた中年男の台詞を真似したものだ、

『そういうふうに生きていったらいいのか、わからないなあ』

あの映画で流れていた板橋文夫トリオのサントラが聞きたい。

蟹江敬三は新聞配達員の寮に住む年上の同僚。

この映画を見たときは僕自身も朝刊夕刊を配達していたときで大学生だった。

蟹江はおそらく三十代。

もう人生終わったなと思えるくらいのトシヨリに思っていた。

shioshiohidaneko.hatenadiary.com

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長い日録になった。

帰宅するとマサオからLINEメールが入る。

送った名作DVD集の「シェーン」を見たそうだ。

「シェーン」を見た。文句無しの名作映画だ。これまで観てきた西部劇では無い。まず、風景が違う。これまでは、砂漠に突き出した岩であったが、シェーンでは、雪を頂いた山が遠くに見える。ここは何処だ。モンタナか? ワイをミングか? テーマ曲「遥かなる山の呼び声」は、この山の事なのだろう。それにしても、シェーンは、カッコ良いなあ。ラストの名シーン“ シェーン、カムバック!“ と叫びたくなるのが分かる。山田洋次が「遥かなる山の呼び声」という映画を高倉健主演で撮ってたが、健さんもシエーンの様にカッコ良く、去って行ったのかなあ? (原文そのまま)

いたくお気に入りの様子。

実は僕もこの映画は見たことがない。

amazonプライムは字幕版も吹き替え版も追加料金なしで見られる。

観てみた。

バーボンロックを飲みながら。

デジタルリマスター版がYou-Tubeにあった。

あの山はグランドティートン、ロッキー山脈だ。

2000年代、50代のなったばかりの頃、この国立公園とそれに隣接するイエローストーンに行くことが夢だった。

夢というより具体的に計画したこともある。

ソルトレークで車を借りて移動費を安上がりにすれば15万もあれば…と。

マッカラン友の会で行くことも考えた。

あの頃はまだ円もドル100円ほどで実現可能だった。

人生はタイミングだ。

アラン・ラッドは身長68センチだったのか。

カッコ良さでは高倉健に軍配。