そうめんを食べねば (original) (raw)

どこで、どう、私の素麺好きが広まったのだろうか?

周りから、特に妻のお母ちゃんとか職場の同僚さま方から貰うことがチョイチョイと増えている。なので、だんだん買って食べる機会が減ってきた。ありがたやありがたや。

ただ、今年は頂いた素麺が減らない。

夏バテがひどいからってのもあるけど、神戸マラソンへ向けて、秋の健康診断に向けて、減量しなければならないという強迫観念に囚われているからである。

なにか食べなければいけないのだけれど、素麺までたどり着かない。

ある朝の飯は下の画像。
食欲はある。ただ、調理して食べるところまで元気が向かわない。結局こうなることが多い。

f:id:oyajimeshi:20240910153922j:image

しかし、たまには食べなきゃと思念が湧き上がる。
元々好物なのだから、「そぉ~めん食ぁ~べたいっ」となる。

けれども、同時に「どうやって楽して食べてやろうか?」というセコイ思念が、何とか虫やサメのように引っ付いてくる。さて・・・

素麺を二束、ストッカーから取り出す。

フライパンに水を適量張って火にかけて湯を沸かす。

茹でた素麺を受けるザルを用意してシンクに置く。

冷凍庫から冷凍コーンと冷凍オクラを取り出す。

冷凍コーンは適量を素麺を茹でる水に放り込む。

冷凍オクラは凍ったままザルに入れておく。

フライパンの湯が沸き上がったら、素麺を入れる。

皿には予め氷を贅沢に盛っておく。

フライパンの湯が沸き上がったら、シンクに置いているザルにあげて充分の水で冷ます。オクラはこれで解凍オッケー。

氷を持った皿に素麺を盛り付け、冷えたトマトジュースを適量かけて出来上がり。

タンパク質が足りない気がしたので、冷蔵庫にストックしてある「置きゆで卵」を取り出し、皮をむいて乗せる。切るのも面倒くさいからそのまま乗せる。殻に白身がくっついて持っていかれて少しテンションは下がる。

味は出汁醤油もしくは、めんつゆを適量かける。香辛料は好みで使うとよいが、タバスコは苦みが強く出てしまう気がするので勧めない。

f:id:oyajimeshi:20240910153936j:image

映えない飯にこそ、生きるチカラを込めて作り、生きるために喰らう。

ちょっとお高めの食塩無添加トマトジュースと出汁醤油のハーモニーは、実のところメチャクチャ深いもんだというのを知っている人が、世の中にどのくらい居るのだろうか?と想いながらズルズルと喰らう。

麺をすすり終えて、トマトジュースを飲み干しながら、小さくなった氷も一緒に呑み込み食道あたりで溶かして涼味を味わい終えた後、おやぢは、灼熱のアスファルト道をチャリンコこいで仕事へと向かうのであった。