x86で動作するAndroid 7.1ベースの中国製OS「鳳凰システム」こと「Phoenix OS」 (original) (raw)

中国・北京超卓科技有限公司は3月23日(現地時間)、x86で動作するAndroid 7.1ベースのOS「Phoenix OS」のAlpha版を公開した。

Androidはタッチ操作に最適化されたUIとなっているが、Phoenix OSはマウスやキーボードでの操作に最適化されており、x86プロセッサを搭載したノートPCやデスクトップPCで動作させることを前提としている。

タスクを切り替えるためのタスクバーや、アプリを起動するスタートメニューを備える。また、マルチウィンドウにも対応し、複数のアプリを切り替えながら使用できる。

FAQによると、2010年以降のPCで動作するとしており、編集部で試したところ、手持ちの「レッツノートSX1」、およびA10-6800K+GeForce GT 730を搭載した自作PCでの動作を確認した。一方古い「VAIO type P」や、最新のCore i7-7700K搭載PCでは起動できなかった。

なお、現時点では言語は中国語および英語のみで、日本語は用意されていない。ただし、日本語のフォントを持っているため、日本語の表示は問題なく行なえる。

同社のホームページは英語や中国語に加え、日本語も用意されていることから、正式版は日本語をサポートすると予想される。OS名は「鳳凰システム」となっているが、これが日本語の正式名称になるかどうかは不明だ。

ちなみに、Phoenix OSはGoogleのNexus 7およびNexus 9、Nexus 10といったARM搭載のタブレット向けにも用意されている。