STING MY SONGS JAPAN TOUR 20230312 IN 有明アリーナ volume 2 (original) (raw)
先日2023年3月12日(日)、約4年ぶりとなるスティング氏のライブが有明アリーナで開催され、僕は観に行ってきました。
前回の続きです。
いよいよライブも終盤に近付き、「Wrapped Around your Finger」「Walking on the Moon」とポリス時代の曲が続き、スティング氏自身も懐かしさに浸っているようだった。
バックにろうそくのような映像がいくつも浮かび上がり、とても幻想的な光景でした。
「Walking on the Moon」の重厚なベースのフレーズ「タッ!タターーーン・・・」が繰り返された後、突然、同じポリス時代の「So Lonely」の明るいレゲエのリズムに移り変わり、会場は急に総立ちとなって盛り上がり、中には踊りまくる人もいました。
曲中で、なにか別のレゲエの曲に変わり、再び「So Lonely」に戻ったりしましたが、後で、あの有名なレゲエ・アーティストのボブ・マーリーの曲だということがわかりました。
1999年リリース「Brand New Day」収録の、中近東ぽい曲調が印象的な「Desert Rose」が始まり、とても神秘的なメロディとイルミネーションに包まれ、砂漠の乾いた熱気を感じさせられました。
そして、解散間近のポリス時代のヒットナンバー「King of Pain」の憂鬱なイントロが始まると、息子のジョー・サムナー氏が現れ、スティング氏と共に歌い始めました。
このジョー・サムナー氏は、本当に若い頃のスティング氏そっくりで、声はスティング氏とU2のボーカルのボノ氏の声を足して割ったような感じで、とても声量がありました。
印象的なサビの部分を何度もアレンジを変えながら繰り返して、スティング氏とデュエットしていました。
そして、その後はすかさず、穏やかなイントロが始まり、ポリス最大のヒット曲「Every Breath You Take」が演奏されると、会場は大歓声と共に総立ちになって、大いに盛り上がりました。
親子で熱唱し、曲が終わると、一同深々とお辞儀をして、ステージを去っていきました。
ほどなくして、スティング氏とメンバー一同がステージに再登場し、披露したのは、また懐かしいポリス時代の初期の名曲「Roxanne」。
再び会場は盛り上がり、サビの部分の音程やアレンジ、リズムを変えながら、ロングバージョンを披露してくれました。
そして、メンバーが退場し、スティング氏だけがステージに残り、アコースティックギターを携えて、「Fragile」を弾き語りでしっとりと歌いあげてくれました。
曲が終わると、四方八方に深々とお辞儀をして、キッスを振りまき、名残惜しそうにステージを去っていきました。
ジョー・サムナー氏のオープニング・アクト4曲を含めると、全26曲、約2時間半の堂々たるライブでした。
71歳とは思えない、引き締まった肉体で、堂々と演奏し、歌いあげてくれたスティング氏には、いつまでも健康で元気でいてほしいと思います。
まさに、ライブ冒頭で、ジョー・サムナー氏が言っていた「マンプク」という心境で、大満足なライブでした。