山海経：『玄龍門』『梅花園』を解説する！ (original) (raw)
山海経（せんがいきょう）高級中学校
独自の文化と長い伝統を誇る中華風校。各地には美味しい飲食店が立ち並び、観光業も盛ん。
「**山海経（Shān Hǎi Jīng）**」は中国最古の地理書のことであり、「高級中学校」は中国における「高校」のこと。
そんな山海経の生徒会「玄龍門」と教育機関「梅花園」をざっくり解説する記事！
玄龍門
義侠と伝統を重んじる生徒会組織。六和閣（りくわかく）をその本拠とする。
学校の機密を守るためなら関係者を丸ごと処分してしまうなどの黒い噂もあり、一般生徒からは恐れられている。
竜華（りゅうげ）キサキ
3年生。17歳。142cm。誕生日は2/19。
玄龍門の聡明なる**門主（もんしゅ）**。古風で威厳ある言葉遣いが特徴。
とある事情から錬丹術研究会の薬なしでは動けない身体になっているが、周囲にはそれを悟られぬよう振る舞っている。
この秘密は幼なじみのルミに対しても隠し通しているという。
実は変装の達人で、しばしば別人のフリをしては六和閣を抜け出している。
使用武器はサブマシンガン「知彼知己」。相手を知り己を知ることで全てが始まると、彼女はそう思っている。
・月華夢騒（過去エピソード）
2年生の頃に、当時の門主が不祥事を起こし失脚。半ば押し付けられる形で後任を引き受けることとなる。
そこで危険な実験に手を染めていた申谷カイを追放処分とするが、彼女の毒を受けて身体機能が大きく低下。サヤの薬なしではまともに動けなくなるまで衰弱することとなった。
・ネバーランドでつかまえて
名前のみ登場。「背を高くするためのばんざい体操をやっていたが、効果が無かったのでやめた」とのこと。
・最終編2章
初登場。自治区防衛のため玄龍門を動員する。
・龍武同舟
椅子に座っていては見えぬものもあるとして、お忍びで先生と接触。ルミたちを守ってやってほしいと「玄龍門」ではなく、「キサキ」個人としての言葉を伝える。
・月華夢騒
伝統を重んじるあまりに慣習に固執し、閉鎖的になっていく山海経を案じてレッドウィンターとの交流会を決行する。しかしそれを憂うカグヤやカイの工作を受け、玄龍門メンバーからの疑念に晒されることに。
・五塵来降
カイの起こした事件がきっかけで、玄龍門での居場所を失ってしまう。カイの報復行為に責任を感じ心を痛めるも、先生の言葉を受けて再起。衰弱前の身体に「若返って」いたことを誰にも悟らせず、カイを撃破してみせた。
そして門主の座に復帰したのち、山海経全域を外部生に向けて解放した。
・絆ストーリー
シャーレの当番にやってきたキサキは、ビルからの景色に目を輝かせる。もっと、もっと遠くへ行ってみたい……。そんなキサキの呟きを聞き逃さなかった先生は、彼女を外へ連れ出すことに。
遊園地のジェットコースターにハマったり、ゲームセンターでムキになったり、「キキ」になってボールプールではしゃいだり……。キサキと先生は思うままに様々な場所を巡り、気付いた頃にはすっかり日も暮れていた。
キサキはとても満ち足りた様子であったが、別れの際になって唐突に発作が現れる。先生は急いで彼女を最寄りの宿へと運び込み、香薬を焚くが……。
「妾は今、弱ったふりをしているだけかもしれぬ。あるいは……先生の出方を伺っているだけなのやも」
「此処で何が起こったとて……妾が其方を責めることは無いじゃろう。……永劫にな」
意味深に距離を詰めてくるキサキにたじろぎつつも、先生は彼女をゆっくりと寝かしつけるのだった……。
近衛ミナ
2年生。16歳。166cm。誕生日は9/9。
執行部長にしてキサキ直属の護衛。ノワール映画のクールさ・ハードボイルドさに憧れており、しばしば台詞を引用する。カッコつけようとするあまり、タバコの代わりに食券を燃やすなどの奇行に及ぶことも。
キサキについてはそのカリスマと懐の深さ、華奢な体躯のギャップに魅了されているらしい。梅花園にもよく足を運び、贈り物をしている様子。
使用武器は二丁拳銃「玄龍＆白虎」。
・最終編2章
初登場。キサキの指示を受け、自治区防衛に乗り出す。
・龍武同舟
キサキの指示を受け、崑崙山に。ルミたちと合流し、しつこく疑いの眼差しを向けながらも共に捜査を進める。
・絆ストーリー 映画の主人公に憧れ、「不良生徒を取り押さえる前にレクイエムを捧げよう」と考える。しかし映画のようにクラリネットを吹くのは難しいので、学校で習ったリコーダーを奏でることに。
・月華夢騒
気質が似ていることもあり、マリナと意気投合。玄龍門メンバーが京劇部に惑わされるなか、ただキサキを守るため戦った。
梅花園
訓練支援部。山海経で優秀な成績を収めた生徒が部員＝教官として選抜され、幼児たちの訓育にあたっている。
教育を重視する山海経の特性上、玄龍門もむやみに干渉できない。また教官には玄龍門幹部に比肩するほどの責任と権限が与えられる様子。
春原（すのはら）シュン
3年生。年齢は極秘。174㎝。誕生日は2/5。
料理上手な優しいお姉さん。実年齢より大人びて見られがちらしく、奔放な園児たちや妹のココナに振り回される多忙な日々の中で肌荒れをに気にしている。
使用武器はスナイパーライフル「愛のムチ」。
・絆ストーリー
先生とお互いに「あーん」したり、寝かしつけ合ったりする。
・ネバーランドでつかまえて
「幼子のような肌を取り戻すことができる」というサヤお手製の“若返りの秘薬“を飲み、結果9歳の肉体に若返ってしまう。
「シュエリン」を名乗って子供ならではの自由を満喫するが、最後には教官としての責任を思い出し、解毒剤を服用して元の姿に戻る。
・絆ストーリー（幼女）
薬の副作用でまた若返ってしまったので、先生にたかいたかいしてもらったり安全確認の名目で遊具でめいっぱいに遊んだりする。
・グループストーリー「梅花園」
玄武商会にお肌に効くというマッサージローラーを注文する。
梅花園の教官がやたらに美容を気にしていると思われても良くないので、ルミには口外禁止をお願いしたのだが……結果として、その曖昧さが誤った流言を引き起こすこととなる。
・最終編2章
サヤやルミたちと共に「虚妄のサンクトゥム」から溢れ出す怪物と戦う。
・月華夢騒
チェリノたちを出迎え、騒ぎ立てる梅花園の園児たちを「めっ」の一言で鎮めてみせた。
・五塵来降
カイの起こした「若返り現象」の影響で再びシュエリン化。その外見を利用しつつ、キサキと先生を六和閣の外に連れ出してみせる。
その際、「キキ」と共に園児になりきって先生の理性を削っていた。
春原ココナ
1年生。11歳。139cm。誕生日は6/1。
シュンの妹。本来なら小学校に通う年齢だが、優れた学習能力が認められ、梅花園の教官に就任することとなった。
子供扱いされることを嫌い、園児たちから「ココナちゃん」と呼ばれるたび「ココナ教官」と訂正している。
立派なレディーを自称するもまだまだあどけなさの残る年頃。味覚に関しては特に幼く、偏食のきらいがある。
使用武器はアサルトライフル「レディーの気品」。
・グループストーリー「梅花園」 玄武商会に食材を貰いに行った際、シュンが個人的に発注していたという“大人のオモチャ”を預かる。
ルミとの約束を守り、ついに紙袋の中身を覗くことは無かったものの、ココナは「これは内緒なんだけど……」とシュンが“大人のオモチャ”を買ったという事実を園児たちに明かしてしまう。
結果、聞く人によってはあらぬ誤解を生みかねないその噂は、山海経全域へと拡がることになるのだった。
・絆ストーリー
ニンジンとピーマン、どちらかを食べなければならないとしたら？という先生の問いに対し「せめてニンジンで」と答えたココナは、ニンジンレストランに招かれる。
躊躇いながらも、提供されたニンジンハンバーグを口に運んでみると……甘い！「決して好きになったわけではありませんからね」と誰に対するでもない念を押しながら、ココナは柔らかい笑顔を見せるのだった。
・最終編2章
虚妄のサンクトゥム顕現に際し、市民の避難誘導にあたる。
・龍武同舟
萬年参を追うルミたちの質問に答える。
・月華夢騒 チェリノに子ども扱いされてプンスコ。でもシュンや先生におだてられ、ちょっと満更でもない。