2024年7月27日~8月2日の話。 (original) (raw)

2024/7/27

7時半起床。トーストと目玉焼きの朝食。朝から日記を書く。ついに配信が解禁された鈴木博文「Wan-Gan King」を聴きながら。17歳の頃、一番聴いたアルバム。53歳に至る今までずっと聴き続けていて、今もなお痺れ沁みる。

会社に自転車を置いたままになっていたので取りに。真夏のお昼、徒歩20分で汗だく。危険な暑さ。

でそのまま自転車に乗ってユナイテッドシネマへ。ショーン・レヴィ監督「デッドプールウルヴァリン」を観る。20世紀フォックスで制作された前2作、そして20世紀フォックスがディズニーに買収されたことでマーベルシネマティックユニバース(MCU)に今作で合流。といった事情もすべてネタにしてディズニー傘下でありながらR15指定という「デッドプール」映画。アベンジャーズ入りを断られるところから始まって、「ローガン」で一旦完結したウルヴァリンを墓から掘り起こしたりとメタメタにメタなネタをぶっこみつつ、「ゴミの中に宝がある」と言わんばかりに「20世紀フォックスのマーベル映画」に愛を込めた快&怪作。まるで「ひょうきん族」の「タケちゃんマン」的な楽しさがある。知っとるケとパーデンネンアミダばばあが入り乱れ、タケちゃんマンと大暴れ。さんま&鶴ちゃんが「男女7人」をセルフパロディしてると熱々おでんが鶴ちゃんを襲う。紳助が「さんちゃん寒い」と私生活をネタにし、太平シロー扮する坂東英二が大きな声でやってくる。虚無の世界ではフラワーダンシングチームが舞い踊り、のりお扮するオバQが一言「バカぁ~」。𠮷田君とお父さんが「がちょーん」と決める虚無の世界を牛耳るのはさんま扮する短命キャラ、サラリーマン!ま、そんな映画。ってどんな映画だよ。マルチバースであまりに広がったMCUを内側から茶化しネタにし、ハチャメチャでありつつ愛と叡智とユーモア溢れるデッドプール映画で嬉しくなる。

夜は配信で「水道橋博士VS東野幸治with吉田豪vol.5」を観る。ついに最終回ということで関東の芸人不祥事列伝ベスト3を。まずは前回の復習がてら「つまみ枝豆、前科2犯」を軽く。って全然軽い話じゃないけど博士と豪さんが当たり前のようにぶっこむ物騒な話を東野さんが巧みな受け身でPOPに昇華。そしてそのまんま東列伝。文武両道にして政治と性事の二刀流ぶりを丁寧に紐解く。続くは「マルチ」タレント・ビートきよし伝。簡単にはうなづけない、よしなさいっというべき話のオンパレード。そしてこの日の為に博士が収録してきた本人コメントまで。今回は前回の反省が活かされ、じっくり、たっぷりと3人が喋り、音響も改善されてストレスなし。そしていよいよ最後、「ビートたけし」!というところでタイムアップ。まさかの東野さんから次回持ち越し提案が。電撃的に第6回の開催が決定!博士に対する東野さんの愛と漢気。最後に博士からちらっと披露されたビートたけしの優しい夜!に感激。次回、ビートたけしスペシャル!楽しみ!しかしこのライブシリーズ、東野さんの株が上がりまくるな。TVど真ん中の名MCであり、どんな危険球も受けては返す鉄人ぶり。最高。

2024/7/28

8時起床。午前中は妻と買い物。暑いなー。午後からは動く気も起きずエアコンのきいた部屋でNETFLIXドラマ「地面師たち」。とりあえず2話まで。すでに面白い。ピエール瀧、やはりいい役者だなー。

2024/7/29

仕事山積みであっという間に一日が過ぎてしまった。夜はNHK+で「あさイチ河合優実ゲスト回を。小林信彦イズムで若手女優のチェックは欠かさない。

2024/7/30

今日はロングドライブ、彦根まで。昼は丸亀製麺で豚しゃぶぶっかけ(冷)に竹輪天、卵天までつけたら1000円超えた。なんたる贅沢。彦根で一仕事終え、湖南でまたもう一仕事。大津に辿り着いたらもう7時。ちかれた。

radiko水道橋博士ゲストの「ビバリー昼ズ」。2年ぶりの登場。しかし高田先生面白過ぎるな。オープニングで「オリンピックに相撲とみんなが一生懸命動き回ってるのにチャンネル変えて「笑点」観たら昇太がびた一文動いてない。楽してやがんなー」だって。NETFLIX「地面師たち」の話をしてたかと思えば、「NETFLIXドラマはピエール瀧リリー・フランキー、それからマキタスポーツ揃えたらいい。地上波はでんでんとモロ師岡で安くあがる」と落とす。笑った。で水道橋博士登場。高田先生の前でエンジンがかかる博士。濃密な2年間の出来事を駆け足で。やはり浅草キッド復活のキーマンは高田先生なんだろうな

2024/8/1

早8月。あっという間に正月が来るな。昼は営業前に部下と蕎麦。ぶっかけ天ざるにミニたたき丼。夏は麺類になっちゃうなー。人類は麺類。中村敦夫です。説明はしませんよ。義務教育やないんやからね。

炎天下でしばしお仕事。汗だくでぐったり。35度越えたら仕事も休みにしたらいいのになー。

夜、TVerで「新宿野戦病院」。不適切ほど話題になってないような感じだが、回を重ねるごとに面白い。クドカン得意の人情喜劇。

2024/8/2

会社帰りにユナイテッドシネマでピクサーの新作、ケルシー・マン監督「インサイド・ヘッド2」観る。13歳になった少女ライリーの頭の中。ヨロコビやカナシミたちの前に、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシという新しい感情が現れて…。ライリーと娘を重ね合わせ思春期だったころの娘を思い出し、開始5分ですでに涙目。子供から大人へ成長する季節、心の中=頭の中で起こっていることが見事に描かれている。自分が思春期だった頃、思春期の子を持つ親だった頃、観ている間中、様々な想い出や感情が溢れ泣けてしょうがなかったなー。そうその感情、俺も知ってる。感情たちがどのような役割をもって、人は大人になっていくのか。人には様々な感情があり、様々な面がある。嫌いな自分、好きな自分、なりたい自分、なりたくない自分、ポジティブとネガティブがくるくると回り、喜び、悲しみ、苛立ち、羞恥や皮肉が絡み合い多面的で複雑。でもそれらすべてが自分で、それを知り、認め、抱きしめることで人は少しずつ成長していく。そんな成長の過程を手に汗握る冒険、楽しいギャグもたっぷり放り込んで子供から大人まで楽しめるエンタメ作品として完成させる。映画を徹底的に面白くするアイデアと表現する技術があって、その根底に深い人間愛と心がある。楽しみ、感動し、心に残った。完璧な映画。そして大好きな映画。素晴らしかった!