🍭 =LOVE[ライブレポート]圧巻のパフォーマンスで2万人を魅了した5周年コンサート! 齊藤なぎさの卒業も発表 - Pop'n'Roll(ポップンロール) (original) (raw)

カラフルなペンライトが会場を埋め尽くす中、ライブスタートを告げる「Overture」が流れると会場は大きな拍手に包まれた。1曲目は、9月28日(水)に発売される12thシングル「Be Selfish」を早くも初披露。“自分を大切にワガママに”をコンセプトに、アクティブでパワフルな女性をテーマにした同曲は、初の海外(韓国)撮影を敢行したMVが450万回再生(9月25日現在)を超えるなど話題沸騰中だ。ブルーのデニム衣装で登場したメンバーは、軽快なダンスとともに新曲を披露し、1曲目から会場のボルテージは最高潮に達した。

続いてセンターステージに移動し、スモーク演出の中「CAMEO」、お姫さまになりたい願望を綴った、音嶋莉沙がセンターを務めるポップでキュートな「お姫様にしてよ!」を歌唱。「Want you ! Want you !」では、本ステージ、花道、センターステージのほか、=LOVEのコンサートでは定番となりつつあるトロッコに乗って、オーディエンスを魅了した。

ダンスのビートに合わせて、ほかメンバーを紹介する斬新なメンバー紹介コーナーでは、会場のペンライトがメンバーカラーに七変化し、エンタテインメント性の高い=LOVEを存分にアピールした。

その後、カラフルなワンピース衣装で登場した大谷映美里、齊藤なぎさがユニット曲「わたし、魔法使い」をキュートなダンスとともに初披露。“日々頑張り続ける自分への、キュートでガーリーな応援ソング”で会場にハートフルな雰囲気を作り出した。さらに、会場が緑のペンライト一色に染まる中、諸橋沙夏がソロ曲「My Voice Is For You」を熱唱、大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、瀧脇笙古、山本杏奈は、会場をトロッコで移動しながら友情ソングの「ズッ友案件」を見せて、客席との距離を一気に縮め、齊藤なぎさはラブリーなソロ曲「現役アイドルちゅ~」を着ぐるみのダンサーを従え、ピンクのフリフリ衣装で純度100%のアイドルをアピールした。

各メンバーのオリジナリティを象徴するユニット曲、ソロ曲のパフォーマンスが続く。佐々木舞香、野口衣織、諸橋沙夏によるユニット曲では″本気の愛を願いながらも、曖昧な関係から抜け出せない、複雑な心境を描いた大人の恋愛ソング“「知らんけど」を、センターステージで360°の客席に向けて、妖艶なパフォーマンスで魅せた。ひまわりのような黄色のワンピースで登場した髙松瞳は、背景のモニターで流れる自身の過去のドキュメント映像とリンクするように、一途なラブソング「僕のヒロイン」を大切に歌い上げた。さらに野口衣織のソロ曲「拝啓 貴方様」ではダンサーを従えて、薄紫のペンライトで会場が埋め尽くされる中、怪しげに演じ、続いてシングル「Be Selfish」カップリング曲に収録される佐々木舞香の初ソロ曲となる「真夜中マーメイド」が初披露された。“大切な人を一途に想い続ける、繊細で儚い片想いソング”を、トロッコに乗って客席を移動しながら、エモーショナルな雰囲気の中伸びやかなで透明感ある歌声を響かせ、圧巻のパフォーマンスとなった。

その後は、薄紫色の新しいワンピース衣装で=LOVE全メンバーが再登場し、切ない失恋曲「ズルいよ ズルいね」、「あの子コンプレックス」を力強くも感傷的にパフォーマンス。

本日初となるMCでは、“人生いろいろなことがあると思いますが、これからもイコラブはみんなの支えになれたら嬉しいです”(音嶋莉沙)、“あっという間の5年間でしたが、みなさんに支えられ、ここまで成長することができました。今が1番楽しいです”(髙松瞳)と5周年を迎えたメンバーがともに喜びを噛み締めた。

さらにリーダーの山本杏奈は“少し前まで、台風の予報だったのですが、私はてるてる坊主を作りました。見事みんなの願いも叶って、今日は晴れました”と、天気も味方につけた=LOVEらしい5周年コンサートを称えた。

終盤に差しかかると、大会場ならではのバンド編成でのライブパフォーマンスに移行。バンドサウンドの新アレンジで「Oh!Darling」「探せ ダイヤモンドリリー」「アイカツハッピーエンド」「夏祭り恋慕う」「青春”サブリミナル”」「=LOVE」の5曲を披露。「Oh!Darling」でお決まりのタオル演出、「探せ ダイヤモンドリリー」では生バンドの間奏に合わせて、各メンバーがダンスパフォーマンスをアピール、「アイカツハッピーエンド」では客席の息の合ったクラップも楽器の一部となり、エンタテインメント色満載のスペシャルなステージを作り上げた。

さらに「夏祭り恋慕う」「青春”サブリミナル”」と続き、髙松瞳の叙情的なソロ歌唱からスタートした「=LOVE」では過去のメンバーオフショット写真がふんだんにLEDビジョンに散りばめられ、本日限定のプレミアム演出で会場を沸かせた。生バンドセクションでは、来場者は総立ちになり、ペンライトを振りかざしながら、思い思いに楽曲の世界に浸っている姿が非常に印象的だった。

佐々木舞香は“今日はみなさんと5周年をお祝いすることができて本当に嬉しかったです。いつもイコラブを愛してくださり本当にありがとうございます!”とのメッセージのあと、ファンへの感謝と絆を綴ったイコラブからの決意表明ソング「笑顔のレシピ」をメンバーの強い意志のもと、一丸となり笑顔でパフォーマンスして本編は終了した。

アンコールの拍手が冷めやらぬ中、スタジャン姿で登場したメンバーは、先日ABCテレビにて放送された、指原莉乃の書き下ろし歌詞をベースに制作された、オリジナルドラマ『もしも、この気持ちを恋と呼ぶなら...。』主題歌に起用された新曲「好きって、言えなかった」 をしっとりと歌詞を噛み締めながら初披露。コンサートのエンディングに向けて、夏の定番曲となっている「ウィークエンドシトロン」、ファンとの絆を綴った「君と私の歌」をトロッコで大会場を移動しながら、パワフルにそして全力で歌唱した。

野口衣織は“私たち11人が出会ってから、5年の月日が経ちました。そのほとんどの時間を一緒に過ごし、みんなでたくさんのことを乗り越えてきました。このメンバーでなければ乗り越えられなかった瞬間が、たくさんあったと思います。でも今でも、笑いの絶えない毎日が送れていることが、このグループが最高のグループであることの宝物だと思っています。こんな最高のメンバーに出会えたこと、そしてそんな私たちをずっと支えてくださったみなさんに精一杯の感謝の気持ちをお送りします。みなさんの居場所が、今もこれからも=LOVEでありますように”とのメンバーとファンへの精一杯の感謝を改めてMCで伝えた。

コンサートのラスト曲では、配信限定でのみリリースされており、2周年コンサートで初披露された「866」を披露。5周年のエンディングにふさわしい楽曲、ファンへの最大限の感謝を綴ったこの曲で同公演は幕を閉じた。

会場が5周年を心からお祝いする、来場者の鳴りやまない、温かい拍手に包まれ、<昼の部>は終了した。

なお、<夜の部>のアンコールパートでは、メンバーの齊藤なぎさが、=LOVEからの卒業を発表。突然の卒後発表で、会場は大きな驚きに包まれた。

“すごく突然になってしまいますが、私、齊藤なぎさは=LOVEを卒業します。突然の発表で驚かさせてしまってすいません。=LOVEは私のすべての青春であって、ここまで育ててくださった、温かくて大きな場所です。高校を卒業して来年20歳を迎える今、この居心地のよい=LOVEにいることに対して、何度も何度も悩んだ結果、一歩外の世界に踏み出したいなと思いました。そして新しく夢を見つけました。それは演技のお仕事をさせていただくことです。ちゃんと勉強して一歩一歩進んでいくために着実に努力したいです。私を見つけてアイドルという夢を叶えてくださった指原さん、そしてどんな時でも温かく優しく見守ってくれたメンバーのみんな、そしてスタッフさん、そしてなにより私のことを大好きでいてくれるファンのみなさんに感謝を伝えたいです。本当にこの5年間私のことを応援してくださってありがとうございます。私のアイドル人生を最後まで見届けてください。ありがとうございました”と卒業の理由と、ファンへの感謝の想いを涙ながらに精一杯に伝えた。