突然研究者 (original) (raw)
職場が変わってから、毎週しっかりとしたウィークリーミーティングに参加している。博士課程時代に、グズな指導教官の対応に時間を費やしていたのが、まるで遠い昔のことのように感じる。
思い出すだけで (。-`ω-) 心がざわつく...
さて、ウィークリーミーティングについて、続きを書いてみる。
【事前準備と議事録】
共有フォルダにはミーティングシートが作成されており、そこにはボス、ポスドク3名、研究員1名の名前がヘディングとして記載されている。
各自が自分の欄に、プロジェクトごとの進捗や次のステップを箇条書きや短文で記入し、それを基にミーティングに臨む。ノートに基づき、各自が1週間の成果を説明する形式だ。
実は、ミーティングノートの準備自体はそれほど大変ではない。研究員のSちゃんが、前日に前回のミーティングシートをコピーしてくれるので、当日の朝に前回の内容を少し更新するだけで済む。進捗がない項目がある場合は「No update」と書くだけでOK。最近は15分もあればこの作業は完了する。
【ミーティング中の議事録】
ミーティング中は、研究員Sちゃんがチームの秘書的役割を担い、全員の議事録を作成してくれるのが非常にありがたい。
発表者が話す内容を、それぞれの発表者の枠に議事録として記録してくれるため、私はミーティング後に必ずそれを確認するようにしている。ボスの指示の解釈に誤りがないか、聞き逃していないか確認するためだ。過去には、自分がまったく把握していない内容が議事録に書かれていたり、A案で進むと思っていたら、議事録にはB案と記されていて驚いたことも何度かある笑笑。
Sちゃんが書いてくれる議事録の内容は、次回のミーティングに役立てられる。ただし、あくまでもメモなので、次回の議事録を書く際には大半を削除し、必要なポイントだけピックアップして加えている。
最近の私の一番の悩みは、Sちゃんがもうすぐ産休に入ること。Sちゃんなしではボスの英語が理解できない。ボスの英語は超ハイスピード。オーストラリアなまりがどうのではなくとにかく早い。セミナーでチェアーしている時以外は早すぎてほぼ聞こえない。
Sちゃん、どうかどこにも行かないで…
SちゃんがいないときはNちゃんが代わりに議事録を書いてくれることもあるが、ボスの話だけ記録し、他の研究員の箇所は書いてくれない。「あなたローカルなんだから、それくらいやってよね」と思わずにはいられない笑。
ミニほんやくこんにゃくがほしい
【発表】
ミーティングノートをもとに各自が発表するスタイルだが、私の役割は主に解析なので、基本的には別途用意した資料を使ってデータを見せている。私にとって、ミーティングノートは今から見せるデータの「見出し」のような役割を果たしている。「○○をやりました」「××をやりました」「今日はこのデータをお見せします」という感じだ。
大型スクリーンで画面を共有しながら発表する
言うまでもなく、解析結果を取りまとめるのは毎回大変だ。最初の頃は、ミーティングで見せる資料の準備に1日かかっていた。しかし、試行錯誤の末、解析の仕事と並行してミーティングの準備も進めることが重要だと気づいた。解析途中のデータをわざわざミーティング用に保存したり作成したりする手間を省くことが大切だ。データによっては、Jupyter Notebookのスクリーンショットを貼り付けて済ませることも多くなった。最終的な解析結果ではないため、ウィークリーミーティングの資料にこだわりすぎないことが重要だと感じている。ただし、ウィークリーミーティングでの評価が自分の成果に直結するため、ないがしろにできないのも事実だ。
【形式】
最後にお気づきの方もいるかもしれないが、現ボスは自分のチームのミーティングを基本的に対面で行う。そもそも、用事がある日を除き、オフィスでの仕事が基本だ。ボスはチームの結束力を高めるには、オンラインではなく対面でのやりとりが重要だと考えているようで、私もそれに共感できる。前プロジェクトでは、同じビル内にいながらもすべてZoomで済ませていたため、明らかにコミュニケーション不足だった。一方、ボスは自分のオフィスで1日の大半をZoomミーティングに費やしているという現実もある笑。偉い人はどこの国でも基本的にミーティング中心なのだろう笑。
長くなったので、おしまい。これでミーティングネタは一旦終わりにします。
では。
今週はウィークリーミーティングが火曜から月曜へ移動した。普段なら「ふうん」って感じだけど、今週は出来高が少ないので、1日の差が大きく感じる。先々週、データセットに問題が見つかり、データクリーニングに戻ってしまったので、新しいデータをあまり見せられない。
今回は、私が苦戦しているウィークリーミーティングについて少し書いてみる。
【時間】
通常、火曜の朝9時スタートで、時間は90分。とはいえ、各ポスドクの進捗や議論の内容によって、実際は80分から120分くらい続くことが多い。
要するに、雑談なしのほぼ無制限ミーティングである。
時間は長いが、このミーティングで多くのことが決まる。だから非常に重要な時間だ。
ミーティングは、ボスが長期休暇を取らない限りキャンセルされることはない。ボスが予定があるとリスケされるため、ウィークリーミーティングから逃れることはほぼ不可能だ。
我々に残された唯一の選択肢は、
逃げる=病欠
私は9月に「病欠カード」をすでに1回使った(笑)。まあ、本当に体調が悪かったので三連休とったのだけど、それでもウィークリーミーティングを休めたのは嬉しかった。
【参加者】
参加者は6名。
- ボスS
- ポスドク研究員3名(私を含む)
- 研究員1名(Dr.を持っていないが、研究とアドミン・ガバナンスを一手に引き受るマネージャー的な役割の人)
- 博士課程学生1名
ボスのチームはレベル13で最も大所帯。理由は、ボスが複数の大型グラントをPI(Principal Investigator)として獲得しており、それでポスドクを雇うことができるからだ。
いま思いつくだけでも、ボスのチームには他に7名(研究員、学生、秘書)がいる。
このミーティングに参加するのは、ボスが獲得した大型グラントで雇われている臨床研究者のみ。動物系のメンバーは除かれる。その他のメンバーは、個別にボスのオフィスでミーティングを行っている。ボスは大規模臨床研究がメインの研究なので、このミーティングが一番参加者が多く、我々のミーティングはボードルームを予約して行われている。
なぜか、グラント研究とは一切関係ない博士課程の学生が1名(女医さん)が参加しているが、彼女がなぜこのミーティングに参加しているのかは謎である。
ボードルームにはなぜかミニキッチンが付いている
ちなみに、ポスドク研究員一人を除き全員女性(男1女5)。
【発表順】
全員が揃うと、ボスの「みんな、今日は来てくれてありがとう」という爽やかな挨拶から始まる。何度も言うが雑談は一切なし。
順番は決まっていないが、だいたい次の順で進む。
ボス → 研究員 → ポスドク研究員1 → ポスドク研究員2 → ポスドク研究員3 → 博士課程学生
私はポスドク1か2で発表することが多い。
締めのポスドク3の枠は固定されているといっても過言ではない。彼は複数のプロジェクトにまたがってメイン解析を行い、テクニカルな部分もリードしているので、最も重要かつ長いパートを担当している。だから、後ろを気にせず話せるラストの位置なのだろうと勝手に解釈している(しらんけど)。
13階のボードルームからハーバーブリッジがみえる
【事前準備】
我々ポスドクは、事前にミーティングノートを準備して参加するのに対し、博士課程の学生はノートなし。口頭でペラペラと進捗を話し、ボスからのフィードバックを含めても5分程度で終わる。他の博士課程の学生は参加しないのに、なぜ彼女だけが参加しているのかは謎である。どのグラントにも関わっていないのに、本当に謎だ。
つかれたので、ここで一旦終わり。
朝のラテ。
٩( ᐛ )و では。
ハナキンはソファーで寝落ち。
土曜は6時に起床。
バニラ風味のラテを作ったけど、なんか気分が上がらない。だからシナモントッピングで気持ちを上げる努力をしてみた…
けど、ならなかった。
やる気がでねぇよ。疲れてるんだ。
気づいたら10時だった。仙道さんならきっとこう言うだろう。
↓
それに、昔偉い人がいってた。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
って。
希望を捨てちゃいかん。ウェアに着替えてMoore Parkをぐるぐる10キロ走ってきた。
そのままウェアのままで、待ち合わせのパブへピットイン。
↓↓↓
土曜だけオイスター1個1ドル‼︎
小ぶりだけど美味しいよ。白ワインと一緒にペロリと10個。
この後、チキンを挟んで再び白ワインとオイスター5個。
今日は外に出てよかった。走っている時、なんとなく気持ちが整理できた。自分の目指すべきステップが見えた気がする(決断なんて簡単に覆されるものだけどね…)。
今の契約が延長される場合、ネゴシエーションすることに決めた。
HEO7 → HEO8
私はアカデミックではなくHEOで9を目指す。2028年までビザがあるから、4年でHEO9は厳しいけれど、目指すのはタダ。目標はあくまで目標で、目標が高ければプロセスも変わってくる。もっと楽しく、もっと視野を広げるにはこれしかない。
ブログで何度も書いたことあるけど、私の決断は一般的ではない。ローカルが歩む道が王道なのは百も承知。でも私は外国人だから、オーストラリアにいる限り一般論は通じない。仮に今から日本に戻っても、日本の王道には乗れない。だって社会人を経て海外で博士を取っている時点で、純粋培養の日本人と同じ感覚で物事を進められなくなっちゃってるから。もう普通には戻れない。だから、自分の直感を信じて進めばいい。違和感がある時は立ち止まればいい。もっとシンプルに物事を考えられる人間になりたい。
では。
現プロジェクトに雇用されて3ヶ月経過した。一言で言うと
環境バッチリ
と言ったところ。足りないのは自分の能力で、毎日毎日ひたすら己との戦いが続いている。
そんな中、今週のウィークリーミーティングでボスが気軽にこういった。
『明日の午後、1人15-20分のプレゼンをしてほしい。アメリカから〇〇が来る。』
指名されたのはチームから4名(私を含む)。この4人のチームでの役割考えれば選ばれたのは納得できる。
でもさぁ......
プレゼンターの4人中、
2名は外国人なのよ。
これだけは言わせて。
メインの大きな研究に外国人が雇われてることはありがたいけど、ここは『外国人カード』でしょ。プレゼン免除が妥当じゃない?
だってさぁ......
ビジターのためのプレゼンってことは、インフォーマルなプレゼンでしょ?『ボスがこんなことしてますよ』ってことを伝えるだけなんだから、ローカルがちゃちゃっとやればいいのよ。
インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル インフォーマルインフォーマルインフォーマルインフォーマル.............
プレゼン準備に1日近く使った。新しい職場にきてから一度もプレゼンしてないし、使いまわせるパワポスライドがゼロ。データまとめるところから始めて、なんなら解析もまだ途中なのに。
結果、ベストは尽くした。英語グタグタだったけど、もうあきらめてる。私の英語は救いようがない。でも、生き延びた。でも.......モヤモヤが残った。
くそーー(・Д・)ノ
では。