【感想】学園アイドルマスター「すっかり秋色ですわね!」(2024/10/08)を読んだ。 (original) (raw)

ちなひろ物語~秋編~。千奈が広を夕食に招待したりちなひろで文化祭の買い出しに行ったりする。
文化祭の催し物で買い出し担当になったちなひろ。ススキを見ながら秋の深まりを知る。
富裕階層の千奈は毎食秋の味覚を堪能しておりその美味しさを広にも知ってもらうため夕食に招待する。
千奈の上流階級の暮らしの一端が垣間見られると共に広が食にあまり興味が無かったことも分かる。
また買い出し後、荷物の重さに苦労するがエコバックに穴が空いており転がるようにすっとんとん。
何とか回収した二人は帰路に着き、そこで世間知らずコンビとして友情を深め合い、ずっ友エンドとなる。

ちなひろ物語~情緒あふれる秋の光景編~

広に秋の味覚を味わせるために夕食に誘う千奈

ちなひろコンビが文化祭の買い出しに行く中で、より一層友情を深める話。ずっ友。まずは往路。ススキを見て秋の深まりを感じる千奈。彼女にとって秋とは食欲の秋であり、秋の味覚が大好きなのだという。色々列挙してくれるのだが、庶民が食べるような物ではなくナチュラルにお嬢様っぷりを見せつけて来る。千奈は広に秋の味覚では何が好きかを聞くのだが、広はこれまで食にあまり興味が無かったようで、あまり食べたことが無いと答える。フツーならここで会話終了となるが、我らがお嬢様はグイグイ行く。なんと広を夕食に招待するのだ。今晩はなんと松茸ご飯であり、それはもうやみつきだという。千奈が嬉しそうに語る様子は広をホッコリさせると共に「やみつき」という表現が琴線に触れたらしく、倉本家へ赴く約束をした。

転がるようにすっとんとん

続いてショッピングモールで買い出し。雑貨を色々と揃えるが、それだけでも非力なちなひろにとっては結構な重量になってしまう。ヒィヒィ言う千奈であったが、広はもっと酷く顔がどんどん青ざめて来る。それを心配した千奈は広の荷物を自分のエコバックに移そうとしたのだが……なんと千奈の袋には穴が空いており、買った商品が全て落ちていたのである。無残にも転がっていくガムテープ。転がるようにすっとんとんである。慌てふためく千奈であったが、このような状況下でも広は落ち着いており、ごく冷静に落下物を追っていく。広は千奈といるとトラブルばかりで飽きないことを楽しんでいた。

広の学園寮生活

ラストは帰路。広に寮暮らしについて聞く千奈。だが広はあんまり寮生活に慣れていないと言う。馴染めてないのか!?とプレイヤーの間では一瞬不安が心をよぎったが、なんてことはなくただ半年近く経っても生活力が身についていないだけであった。広いわく洗濯しようとしたら床が泡だらけになったという。広は頭では分かっていても失敗ばかりな日常生活を大いに楽しんでいた。それを聞いた千奈はとても自分では寮暮らしなど出来ないという。リアルメイドにかしづかれて豪邸で生活する千奈には庶民生活は送れないかもしれない。だが広はちゃっかりと千奈との寮での相部屋暮らしフラグを立てていた。いつか実現する伏線なのかもしれない。終局部はずっとエンド。時々、千奈は思いつめたように告白ムーブをするが今回もそう。改まって、初星学園での生活が新鮮だと述べいつまでもこの時間が続けばいいのにと告げる。これを受けて広も真剣に答えて、自分も同じ気持ちであり、きっとずっと楽しい。思い出をたくさん作ろうと友情を確かめ合うのだ。こうして千奈と広はずっ友の誓いを交わした。

ちなひろずっ友エンド

すっかり秋色ですわね!