臨床を辞めて派遣看護師として楽に稼ぐことにした【正社員辞めても大丈夫】 (original) (raw)

臨床の看護師を辞め、無職になった私は、看護師求人サイトを見漁っていました。

今までは、正社員で働かないといけない呪縛にとらわれていました。

求人サイトを見ると、週に数回働けば十分稼げることを知り、そんな働き方もいいなと思い始めました。

看護師の求人は多くありました。

看護師は、応募して面接を受ければすぐ採用してもらいやすい職種でもあります。

一方、仕事を選ばないと、臨床で味わった痛い目に遭うと感じました。

総合病院から産科クリニックに転職する際には、ハローワークを利用しました。

という先入観があり、苦しい選択をしてしまいました。

今回の仕事探しは、ハローワークを利用しませんでした。

ハローワークにない求人も、視野に入れたかったからです。

産科クリニックの元同僚から、

「新型コロナワクチン接種のバイトは時給が高い」と聞いていました。

高い時給の仕事を淡々とこなして楽に稼ぎたいと思いました。

ですが、ワクチン接種のバイトの求人は見つけられませんでした。

求人サイトでは、新型コロナウイルスに関する行政の派遣の仕事を見つけました。

看護師登録をして応募すると、すぐに採用が決まりました。

当時、新型コロナウイルスの感染者は、行政とのやりとりが必須だったため、その橋渡しのコールセンターのような仕事をしていました。

初めのうちは週1回程度でしたが、時給が高く、かつ楽に稼げると気づきました。

シフトを週4、5回入れると、月に30万円を超える給料をもらえるようになりました。

良かったのは給料面だけではありません。

など、様々な経歴、分野を持った看護職と出会えました。

境遇や年齢は違いますが、同僚から刺激を受けました。

多様な経歴を持つ看護師たちと情報共有できて、楽しいと思えました。

私の経歴を興味深く聞いてくれる同僚もいました。

臨床を辞めたことに負い目を感じることもありましたが、そんな必要はないと気づかせてもらえました。

人には人の働き方がある。

自分のやってきたことは無駄ではなかったと感じました。

同僚たちに共通しているのが、バリバリ働きたくないという緩さです。

仕事は真面目にやりましたが、責任は大きくなく、ストレスフリーでした。

また、保険証を、国保から社保に変えることができました。

派遣法により、月に決められた時間以上働くと、社会保険に入れました。

国保の社会保険料は高いので、社保に切り替えられて良かったです。

半年働くと有給休暇をもらえました。

派遣でも有休をもらえることに感動しました。臨床で働いてたときは、有休をほとんど使えませんでした。

体調を崩して療養した期間には、傷病手当を申請することで、お金をいただくことができました。

産休や育休も、申請すれば取れるようです。

しかし、派遣の大きなデメリットがありました。

新型コロナウイルス業務が行政と切り離されたため、今までの業務は終了となってしまいました。

派遣切りです。

新型コロナウイルスによる感染が落ち着き、今の仕事はなくなる空気がありました。

派遣を切られる前に就活を始め、正社員として他の職場で働き始める方もいました。

私は最後まで正社員で働く覚悟ができませんでした。

満期まで、行政の派遣看護師を続けました。

社保の保険証を手放す時は、悲しかったです。

そして、次の仕事探しが始まりました。