GONIN (original) (raw)

☆☆★

公開登場か、ビデオ発売同時に雑誌広告で観た記憶がある。
当時の若手から中堅の生きのいい男たちを集めて撮られたノワール
主役は根津甚八、モッくん、佐藤浩一、竹中直人、永島敏行、ビートたけし(あれ? 6人いるなぁ(^^;)『11人いる!』じゃないねんから)。
たけしはいつもと変わらない、能面のように暴力を振るう殺し屋で、竹中直人は相変わらずキチガイじみた変人。特にキレたら人も殺すという、ふだん以上にヤバい役だ。
モッくんが、セールス的にも主役だと思うのだが、これが好きになれないんだよなぁ。オカマっぽいし。『乱』のピーター的なところを狙ったのかもしれないけど、嫌だねヴァタシは(´Д`)
映画館で観れば違ったのかもしれないが、ビデオと大差ないような画質で、さらにYouTubeで見たもんだから、ナイトシーンが多くて、観づらかった。
どちらが先か、というより、『ソナチネ』などの北野武やくざ映画との影響が如実に見える。
なんだかVシネマみたいな低予算感が、好きになれないなぁ。頑張っているのは分かるけど。

以下ネタバレ

因果応報というか、主要登場人物が、(ラストには共倒れになる事もあって)残らず死ぬ展開は、ノワールらしいというか、ダークなトーンには合った幕切れかも。