2020年3月20日 JR原宿駅 木造駅舎 最後の日 (original) (raw)
【2020年3月20日(木)JR原宿駅 この駅舎で最後の営業日】
都内で一番古い木造駅舎のJR原宿駅が
現駅舎としての 最後の営業となるこの日、
おっさんは原宿駅に行ってきました。
【2020年3月20日(木・祝)この駅舎での最後の営業です】
2020年(令和2年)3月20日(木・祝)、JR原宿駅の駅舎が96年の歴史を遂げる最後の日です。
伝統と歴史を感じる、現存する駅舎の中では最古のJR原宿駅が、最後の営業日を迎えるということで、おっさんは、最終日の3月20日の当日昼過ぎに原宿駅に行きました。
すでに今日が最後の人知っている人が多く、写真を撮影する人の姿も多くみられ、
またTVクルーも来ていました。
原宿駅構内にはこんな知らせが。。。
(新宿と渋谷の間にある原宿駅)
JR原宿駅。。新宿と渋谷という2大繁華街の間にある駅です。
住所は、東京都渋谷区神宮前一丁目です。
原宿駅は、毎日7万人を超える利用者があるそうで、明治神宮、竹下通りの最寄りの駅でもあるため、外国人を含めた観光客が多く訪れています。
代々木公園で催しがあるときやNHKホールや代々木体育館でコンサートやイベントがあるときには、多くの人でごった返し、歩くのも大変なくらいです。。
(大正時代に造られた原宿駅の駅舎)
初代のJR原宿駅は1906年(明治39年)10月30日に誕生します。
当時の駅舎の位置は今とは違い代々木寄りにあったそうです。
今回営業が終了となる木造の JR原宿駅の駅舎は2代目で、
1924年(大正13年)6月に建てられた木造平屋・一部二階建ての駅舎です。
当時としては、おしゃれなイギリス風木造建築物でした。
この駅舎は、鉄道省の技師だった長谷川馨の設計です。
木の暖かさと落ちついた雰囲気を感じます。
おっさんはこの原宿駅が好きです。木造の雰囲気がいいですね。
尖塔付きの屋根に白い外壁という、英国調のデザインがいい味を出しています。
(駅舎ができたころ)
前述のように初代のJR原宿駅は1906年(明治39年)10月30日に誕生しますが、
駅舎は今とは違い代々木寄りにあったそうです。
明治神宮が建設された1919年(大正8年)には初代原宿駅から神宮建設のために特別に線路を作り、木材や資材を運んだそうです。
【明治神宮内に掲載されている写真より】
2代目の木造駅舎ができる前年の1923年(大正12年)には、関東大震災が起きて東京は壊滅的打撃を受けました。
そして、翌年1924年(大正13年)に2代目の駅舎が完成しますが、当時は、原宿駅周辺は田園地帯でした。
すでに、明治神宮ができていて、現在の代々木公園には代々木練兵場がありました。
ちなみに代々木練兵場には飛行場があり、日本航空初飛の地でもあります。
(原宿駅周辺)
原宿駅周辺には、明治神宮、代々木公園、NHK,竹下通りがあります。
【明治神宮について書いたブログ】
【代々木公園について書いたブログ】
原宿駅すぐ近くには1964年(昭和39年)の東京五輪を記念して造られた五輪橋も
あります。この橋には1964東京五輪の競技がデザインされています。
(開業間近!原宿駅新駅舎)
3月20日に最後となる原宿駅、その隣には、翌日にオープンする新駅舎があります。
【左:原宿新駅 右:原宿駅】
こちらが、3月21日(土)にオープンする新駅舎。モダンな作りです。
新「表参道口」です。
いっぽう、明治神宮側にも入り口があります。「表参道改札」です
こちらも3月21日(土)から営業開始です。
神宮参拝者は、この入り口を利用するんでしょうね。
JRの説明によると新しい原宿駅の駅舎は、こうなるそうです↓
この図を見ますと、山手線外回りホームが新設されるのが、わかります。
そして、あの木造駅舎は3月20日を最後に、利用することはおろか、中に入ることも
できなくなるんです!!
新駅舎では、明日の開業を前に工事の最終段階です
外回りのホームの準備も着々と進んでいます。
画面右が新しくできる、山手線外回りのホームです。
原宿駅新駅舎は
2020年(令和2年)3月21日(土)
オープンです!!
ということで、JR原宿駅の木造社屋の表参道改札の風景も3月20日で見納めです。
若者の街・原宿の玄関口として利用されてきた
JR原宿駅の木造駅舎。
歴史と風情があるこの原宿駅の駅舎が、
2020年(令和2年)3 月20日金曜日に
96年の歴史に 幕を下ろしました。