閏年の歴史とグレゴリオ暦 (original) (raw)

こんばんは。今日は2月29日です。2024年は閏年のため、2月は29日まであります。どうしてこうなったのでしょう?

ご存じのように、地球は太陽の周りを1年かけて回ります(いわゆる公転)が、365日ちょうどではなく365.24219日かかっています。そのため、1年を365日とした場合、4年も経てば1日もの誤差が発生します。そこでローマの英雄カエサルは1年を365.25日とし、4で割り切れる年では2月に29日を追加することで4年で生じる1日の誤差を修正したユリウス暦を制定しました。

これで一件落着と思いきや、ユリウス暦でも約130年で1日の誤差が生じてしまう事態になってしまいました。時代が進むにつれて誤差は無視できなくなり、1582年にグレゴリオ暦が制定され、現在の暦と同じ仕組みになりました。

本日は2月29日ですね。
2024年は閏年(うるう年)です。

地球は太陽の周りを365.24219日で1周します。ぴったり365日ではありません。
もし1年365日がずっと続いてしまうと、カレンダーと季節がどんどんズレていきます。
このズレを解消するため、400年に97回(およそ4年に1回)閏年を入れて調整しています pic.twitter.com/he8Ys7RiEQ

— 星の観察館「満天星」 (@man_ten_bo_shi) 2024年2月28日

【うるう年のルール】
① 西暦年号で4で割り切れる年は閏年
例:2020年や2024年は閏年

② ①の中で100で割り切れる年は閏年じゃない
例:1900年や2100年は閏年じゃない

③ ②の中で400で割り切れる年は閏年
例:1600年や2000年は閏年

— 星の観察館「満天星」 (@man_ten_bo_shi) 2024年2月29日

グレゴリオ暦は4で割り切れる年を閏年とする所こそユリウス暦と同じです。しかし、100で割り切れるが400で割り切れなければ平年、100と400どちらでも割り切れるなら閏年としました。おかげでグレゴリオ暦の誤差は数千年となっています。気が遠くなるような年数です。

平年なら28日までしかないはずの2月が29日まであると何だか損した気持ちになってしまいます。しかし、閏年の成り立ちを調べていくと歴史や地球科学の背景が出てきて色々勉強になりますね。

閏年の2000年にデビューした885系1次車

今日はこれでお開きとします。拙い文章&画像でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

(終)