高松(豊島区)でみんながオススメする人気グルメまとめ | Retty(レッティ) (original) (raw)

名曲喫茶ショパン

クラシックを聞きながら優雅にお茶の時間をすごせる、隠れ家的喫茶店

庄司嘉夫

とても大切なのに、 その大切さが、なかなか伝わらないお店。 投稿された方のコメントに、 ここだけは是非 ‼︎ その思いから、 夫婦でショパンを訪れました。 御自宅を改装されたお店に入るや、 そこに広がる、 さりげなくも素晴らしい世界に感激。 そして、和かに迎え入れてくれた、 店長の宮本英世さんと奥さんには、 心が温まる思いでした。 名曲(音楽)喫茶は、 少なからず、かしこまる部分もあります。 私語を慎み、食事の音にも気を遣う。 写真撮影も、 シャッター音やフラッシュなどから禁止。 そんなお店があるのも現実です。 これらは、 純粋にクラッシック音楽の世界に浸りたい。 そういうお客さんへの配慮に他なりません。 なので、カジュアルに利用するのには、 ちょっと窮屈になってしまいます。 しかし、こちらのお店では、 そんなこと、一切お構いなし。 クラッシック音楽に耳を傾けながら、 気軽にコーヒーと食事。そしてお喋り。 私語厳禁なんて、どこ吹く風。 どのようにして、 ここを知られたのですか? 宮本さん御夫婦が、 話しかけてくるほどですので。 何だか、恐縮すると同時に、 すぅ〜っと、肩の力が抜けていくようで、 ここまで寛げる名曲喫茶なんて 初めてのことです。 さて、宮本英世さんと言えば、 クラッシック音楽の普及と発展に、 多大な功績を残された方。 私もクラッシック音楽が好きですし、 氏の著書を紐解いた事もあります。 その出版物はお店にも並んでいました。 この分野において、 宮本さんは、 知らない人はいないほど、著名な方です。 若い頃は苦学をされ、 食費を切り詰めてまで通った名曲喫茶。 その名曲喫茶を開くことが、 生涯の夢だったと聞いています。 当初は中野坂上にお店があったそうですが、 土地開発によりこちらの御自宅に お店を移しました。 会社社長にも就任された方。 お会いする時は緊張していたのですが、 いや〜、イメージが違いました、 80を越える、お年のせいでしょうか。 穏やかで和かな表情は、 好々爺という言葉がピッタリ。 こちらのほうまで、 ホッとしてしまうほどでした。 それほどの方に、 コーヒーを淹れてもらい、 食事を作って頂くのですから、 感激せずには いられません。 丁寧に淹れて下さったコーヒーが、 実に美味しい。 ピラフやホットドッグは手作り感たっぷり。 気が付けば、最初の緊張感が嘘のよう。 すっかり居座ってしまいました。 とても大切なのに、 その大切さが、なかなか伝わらないお店。 それは宮本さんが、 お客さんに余計なものを、 押し付けて来ないからでしょう。 ただ、 お客さんが喜んでくれれば、 そして、クラッシック音楽に 関心を持ってくれたならば----。 気に入られましたら、 また是非お越しください。 何気ない言葉のようですが、 これが名曲喫茶ショパン、 そして宮本さんの、 想いなのでは ないでしょうか。 お店を出て、振り返ればタンカンの木。 クラッシックではありませんが、 雨音はショパンの調べ。 名曲喫茶ショパン、雨も似合いそうです。 #ここだけは是非 ‼︎ #あの宮本英世さんのお店 #超遠方からのお客さんあり #どうぞお気軽に

要町駅 徒歩6分(430m)

喫茶店/カフェ

毎週金曜日