平野区・東住吉区 女子会のグルメ情報 | Retty(レッティ) (original) (raw)

洋食の永和堂

昭和レトロな洋食レストラン

野添 裕幸

【また行きたくなるねん!再訪記】下町の本格ステーキ&ハンバーグが味わえるお店。 ◆こんなお店 駒川商店街を南へ抜け、鷹合商店街を南に少し歩くと右手奥にある駒川・針中野界隈では老舗クラスのステーキ、コロッケ、フライで有名な『永和堂』。創業は1955年(昭和30年)で、先代が饅頭屋さんだったとかで、業態変更に伴い洋食屋さんスタイルになったのが1974年(昭和49年)で、現在2代目の高田シェフと奧さんとホールスタッフの3人で切り盛りされています。 お店の看板メニューが「じゅうじゅう」という焼肉ステーキ、「ハンバーグバリエ」のこんがりハンバーグ、「タンタン」が味付きやわらか牛タンとランチタイムには、850円(税別)から1,500円までいろいろなメニューを組み合わせて提供されています。 ◆ランチタイム実食レポ(税別) ・バリエじゅう:1,360円 久々の再訪。ここも、昭和の雰囲気漂う町の洋食屋さんで、入口から入って左手が5つのテーブル席、右手がカウンター席になっていて、店内は手入れが行き届いた洋館の応接間のような感じで、調度品やインテリアの小物や照明にいたるまで、高級感ある佇まいで、店内に一歩足を踏み入れた途端、落ち着いた雰囲気に引き込まれてしまいます。 この日は、ハンバーグと焼肉ステーキのセットの「バリエじゅう」を注文。カウンターから見るシェフの熟練の手捌きで焼かれるステーキやハンバーグ。手際よくお皿にサラダを盛り付ける奧さんと、持ち場の仕事をテキパキする姿は見ていてもキモチがいいものです。 注文後まず、セットについているスープとシャキシャキ野菜のサラダ、そしてこのお店の特長である昆布の佃煮が添えられたご飯が登場しいただきます。 ほどなくして、熱々に熱せられた鉄板にじゅうじゅうと焼かれた牛肉のヒレ肉が、お肉の脂とステーキソースと合わさってパチパチと弾けています。メニュー名通り、じゅうじゅうと音を立てて焼かれているお肉は垂涎の的! 赤身の部位を鉄板で熱しつつ、ミディアムに焼き上げたヒレ肉は、あらかじめ食べやすくカットされたもので、ワインやオリジナルのソースで味付けしています。その上にバジリコ入りのチーズが載ったレモンが熱でとろりと溶け出すと、酸っぱいレモンがちょっとしたアクセントになって、粗挽き胡椒とうまく調和します。とにかく柔らかくてジューシーなステーキでお肉の味わいが十二分に堪能できます。 また、デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグがとにかく弾力があって柔らかくて美味です。合い挽きのお肉とほどよく甘い玉葱の食感がよく、肉汁がじゅわっと口に広がります。 焼肉ステーキとハンバーグという最強の肉々コンビのランチは、これぞベテランシェフの味そのもので美味しくいただきました! ◆追記 以前にもお聞きしたのですが、シェフの後継者がいらっしゃらず、今の代でお店も閉められるかもしれないとか。40年以上、地元のお客さんに愛されている町の洋食屋さん。今のシェフが元気なうちにまた再訪したいものです。 #また行きたくなるねん!再訪記 #町の洋食屋さん #本格ステーキ・ハンバーグ #駒川・針中野の老舗 #昭和レトロな雰囲気

針中野駅 徒歩3分(240m)

ステーキ/洋食/ハンバーグ

毎週月曜日