井戸端ノスタルジー (original) (raw)
先日 上野の月参り&親族食事会のあった日、
いつもの様に早めに行って 今回は知らない町を散歩して来た。
以前コメントでお勧めされた 文京区本郷の
樋口一葉旧居跡の付近を見てみようと思って。。。
丸の内線本郷3丁目駅下車。
文京区と言う土地は5つの台と浸食された谷があるおかげで
坂だらけだという事だ。
秩父セメント創業者が住んでいたという古いお屋敷を過ぎると
突然目の前に急な下り階段が現れた。深い谷👀
階段を降りると独特の雰囲気。
水気が多い様な旺盛な緑。
路地を進むと じめっとした建物に突き当たった。
ああ、長屋だ👀懐かしいと感じるのは
祖母が住んでいた台東区根岸付近とも似ているからか。
静かな住宅街。坂が多いから、商店みたいなものも少ないんだろうな。
此処が東京ドームから1kmくらいだとは思えない👀
目的のエリアはこの辺。
石畳の路地へ曲がって進んで行くと 目的地が現れた。
うわー。
大正建築。3階建ての美しい木造アパート。築90年以上。
賃貸物件として現役。
ICHIYO HOUSEという建物名で 中はカッコ良くリノベーションされているらしい。
調べたら28.5㎡2DKで9万円~くらいだった。3畳2部屋とDK。
大正時代という事で耐震は?と不安だけど補強してあるそうで
とある不動産屋の この物件の記載に
「洋室2部屋の壁・天井が構造体になっております♪
地震が来たら洋室に逃げて下さい!」とあった。(笑)
どんな感じなんだろう。窓から外を見てみたいなぁ。
あああ(;´Д`)
明治の小説家、樋口一葉さんが24年の生涯で
17歳から21歳まで住んでいたのがこの辺りだそうだ。
彼女が住んでいた建物は もちろん残っていないけれど
使っていた井戸が残っている。
この井戸の周りで、毎日楽しくおしゃべり、、、
という生活だったら良いなぁ。
父の遺した借金で 極貧生活をしていた彼女は
小説で身を立てようとする、、、までは知っていたけど
今回訪れた事で 少し調べてみたら
最初は小説が上手くいかなくて この本郷の住居を離れた後一葉は
浅草吉原近くの貧民街に住んで「荒物屋」をしたり
私娼の集まる新開地に住んで 無筆の女たちの為に
客寄せの恋文を代筆していた事もあったという事だった。
お若いのに、当時そんなお仕事を見つけるとは( ゚Д゚)💦
そういった経験も作品に行かされているという事だ👀
名作を一気に書き上げた終焉の地は 文京区の西片だという事だ。
3階建て木造物件の階段を上って通り抜けてみた。
階段の上から振り返ったところ。建物に挟まれて見上げると、
100年くらい前の景色だ。
その先は金田一京助が住んでいたという 鎧坂(あぶみざか)へ繋がる。
あの門には 木の扉があったんだろうなぁ。
道が狭い&斜面が多いから 建物の建て替えも難しいと思うから
古い建物が残されやすいのかな?と思った。
付近に素敵な物件がところどころに残っている。
明治から昭和の生活感が 今も漂う感じがなんともイイ✨
人通りが少ないけれど、夕方になったら 子供たちが湧いて来て
路で遊ぶ光景が見られるんだろうか。。。👀
細い路地は、私の住む地域では見ないので興味深い。
全部入って行きたくなる。
この細い階段は30センチ位の幅だった(笑)
【意味】世の中の人の心にならった(従った)のだろう、
この日の30度近い暑さと時間に追われて 東大前弥生町交番の交差点から
上野桜木へ向かった。東京は、藤沢と比べて、もう、ほんと、暑い💦
東大生と思われる人々の列が 私と対向して
反対側の歩道をゾロゾロと上がって来た。
スモーキーなカラーのTシャツを着ている男の子が多い。と思った。
そして あれ?みんな黒髪だなあ。と思った。(個人の感想です)
小さな谷中富士の辺りで お巡りさん2名が通行人に声をかけていた。
職質されるのか👀と緊張したら 私には挨拶だけだった( ゚Д゚)💦
他の人には
「カラスが襲ってくるかもしれないので気を付けて。。。」
と言っていた様子。
よく考えたら 私は日傘を差していたから危険が無かったという事か。
カラスの巣の為に 警官が2人も住宅街の路地に立つなんて、平和な日本だ。
街歩きの事ばかり考えて家を出てきたせいで、この日は
お墓掃除用の細かいブラシ等のグッズを持ってくるのを忘れてしまい
梅雨前にお墓の汚れを落とすことが出来なかったーー('◇')ゞ
👣 👣 👣 👣 👣
場面は変わって そろそろ紫陽花も終盤。
前日の強い雨のおかげで 倒れたり花が下向いたり、
そして濃い緑の方が 主張してきている。
緑地にはトンボが生き生きと、沢山。
谷戸は賑やかになった。
田んぼを見守っている様なカモの表情。
カモが見ていたかどうかは知らないけれど
ニンゲンの私は虫取りに夢中。ラミーカミキリが出現✨
ミント色のカミキリ。
ジタバタするラミーカミキリをつまんで眺めながら
そういえばチョコミントのPINOが何処かの店にあったなあ、買って帰ろうか。
などと視線を空に上げて思う。
田んぼで給水アオスジアゲハ。
同じミント色でも此方は食欲が湧かない。
翅に僅かに入った赤色のせいかもしれない。
昆虫を見て食べ物を連想する私は変だけれども。
いよいよ週末には梅雨に入りそう。。。。
カブにも乗れない日が増えるんだなあ。。。
(おまけ)紫陽花とカブ。江ノ電とカブ。
海と3台。
海を背景に撮れる場所を探して 家族3台で撮りに行ってみた。at茅ヶ崎。
☔今年の梅雨入りは遅いけど、梅雨自体は長いのか短いのか👀!
降る時はザーッと降る、晴れる時は危険な暑さの
メリハリ型なんて言われているけど
どっちだろう☔