窓の向こう側 (original) (raw)
ニューヨーク日記/板東里佳
by ricabando
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2024年 10月 20日
金曜日も素晴らしい快晴
友人と待ち合わせてMOMAへ
ドイツ人アーティスト
最初の部屋のこの作品が凄かった
鉛筆だけでブロンズの肌を描き切っている
こういう作品はどうかなぁ?と思う
具象からの脱皮としては
新しい作品群だったのだろうが
黒い塊はレモン
全て写実的に同じ物は無かった
象徴的抽象でも写実が基本にあるのが
奈良美智とは世代が違うのだ
同じドイツアートシーン出身
スケッチブックを
そのまま額に嵌め込んでいる
購入者は外して中を愉しめる
1番良かった作品群は
キャンパスの様に釉薬を掛け焼成した
セラミック作品群
画像が無くごめんなさい
多分画像では良さがわからないと思う
近代デザインセクションに隠れてある
休憩所
中庭を見下ろせてリラックスタイム
MOMA の後
友人に付き合ってもらい
Anthropology でスラックスを購入
私の好きなメーカーなので
ニューヨークに来たら必ず1着購入する
友人が Aritzia にも日本人向けサイズがあるよ
と教えてくれ
試しにジーンズを試したら
サイズぴったりがあり
優さんと友人2人に推され購入
自宅に戻り娘にスラックス2本購入したと
伝えたら
着て見せてとねだられる
それから自分のジーンズを山程出してきて
ファッションショーが始まる
この夏娘はロングスカートを履く様になり
数種のスカートを見せてくれ
何と!私と色違いの無印良品スカートも
持っていた
極めつきは
ボーイフレンドの兄の結婚式着用ドレスを
グリーンハイヒールサンダルまで履いて
見せてくれた
黒のロウウエストバルーンスカートのドレス
娘のドレス姿など久し振りで
素晴らしく美しい
娘のジーンズのうち
2本とても気に入った品があったが
譲ってはくれなかった(泣)
その代わりにクライミングで肩が大きくなり
サイズが合わなくなった
レンガ色ラグランコートと
Barbore 濃紺キルティングコートを
譲ってくれた
こんな時間が持てた事を
とても嬉しく思う
2024年 10月 18日
今日も良いお天気 10時過ぎ14度
最高気温20度
昨晩と前夜のスーパームーンは
素晴らしかった
強い光にエネルギーを頂く
今朝はこのアパート御用達の
修理屋ナズラルが来た
何十年との付き合いだが
このアパートバスルームから階下への水漏れか
20数年未だに直すことができていない
今回は洗濯機を稼働させ
バスタブに水を張り
洗濯機クローゼットの壁に穴を開け
色々調べて
バスタブ下のU型配管からの水漏れだと
突き止めたらしい
これは多分バスタブ設置の時からの
不具合だろうと思われる
今までの水漏れはバスタブ周辺の壁面や
バスタブ周辺のコーチングに
問題があるのだろうとそんな事ばかり
修理していた
最終結果の修理は階下の天井に穴を開けて
プラマーが修理するらしいので
こちらのアパートには関係ないらしい
しかしながら
クロスフィンガー
これで水漏れ解消を願うばかりである
2024年 10月 18日
ニューヨーク1日目のタスク
AT&T iPhone のプロバイダーへ
日本の iPhone があるので
何年も取り換えていない
機種を確認したら iPhone7 であった
最新 iPhone は16?
もうアンティークである
米国のスマホナンバーが
銀行やクレジットカードの照会に必要なので
米国電話をキャンセル出来ない
けれど新しい iPhone を購入するには
馬鹿馬鹿しい浪費だと思っていた
母が遺してくれた iPhone 12
5万円余の残高支払いを
しなくてはならなかったので
ニューヨーク iPhone として使う事に決めた
母のスマホ契約解除の時に
SIMフリーにして貰い
米国入国前にリセットした
娘は日本の iPhone は米国で使えないのでは?
とか
SIMが iPhone によって違うみたいよ
とか
色々と無理じゃないと言っていたが
日本用に機器を作っているなんて有り得ない!
日本プロバイダーの店員は
私の希望に何の横槍を挟む事なく
SIMフリー手続きをしてくれた
AT&T 店舗へ行ったら
すーんなりと古いiPhone から
新しいものへデータ転送を始めてくれた
1時間掛かるというので買い物へ
1時間後に戻ったら無事に転送終了
SIMカードを取り出して移してくれ完了
手数料も無しで iPhone 12 が
私のものになった
壊れる前に交換出来て良かった
ニューヨークタスクがひとつ完了
今日の夕ご飯はコロッケを作って欲しいと
娘からリクエストがあった
材料買い出し➕優さんの食べたい物の買い出し
ドーナツ
スコーン
クロテッドクリーム
モルタデッラ ¼パウンド
十勝では中々食べられないもの
蜂の巣入り蜂蜜10ドル
大阪の日航ホテル朝食に
蜂の巣の塊が出ていた
蜂の巣を切り取って食べた
口の中に蝋が残るのだが美味しくて
優さんと2人でおかわりまでした
チーズセクションに売っていた缶
あの美味しさを思い出して購入
日本へのお土産にも良いかも?
2024年 10月 18日
実家の金木犀
そばに寄ったら良い香りであった
未だ花が若いのか
香りを撒き散らすほどではなかった
娘からローファーを貰った
春に母の葬儀のために日本へ来た娘
葬儀の為に喪服と黒靴を買い揃えた
ニューヨークで正式な喪服は必要ないので
日本へ置いて行った
その時にスニーカーとブーツのみ
きちんとした靴を持っていないと
自覚したらしく
米国老舗のローファー靴メーカーに
注文したのだそう
届いた靴はサイズが大きく失敗
返品は受け付けるが
サイズ交換が出来ないらしい
という事で私の為に返品しないで置いたそう
試したら私にぴったりサイズであった
パテント靴で底まで皮
こんな靴を日本で購入したら
5万円は下らない
(米国で200ドルを超えない)
有り難く頂戴する事にした
まさかこの年齢で
かっちりローファーを履くとは
思いもしなかった
銀座ー日本橋を一日歩くのに
ワンピースを着てカーディガンを羽織ったら
優さんが頷かない
ジーンズに麻の紺シャツ
ベルトはダークグレー
靴は歩きやすいグリーングレーローファーに
着替えた
極小パールネックレスで何とか華やかにして
出掛けた
日本橋高島屋横の喫茶店で休憩時
お会計をしたら
中年女性の店員さんに
「素敵ですね」と褒められた
「何がですか?」と尋ねたら
「全体が〜、痩せてらっしゃるから
何を着ても似合うのでしょうね」と言われる
この年齢になって褒められるなどとは
思ってもみなかった
それも小さな穴の開いたジーンズ(Gap)
今時珍しいストレート
メーカーのわからない麻シャツ
今時のふんわり型ではなく
ビジネスシャツタイプ
メーカーのわからないベルト
流行からはかけ離れた服装であるが
それが新鮮に思われたのかもしれない
かっちりローファーも流行から
かけ離れているから面白いかもしれない
2024年 10月 17日
昨日 午前中に気温11度のニューヨーク到着
東京から来るとかなり寒い
スーツケースからキルティングジャケットを
引っ張り出して着込む
週日でお迎えが無いのでタクシー乗車
ブルックリンパークスロープを
よく知っている運転手に当たり
イースターンパークウェイ経由で
と伝えただけでスムーズに自宅に到着
ラッキーであった
ランチは早速ピッツァ
レギュラー1切れが 3.50ドルになっていた!
衝撃のお値段
レギュラー2枚ソーダ1本 8ドル
ソーダの値段は変わらない
娘のボーイフレンドの誕生日であった昨日は
インディアン料理をデリバリーしてもらい
お祝い夕食をするが
私達からのプレゼントは無しw
何も考えつかないので困る
無理をしても仕方がないと諦めてもいる
今日はゆっくり過ごそうと決めている
「近現代の芸術史 文学上演篇 I」
を読んでいるが舞台芸術に関して
全く興味の無い部門だったのだが
マリーナ•アブラモヴィッチに至って
やっと身近になる
(MOMA で展覧会をしていた)
二十世紀舞台芸術が今までの哲学•思想を
覆す様な衝撃を与えたという事を
初めて識る
馴染みのあるこのアパートで
ゆったりとお勉強は
幸福の極みだなぁと
感慨深い