【第二種電気工事士】転職活動中の技能試験一発合格体験記 (original) (raw)

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こんにちは、リキリツです。

私事ですが2021年度後期の第二種電気工事士技能試験を受験しました。

私は手先が不器用 なので、初めての技能試験という形式に戸惑いもありましたがなんとか一発合格をすることができました

今回は第二種電気工事士技能試験の合格体験記を書かせていただきます。

合格するために使用した教材対策内容を紹介させていただきますので、第二種電気工事士の受験を検討されている方に合格するためのプロセスの一例として参考にしていただければと思います。

第二種電気工事士技能試験一発合格体験記

1. 受験動機と私のスペック

私は40代のサラリーマンで、以下の資格を取得済みでした。

また2021年末に電気保安業から製造業への転職が決まっておりました。

受験の動機は、転職先の製造業で第二種電気工事士が活かせそうだったことと、取得済みの電気主任技術者の延長線上にある資格だと思ったので知識の幅を広げるために受験することにしました。

2. 技能試験のみの受験

第二種電気工事士試験は筆記試験と技能試験があり、条件を満たしていれば筆記試験が免除され技能試験のみの受験となります

私は第二種及び第三種電気主任技術者免状を取得済みでしたので、筆記試験免除の条件を満たしており技能試験のみの受験となりました。

(関連リンク)第二種電気工事士筆記試験免除のその他の条件については、以下リンク先をご参照ください。

第二種電気工事士試験 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

3. 使用した教材

3-1. 使用した参考書

私が購入した参考書は「2021年版第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答」(オーム社)です。

参考書は「2021年版第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答」

書店で複数の参考書を見比べて、低価格(税込み1320円)でと内容も必要十分で、掲載されているQRコードから作業動画を見ながら学習できるところが気に入ったのでこちらの参考書を選びました。

(関連記事)参考書「2021年版第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解答」については以下リンクにて詳細を書かせていただいておりますので、宜しければご参照ください。

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3-2. 使用した工具

私が購入した工具はホーザン製の「DK-28」という工具セットです。

「DK-28」は7つの指定工具VVFストリッパーが追加された組み合わせで約12000円で購入できるお得なセットになります。

特にVVFストリッパーがあると作業時間を大幅に削減することができるので、第二種電気工事士の技能試験には必須の工具です。

(関連記事)工具をセットで購入した方が良いか単品でバラ買いした方が良いか検討した記事を書きリンクにて書かせていただいております。よろしければご参照ください。

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3-3. 使用した練習用材料

私が購入した練習用材料は、「無駄なく練習シリーズ」です。

動画・テキストなどのサービスが充実していて、低価格(約13000円)だったことから、こちらのセット商品を選びました。

特典として、送料無料で安価で部品の追加購入ができる「後から追加バラ注文宅配料無料サービス」があるのも魅力の一つです。

(関連記事)「無駄なく練習シリーズ」を含んだ5つの練習用材料セット商品を検討した記事を、以下リンクにて書かせていただいております。よろしければご参照ください。

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3-4. 追加購入したもの

練習をすすめるうちに、指定工具以外で必要だと思うものを買いそろえていきました。

追加購入した4つの道具と用途を表にまとめました。

品名 用途
ゴムコーティング手袋 作業中のケガ防止のため
4色ボールペン 複線図を色分けして描くため
油性マジック(マッキー極細) 配線が複雑な場合にケーブル外資に記号を記入するため
ニッパ VVRケーブルの介在物を速く切り取るため

(関連記事)技能試験の合格する確率をあげるために準備した4つの道具に関する記事を、以下リンク先にて書かせていただいております。よろしければご参照ください。

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4. 学習内容・練習内容

4-1.テキスト・動画を見て基本を学ぶ

まず最初にテキストと動画を見て、技能試験に関する基本的な知識・情報を見て学びました。

【使用したテキスト】

【使用した動画】

(関連記事)第二種電気工事士技能試験の基礎を学習したときにノート代わりにブログで作成した2つの記事のリンクを貼り付けておきます。よろしければご参照ください。

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4-2. 候補問題13問の複線図を描く練習×2回

作業前に問題で与えられた単線図から複線図を描くことは、作業を間違わずに行うためには必須だと思ったので、実際に作業の練習をする前に複線図を描くだけの練習をしました。

全13問×2回ずつ行って、描き間違えたポイントをメモにまとめておきました。

4-3. 時間を測定・記録しながら練習用材料を使って練習(1周)

候補問題全13問を順番はランダムで決めて、1回ずつ練習用材料を使って技能練習を行いました。

使用したテキストは「2021年版第二種電気工事士技能試験 公表問題の合格解」です。

1回分の練習用材料を購入していたので、できるだけ多くの回数を練習できるように電線はピッタリの長さ分を使用しました

問題文で記載されているケーブル長さは少し余る長さになっていま す。

4-4. 1周目の結果を踏まえて弱点の抽出・まとめ資料の作成

これまでの練習の記録から間違えた内容、時間がかかった問題=弱点を抽出しました。

また候補問題を作業量と作業ごとにかかる手間を数値化して、作業問題を難易度順にランク付けしました。

ここで抽出した弱点と難易度の高い問題から4問を抽出して、2周目の練習を行うことにしました。

全問題1周+弱点4問のみ2周目の練習で、無駄なく練習シリーズセットを追加注文なしで使い切りました。

当初は全問題を3周練習するつもりでしたが、1周目でほとんどの問題を35分以内で余裕をもって追われるようになったので、弱点問題の重点練習のみに切り替えました。

私は特に手先が器用な方ではありませんが候補問題全13問を1周練習することで試験時間40分以内でだいたい完成させることができるようになっていました

4-5. 仕上げ(弱点・難問の重点練習と複線図作成のスピードアップ)

試験前の残り2週間に行った重点練習の内容は以下のとおりです。

また複線図を作成するスピードをアップさせることで作業時間に余裕ができるので、複線図を描く練習を全13問×5回ずつ繰り返しました。

5. 学習期間と学習時間

8月中は教材の検討、準備、受験申し込みのみ行いました。

受験対策を実際に行ったのは9月から1週間に2~3回のペースで1回あたり1~2時間かけて学習と練習を行いました。

転職や引越しと時期が重なってしまったため、毎日練習時間を取れませんでした。

学習・練習に使った時間を下表にまとめます。

作業 時間
テキスト・動画での基本学習 10
複線図の練習 10
候補問題13問の作成練習 30
弱点抽出・ノート(資料)作成 10
仕上げ(弱点2周目など) 15
合計時間 75

トータルの学習・練習時間約75時間でした。

6. 試験結果

試験は12月18日に実施され、無事受験することができました。

No.13の問題が出題され、時間に余裕をもって完成させて十分に見直しをすることもできました。

第二種電気工事士試験の受験したときの様子は以下リンク先にて記事にしておりますので、よろしければご参照下さい。

(関連記事)

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1月28日に試験センターのホームページから合格者の受験番号検索を行い、試験結果は合格でした。

(電気技術者試験センターのHPリンク)

一般財団法人 電気技術者試験センター (shiken.or.jp)

電気技術者試験センターホームページのトップページから下にスクロールさせて以下の画面写真で赤枠で囲っている「合格者一覧の検索」をクリックし、受験した試験の種類と受験番号を入力すれば合否を確認できます。

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合格通知のハガキは1月31日に届いておりました。

(小さいハガキだったので、不合格だったのかと焦りました。)

…以上、第二種電気工事士技能試験の一発合格体験記を書かせていただきました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。