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第三十一話「京都到着」 @ABEMA で無料配信中 https://abema.app/BdWe
京都に到着した剣心たち。操の家・料亭葵屋に足を向ける。翁に人探し(比古清十郎と逆刃刀を打った男)を頼む。
一方、薫たちは「白べこ」を探す途中、四乃森蒼紫を目撃する。剣心が京都にいることを確認した志々雄の手先は、志々雄真実にそのことを伝える。
『ふたたび嗤う淑女』
中山七里
実業之日本社文庫
あとがき漫画・松田洋子
単行本 2019年1月 実業之日本社刊
あとがき漫画「美チルアウト」は、文庫版のために描き下ろされました。
2021年8月15日 初版第1刷発行
標的の運命を残酷に操るダークヒロイン、再臨⁉️
巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる__稀代の悪女・蒲生美智瑠が世間を震撼させた凶悪事件から三年。”野々宮恭子”と名乗る美貌の投資アドバイザーが現れた。国会議員の資金団体で事務局長を務める藤沢優美は、彼女の指南を受け、不正運用に手を染めるが……金と欲望にまみれた人々を弄ぶ恭子の目的とは?!人気シリーズ第2弾!
解説/松田洋子
本書は国会議員を追い詰める為に、その周辺から崩していく話であるが、最後に、あっ!と言わせる仕掛けがしてある。
他人を操り、人生を狂わせる女には、特に金銭欲や崇高な目的があるわけではなく、面白いからやる。ただそれだけだ。
だからこそ、逆にタチが悪いとも言えよう。刑事の心境を描いた文章で
『これは知能犯の体裁を装った、最悪の犯罪なんですよ』
富樫の震え気味の声が脳内に甦った。これに比べれば猟奇的な連続殺人犯も、自分の手を汚す分良心的とさえ思える。
という部分があるが、まさしくその通りだと思う。
そして、この文章が次作『嗤う淑女 二人』の伏線にもなっている。
こういうことを、サラッと書くから油断出来ないのだ。
Amazonで、お天気お姉さんのカレンダー(壁掛け、卓上)を購入しました。
コンビニで衝動買いしました💦
『嗤う淑女』
中山七里
実業之日本社文庫
ドラマカバー
あとがき漫画・松田洋子
2015年2月 実業之日本社刊
あとがき漫画「散る散る美智瑠」は、文庫版のために描き下ろされました。
2017年12月15日 初版第1刷発行
2022年1月30日 初版第11刷発行
完全無欠の悪女ミステリー連続ドラマ原作!
中学時代、いじめと難病で絶望の淵にいた野々宮恭子は、従姉妹の蒲生美智瑠に命を救われる。美貌と明晰な頭脳を持っ彼女に心酔する恭子だが、それが地獄の始まりだった__。標的に据えた人々の欲望を残酷に操り、運命を狂わせる”再恐”のダークヒロイン美智瑠は女神か、悪魔か?!
解説漫画/松田洋子
「淑女」シリーズ1作目の本書は、蒲生美智瑠の操りを丹念な筆捌きで読ませてくれる。
操られた本人でさえ、操られたという実感が湧かない圧巻の美智瑠の存在と話術は、非常に巧みであり、アドバイスをしただけで殺人教唆にも値しない見事な立ち振る舞いと風のように姿をくらます俊敏さで、見事に描き出されている。そして最後の裁判シーンで背負い投げを食らわせるような展開の妙はさすがである。
取り敢えず、前半はオリジナル同士日本酒の話しで散々盛り上がって、後半はノベルティTシャツとかの話しで盛り上がり、「必殺!おまね人」で上原主水すみれが、色々捨てるとか、シルバニアファミリーを持っているという、個人情報をさらけ出していました(笑)
ここ最近、すみぺがイキイキしてて嬉しいぞい。次週はゲスト回。あみたさんが来訪します。楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))
『ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ』
秋谷りんこ
文春文庫
書き下ろし
「ナースの卯月に視えるもの2 絆をつなぐ」
あとがき
2024年11月10日 第1刷
看護師・卯月咲笑には患者が死を意識した時に現れる「思い残し」が視える。ある日、卯月は皆の頼れるリーダーである看護師長の背後に浮かぶ男性の姿を視て、動揺する。さらに、母にパーキンソン病が見つかり……。大切な人が病気になった時、看護師として、人として、何を思うのか。命の尊さを見つめる感動のシリーズ第二弾!
本作は、創作大賞2023(note主催)から生まれたシリーズの第二弾である。今回は特に、患者と家族の絆に焦点を当て、前作に劣らない作品に仕上がっている。
卯月は、パーキンソン病を患った母を心の中で理解出来ず、ついついキツイ言葉で入院中の母をなじってしまう。
「まずは、お母さん、ごめんなさい」
「入院していたとき、私ひどいこと言ったなと思って。ずっと謝りたかったんだ。ごめんなさい。お母さんのつらさにぜんぜん寄り添えていなかった。お母さんの病気を受け入れられなくて、嫌なこと言っちゃって……ぜんぜん会いにも行かなくて、悪かったなって思ってる」
「これからは、自分が看護師として持っている知識とか技術を、しっかりお母さんの生活にも活かしていきたいと思う。自分にできることを、ちゃんとお母さんの暮らしにも役立てたい。だからさ、今までよりまめに実家に帰るから。お父さんも、ひとりで頑張らないでどんどん私を頼ってね! 」
本作で一番心に残った卯月の台詞である。
看護師である自分と患者の家族である自分に折り合いをつけたからこそ言えたのである。
また、視える対象に対する対応にも成長をみせ、無闇に他人の家族に足を踏み入れず、ある程度距離をとりつつ、支えるべきときにはしっかりと支える。それが出来たからこそ、病気の母に素直に向かい会えたのではないか?長く続いて欲しいシリーズである。