トレイルランナー要警戒!この秋は◯◯◯◯不足でクマ出没頻度が高まる可能性。 (original) (raw)

先日、愛知県より「冬眠前のツキノワグマ」への注意喚起が発表されました。トレランで山に入ることが多い方は、この秋のクマ出没傾向と予測をしっかり把握しておきましょう。

この時期、ツキノワグマは冬眠に備えて「食いだめ」するため、必死にエサを探し回ります。

クマにとっては生きるか死ぬかの問題なので、ときに人里近くまで下りてくることも。結果的に人間と遭遇する可能性が高まるわけですが、その出没頻度を予測できるキーワードがあります。

それはツキノワグマの主食である「ドングリ」。生息エリア内にドングリがたくさん実れば、クマはわざわざ体力を使いリスクを犯してまで人里には近づきません。

しかしドングリが不作の場合、かわりの食べ物を探さなければならないため、行動範囲が拡大することに。つまり、登山道や人里近くにクマが出没する可能性は「ドングリの量」で決まるといえるのです。

愛知県が発表した今秋のドングリの実り予測は、尾張・西三河・設楽地域など県内山間部全域で軒並み「凶作」。

県では「_凶作によりツキノワグマがエサを求めて広範囲に行動し、人間の生活圏に出没する頻度が高まる可能性_」があると警鐘を鳴らしています。

さらには「_ツキノワグマは個体ごとの習性や周辺環境により、出没頻度が異なりますので注意が必要_」と、出没予測が難しいことからいつ遭遇してもおかしくないことを示唆しています。

県が対策として呼びかけているのは、「ツキノワグマが出没しにくい環境づくり」。

トレイルランで山に入る際は、クマよけの鈴を携行するなどクマと出遭わない工夫をし、補給食のカスや袋を捨てないよう注意しましょう。

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