【母乳栄養を軌道に乗せるために②】完母になるまでに行ったこと (original) (raw)

前回に続き、今回は出産後から完母になるまでに取り組んだことについてまとめていきます。

妊娠中から母乳の出を良くするおっぱいマッサージの方法なども載せていますので

良かったらこちらも読んでいただけると嬉しいです。

rurichanmama.hatenablog.com

妊娠中から出産後の女性ホルモンバランスの変化

赤ちゃんの発育発達|生後3ヶ月

グラフから分かるように、出産後すぐから女性ホルモンが一気に低下します。

0近くまで低下してしまうホルモンもあることに驚きました。

このホルモンバランスが一気に崩れることで、

母乳を7日間あげないと全く出なくなってしまうそうです。

最初の授乳のベスト

出産後最初の授乳は2時間以内が良いとされています。

また、出産後8時間以内におっぱいへ刺激を与える(乳輪部より少し広めに利き手の親指、人差し指、中指の腹を使用し優しくマッサージする等 とホルモンが低くならないそうです。

私も出産後すぐに分娩台の上で赤ちゃんに授乳しました

各10分ずつほど、計20分。

また、産後8時間以内のおっぱいへの刺激もしようと思い“母乳育児START教室”に参加後紙にメモをして、

出産後~産後1日目の母子同室が始まるまでの間も

自分で何回かおっぱいに刺激を与えて赤ちゃんが吸いやすいようにしておこうと決めていました。

ですが疲労でそのことは一切頭から抜けていました。

出産当日でも目に付くようなところにメモしておけば良かったなと思います

母子同室開始

産後1日目の午前中より母子同室となりました。

妊娠中に参加した“母乳育児START教室”で講義してくださった助産師さんが病室に来てくれて手取り足取り授乳の方法を教えてくれました

入院中で何とか手技を獲得したかったため、

忙しいなか時間をかけ丁寧に教えてくれた助産師さんには感謝でいっぱいでした。

おっぱいの状態もかなり良いと大げさなくらい褒めてくれて、

思わず涙が出てしまいました。

そして30分~3時間おきの頻回授乳が開始となります。

慣れないことなので、初めのうちは本当に休む暇がないと感じていました

『初めのうちはおっぱいもそんなに出ないから、出るようになるまでミルクを足した方が良いかもしれないですね。水分足りなくなって今も便が出ていない時間が長くなったので、足していきましょうか。』とアドバイスをしてくれて、生後2日目から母乳の後にミルクを足すようにしました

授乳は赤ちゃんが欲しがっていたら何回でも、そこにミルクは3時間おきに足していました

生後3日目の哺乳量

生後3日目でどのくらい飲めているか確認したくて、授乳前後で体重を計ってみました。

10分ずつ飲ませて22g飲めていました。

この日齢は2gほどの哺乳量の子が大半とのことで、『こんなに出るおっぱいがすごい!1回でこの量飲める赤ちゃんもすごい!この調子ならもうすぐ完母でいけるよ!』と助産師さんが言ってくれたのを鮮明に覚えています。

生後7日目から完母へ

わたしの職業が看護師ということもあり、学生時代の友人に助産師の子もいます。

遠方でなかなか会うことができないため、出産おめでとうと電話をくれました。

その時に、現在の哺乳量、授乳頻度、おっぱいの状態などを電話で聞いてくれて

『そんなに飲めてるんだったらミルク足す必要ないよ!ミルクを足すとそれでお腹いっぱいになって次の授乳までの間隔が空いて、乳腺炎になっちゃうよ』と教えてくれました

ミルクを止めてみるということは、 便秘や脱水になってしまうのではないかと

不安で少し勇気が必要でしたが、便秘になることなく過ごすことができました。

また、入院中の生後間もない時と違い、ruriもわたしも少しずつ授乳に慣れてきていたので実際に止めてみても辛さが増えることはありませんでした

日中も夜間もruriが欲しがっていたら何回でも授乳を行いました。

1カ月までは12-15回ほど1日に授乳を行っていました。

授乳のタイミング

・ささやくような柔らかい声を出す

・おっぱいを探すように口を開いて首を動かす

・口に触れるものを吸う

・むずがる

・閉じているまぶたの眼の動きが増えるもしくは目を開ける

赤ちゃんが泣いてから授乳を行おうとすると赤ちゃんが興奮していてうまくおっぱいを吸うことができません。泣く前に授乳することがポイントだとお話ししていました。

“穏やかに目覚めている”状態で2時間おきの授乳がベストとのことです。

生後6週までの母乳が足りているサイン

・少なくとも1日に8回は飲んでいる

・色の薄いおしっこが1日に6-8回出る(5回以下は注意!)

・1日に3-8回はうんちをする

・元気があって活気がある

・肌にハリがあり皮膚色が良い

・口の周りがカサカサしていない

母乳の分泌を高めるために

・身体を温め、血液循環を良くする

・産後の疲労や睡眠がとれていないときは、まずは休息をしっかりとる

・水分をたくさんとる

・妊娠中からブラジャーはワイヤーなしのものにしておく

・初めのうちは母乳の分泌状態に関わらず、乳房・乳頭の状態を整え赤ちゃんに吸ってもらう

さいごに

初めての育児ですが、

私個人としては妊娠中からのおっぱいケアを毎日行ったことで

産後の授乳のスタートが本当に変わると感じました。

産後の身体の回復と並行して、頻回に授乳を行ったおかげで今も母乳栄養だけで成長曲線の中央値で体重も増えています。

母乳栄養を頑張りたいと思ってる方へ少しでも参考になれば嬉しいです。