【知らないだけ】実写化の成功例/失敗例をまとめて紹介【アニメと漫画にドラマも…】 (original) (raw)
最近は、漫画の実写化が相次ぎ不評に終わる作品も多く出ています。
そこで当記事では、そんな中評判の良い成功した実写化映画と失敗した実写化映画の漫画の原作をまとめました。
では、実際にアニメと漫画の実写化の成功例/失敗例の作品を、感想やあらすじを添えて、まとめていきたいと思います。最後までお付き合いください。
- 成功したおすすめ実写化映画まとめ
- 『帝一の國』
- 『キングダム』
- 『予告犯』
- 『ちはやふる 上の句-下の句-』
- 『モテキ』
- 『銀魂』
- 『GTO』
- 『DEATH NOTE』
- 『忍たま乱太郎』
- 『寄生獣』
- 『あしたのジョー』
- 『カイジ人生逆転ゲーム』
- 『バクマン。』
- 『のだめ カンタービレ』
- 『監獄学園』
- 『るろうに剣心』
- 『医龍』
- 『スカイハイ』
- 『海猿』
- 『図書館戦争』
- 『ALWAYS 三丁目の夕日』
- 『20世紀少年』
- 『闇金ウシジマくん』
- 『ツレがうつになりまして。』
- 『テルマエ・ロマエ』
- 『信長協奏曲』
- 『新宿スワン』
- 『土竜の唄』
- 『いぬやしき』
- 『亜人』
- 『俺はまだ本気出してないだけ』
- 『アイアムアヒーロー』
- 『俺物語!!』
- 『ミュージアム』
- 『変態仮面』
- 『岳-ガク-』
- 『ジョジョの奇妙な冒険』
- 実写化映画の失敗例まとめ
- 邦画史上最強のクソ映画『デビルマン』なぜ、こうなった!?
成功したおすすめ実写化映画まとめ
まずは実写化の成功例からご紹介していきます。
かなぁ~り甘く見ており、独断と偏見を多分に含みます。ご了承ください。
『帝一の國』
memo
- 2017年
- ドラマ/コメディ
- 1時間 58分
名門・海帝高校の生徒会長になったものは内閣入りが約束される。
総理大臣を目指す新1年生の赤場帝一が、生徒会選挙を奔走する物語。
俳優の演技もいいし登場人物達のオーバーな演技とギャグのテンポも抜群で、目標への必死さが面白くしてくれている。原作ファンからの高評価が頷ける面白い作品だった。
コメディから恋愛、実写映画まで網羅する確かな演技力と甘く奥行きのあるフェイスで魅力を放つ菅田将暉の魅力がたっぷり伝わってくる。
生徒会長を目指し票を求めるだけでなく、周りの登場人物とのつながりを認識する学園ドラマ
『キングダム』
memo
- 2019年
- アクション/アドベンチャー
- 2時間 14分
中国の春秋戦国時代に信という若者が大国「秦」の皇帝を目指す物語
長期にわたる連載で根強いファンを獲得しているキングダム
景色、建物、衣装、武器、なによりキャラクターの魂とアクション
原作をリスペクトしてるのが伝わってきて忠実に再現されていた。
(出典:キングダム)
躍動感、圧倒感、映像の美しさ、キャストの再現度…etc…
山崎賢人、吉沢亮、本郷奏多 、長澤まさみ、大沢たかお....主題歌はONE OK ROCK
日本映画では珍しく制作費が10億円を超えており、人気漫画の実写化成功例の中でも特筆に値する快挙、壮大なスケールで視聴後余韻の残る一作
原作漫画を読んでいない人でも楽しめる造りなのが、なお良い
『予告犯』
memo
- 2015年
- ミステリー/クライム
- 1時間 59分
実在するネット犯罪をモチーフにし、曖昧な結末で終わったそれらの加害者に対して報復を行う男の物語。
丁寧な伏線と構成により、 最後の最後には感動できる映画。
ネット社会(SNS、まとめブログなど)をリアルに切り取ったクライムサスペンス。
ネットテロリストの目的と終焉は社会への復讐でもなく、歪んだ正義感でもない、素朴で極めて人間的なものだった。(ラストはネタバレになるのでご自身で確認を!)
ひこ
生田斗真や戸田恵梨香を始め、坂口健太郎に 窪田正孝、小松菜奈など現在トップ戦線を走る俳優が多数出演しているのでこの映画本に推せる。
『ちはやふる 上の句-下の句-』
memo
- 2016年
- 競技かるた/コメディ
- 1時間 51分
競技カルタに青春を捧げた男女3人の物語。
「競技カルタ」が題材での部活をテーマとし『スポ根+恋愛』映画
主人公の競技かるたへの想いと、遠くに引っ越してしまった「競技カルタ」を教えてくれた男の子への想い、競技に掛ける比重のバランスがとても良い
たかが競技カルタと思ってみたら返り討ちにあう。
少女漫画が原作だからと言って「競技カルタ」という題材が軽く扱われているわけではなくむしろ非常に細かく丁寧に、その競技性や特徴、魅力が描かれているのが特徴。
原作をうまくまとめた脚本と演出は素晴らしく、高校の部活動として、笑いあり涙ありと、素直に面白いと思える作品。
広瀬すずがめちゃくちゃ可愛い…
『モテキ』
memo
- 2011年
- ロマンス/コメディ
- 1時間 58分
ほぼ童貞の主人公がツイッター経由で出会った長澤まさみに惚れる物語。
モテない男目線の映画だけど、モテない男を嘲笑う要素も入っている部分がこの映画魅力なんだと思う。「モテキ」の主人公に感情移入しちゃう人は、それを上回る共感が得られると思うし、別に趣味じゃなくても、恋愛について考える機会が多い人には収穫はあると思う。
これほど完璧に原作の物語世界を踏襲しながら、ちゃんとしたドラマ・映画として独立した作品を構築出来てる作品も稀有
森山未來の冴えないアラサー男子っぷりがはまっているモテキ
『銀魂』
「銀さんの目が死んでないからやだ」って批判してるオタクがいたが、成功例と言って間違いないだろう。
豪華キャストの身体を張った怪演もあり、銀魂らしいギャグも素晴らしいものに
さらに、「ギャグ面白いけどシリアスに微妙についていけない」みたいな、ギャグとシリアスの振れ幅の大きさまでめちゃくちゃ忠実に再現しててスゲーなと思った…
主題歌のUVERworldで若干贔屓してますが、それ抜きしても良かった。
この作品から見るにギャグと時代劇は実写化が可能、ファンタジーでシリアスな作品は、全てに完成度が無いと白けてしまうのでハードルが高いという事で間違いない。
『GTO』
memo
- 1998年
- コメディ
- 全12回(54分)
主人公の鬼塚英吉(22歳 童貞)の教師物語。
反町隆主演でアニメ実写化、実写化史上最も成功した作品と言っても過言ではないGTO、EXILEの誰かで2度目の実写化をしていたが、僕は見ていないのでセーフ。
反町隆史と松島菜々子 夫妻が誕生した神ドラマ
『DEATH NOTE』
memo
- 2006年
- サスペンス/ドラマ
- 2時間 6分
全国模試常に1位の天才児がある日、人名を書いただけで人を殺害出来るデスノートを拾う。一人の少年とデスノートの物語を発端から結末まで描き切りこれだけスケールでかい話に盛り上げられるのがすごい。
名前を書かれたらその者が死ぬノート…頭脳戦、大量の台詞、殺人に手を染める主人公…ジャンプでも異色のこの、漫画を緊張感を削ることなく実写できている。
頭脳/心理戦は勿論興奮するけど、デスノートを書くのは(死神の目の有無関係なく)知識でもって文字を認識、書ける人間だけってところ。使い手次第な点がこの作品の面白いところ。
成功する実写化に藤原竜也ありの代名詞的作品。
大場つぐみ/小畑健 集英社 2004年04月02日頃
『忍たま乱太郎』
memo
- 2011年
- アクション/コメディ
- 1時間 40分
主演は加藤清史郎くん。
違和感を恐れず忠実な再現を貫き通し、きちんと笑い飛ばせる世界観に仕立てる姿勢に好感が持てる。
特に排泄物を駆使した実写ギャグを、嫌味なく見せるスタッフの技量が素晴らしい。
出演者も何気に豪華で、やりたい放題。
忍たまたちの奮闘ぶりと、個性派キャラによるてんこ盛りのギャグを楽しめる。
子供向けギャグ漫画なのにクオリティが高い作品に仕上がっている素晴らしい作品
尼子騒兵衛 朝日新聞出版 1993年04月07日頃
『寄生獣』
memo
- 2014年
- SF/スリラー
- 1時間 49分
地球に害をなす人間たちの天敵として現れた「それら」。
新一と彼の右手に寄生したミギーの物語。テーマ・ストーリー・キャラクター・セリフ回し・ページ構成。全てにおいて完成した漫画史に残る傑作
漫画の安易な実写化にありがちなガッカリ感は皆無。原作を忠実になぞっているのに演出と役者が上手いから新鮮な感動を得られ、とても見ていて安心感がある。
ただ母パラサイト戦の末期の改変があるので、邦画的陳腐さと受け取るかどうかで評価別れると思う。他にも、遠距離投擲など僕はストライクでした。
『あしたのジョー』
言わずと知れた名作でかなりコアなファンの多い作品
公開前の批判が多かった記憶があるが、伊勢谷友介演じる力石の減量シーンは原作に並ぶ怪演で、香里奈に目をつぶれば十分に楽しめただろう。
どの作品にも通ずる事だが、香川照之はそこにいるだけで安定感が全く違う。
アニメを実写に落とし込む作業はかなり成功してたと思う。
ちば てつや/高森 朝雄 講談社コミッククリエイト 2000年06月01日頃
『カイジ人生逆転ゲーム』
負け組の人間が己の地位や人生そのものを掛ける痛快なギャンブル漫画の実写化。
実写化の申し子藤原竜也と香川照之の実写化での安定感はもちろん
「2」の伊勢谷友介演じる一条の小物感は、原作顔負け。
特に勝負に負けそうなときの顔の演技が漫画並みにぐちゃぐちゃで、鉄骨渡りは実写ならではの迫力があって、漫画に無い面白さが出ていた。
数ある実写化の中でもトップクラスの優等生的映画
『バクマン。』
原作はジャンプでは少数派の非バトル漫画。
主人公は漫画家を目指す2人。好きな人と自分の漫画がアニメになり、声優を好きな人がつとめたら結婚するという約束をする。地味に思えるが内容は激アツ。
個人的にはとても面白かったが原作に忠実ではないし、ストーリーの圧縮&容赦ない添削と新妻エイジに目を瞑り『第2のバクマン』として新しい気持ちで観ると原作ファンも楽しめるのではないか
佐藤健が高校生の役は無理があったが、原作をあまり知らないファンは楽しめる作品に仕上がっていると思う。
『のだめ カンタービレ』
memo
- 2009年
- コメディ/音楽
- 2時間 1分
漫画以上に成功した実写化作品として有名な「のだめカンタービレ」
キャストに違和感がなく原作の雰囲気を大切にしており、劇場版は前後編に分かれていたが両方とも大ヒットあらゆる点で万人が満足できる作品に仕上がっている。
脇役の演者さんも豪華でしたし、BGMもすべてクラシックで固めて、 クラシックという堅いイメージを崩すギャグ満載で飽きずに見てられる。
上野樹里がピアノを弾くシーンは原作コミック同様ちょっと口をとんがらせているのだが、上野樹里が完璧に演じている。
『監獄学園』
元々女子校だった学校が今年から共学になりそこに入学した男子5名の監獄物語。
裏生徒会という3人の女子によって監視・処罰など様々……
脱獄した場合は連帯責任で刑期が延び、3回脱獄すると退学……
『監獄学園』登場人物が端から見れば下らないことに「必死」になればなるほど視聴者は面白い。この「必死」は「おどけ」ではなく「無我夢中」
下ネタ満載だけど小学生レベルでギャグで片付いてるので嫌味無く微笑ましい。
実写は不安だったが武田玲奈で優勝した。
『るろうに剣心』
memo
- 2012年
- アクション/時代劇
- 2時間14分
多くの人の生命を奪った心の痛みから、綺麗事と罵られつつ、二度と誰も殺さぬ誓いを立て、誰一人殺すことなく市井の人を守り続ける主人公の物語。
漫画原作の実写化では、近年最も成功した作品の一つじゃなかろうか
このずっと時代劇を作り続けて来た土台にあってこそな気がする。
僕はるろ剣が大好きなので、実写化の話が出た時は正直なんとも言えない気持ちになりましたが、佐藤健くんがこの世にいた事に日々感謝しながら生きております。
『医龍』
(出典:『医龍』)
世界でも指折りの救急医療の腕を持つ外科医の朝田龍太郎を主人公に、日本の医局制度と医療を取り巻く諸問題に視点を当てた物語。
医龍は漫画が原作ですが、オリジナルストーリーで続いている人気ドラマシリーズ
主人公の背中に龍の形をした火傷があるって、原作漫画より漫画な設定がすごい。
今やったらトンデモ実写としてイジられまくって軽く燃えそうなレベルだけど神ドラマ
ビルの屋上で太極拳やってる姿は見てない方でも印象に残ってるはず。
乃木坂 太郎/永井 明 小学館 2013年12月14日
『スカイハイ』
全盛期の釈由美子主演のドラマ!
- 「死を受け入れて、天国で再生を待つか。」(生)
- 「死を受け入れず、現世で彷徨い続けるか。」(行)
- 「現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝くか。」(逝)
- 果たして死者は、何を選ぶのか?
原作の雰囲気を更に色濃く出しており、忠実に再現、本当に面白かった。
仕方のない事だが『お行きなさい』『お生きなさい』『お逝きなさい』と文字で見えるからこそ響く部分が【おいきなさい】一音になっちゃうのが残念な部分だった。
『海猿』
実写化作品の興行収入TOP3の一つ(他:「ROOKIES卒業」「花より男子ファイナル」)興行収入80億を超えてるモンスターコンテンツ
映画作る度にドル箱必至の大当たり実写化だったのに、テレビ局側がナメた態度取りまくったせいで、原作者直々の実写化禁止宣言された稀有な作品
佐藤秀峰@shuhosato
「海猿」関連書籍が契約書なしに販売されていたことも分かり、フジテレビさんは信頼に値しない企業であると判断したため、今後は一切新規のお取り引きはしないことにしました。
なので、例えば映画「海猿」の続編などは絶対にありません。
佐藤秀峰/小森陽一(漫画原作者) 小学館 1999年05月
『図書館戦争』
memo
- 2013年
- ロマンス/ファンタジー
- 2時間8分
公序良俗に反する表現を取り締まる公的組織が存在する世界観で、表現の自由の規制と戦う図書隊員の物語
キャスティングは過去に雑誌でファン投票1位になった2人をプロデューサーが結果を知らずにドンピシャで指名するという奇跡。
(出典:『図書館戦争』)
少し原作を読んでいないと理解に苦しみそうな部分はあったが、榮倉奈々と栗山千明の可愛さが全てに許しを与えている。
キャスト、スタッフ。全ての人が作品への愛で溢れてる素敵な作品。
弓きいろ/有川浩 白泉社 2008年04月05日頃
『ALWAYS 三丁目の夕日』
東京タワー完成する昭和33年が舞台。便利でもなく、豊かでもない時代だけれど、お節介で、人情溢れ、他人を思いやれる人間達が沢山いた。そんな時代の温かい物語。
実写化というよりは映画化しての大成功。原作の世界観の再現。
(出典:『ALWAYS 三丁目の夕日』)
短編ものの漫画をあそこまで広げられた監督は本当に尊敬に値する、服装やメイクや小道具も当時のものにきちんと合わせてたし、一つの映画としてレベルが高い作品。
『20世紀少年』
memo
- 第1章:2008年8月30日
- 第2章:2009年1月31日
- 最終章:2009年8月29日
- サイエンスフィクション
- 第1章:142分
- 第2章:139分
- 最終章 劇場公開版:155分
子供の残酷さからのいじめの物語から始まって、最後は反政府規での世界滅亡の瀬戸際まで行った対決、「歌は世界を救うんだぜ」って物語
下手に原作に寄せられても『ただのコスプレやないか』と冷めてしまう。
「やるなら徹底的にやるべき」20世紀少年の実写は、その点から考えても素晴らしい
原作の不気味な雰囲気を残しているし、原作では分かりにくかったとこは伏線ごと削って分かりやすくしてるし、一部のキャラクターの再現度が異常で面白い
ただ強いて言うなら長い…。
『闇金ウシジマくん』
memo
- 2008年
- クライムサスペンス
- 2時間9分
違法闇金業者のお話、決して良い人ではないが芯のあるウシジマくんの魅力や、ダメ人間達の末路に続きが気になってしまう作品
闇金は本来犯罪であり、債務者に同情が生まれそうだが、背景にある矛盾に向き合い、切っていくウシジマの姿に共感が生まれ、現実とファンタジーの絶妙なさじ加減も魅力
ここ最近の実写ものでは5本の指に入るほどに成功してる方じゃないのか?
オリジナル要素はやっぱり入っちゃうけど、山田の丑島と崎本の高田がマジご本人
活字で読む闇金ワールドも最高ですが、山田孝之演じる実写版も中々どうして刺激的。
『ツレがうつになりまして。』
明るく頑張り屋だったが鬱を発症した旦那と妻の辛く厳しい闘病生活を綴ったエッセイ
宮崎あおいと堺雅人の演技の呼吸がバッチリな上に鬱病とはなにか?治療、鬱病を発症した方との付き合い方、距離感の取り方等が描かれている。
堺雅人が出てる時点で当たり確定なのだが、漫画の方が脱力系の絵とペットのイグアナでオブラードに包んだから読るし実写にすると重すぎる内容なのかもしれない
でも演者2人が可愛くて癒される(とてもおすすめ)
『テルマエ・ロマエ』
memo
- 2012年
- コメディ/歴史
- 1時間48分
紀元130年代の古代ローマ帝国と現代日本の物語がテルマエを軸にパラレルに進行していく古代ローマの浴場と現代日本の風呂をテーマにしたギャグ漫画が原作の作品
「あの原作漫画を実写といったら、どうなるのか?」誰もが思った。
しかし、その期待を裏切るほどの出来栄え
原作を知らないファンが、映画から原作を知るような方が多かったのが印象的
完璧すぎるキャスティングが何よりの魅力。
イタリア人達に混ざってても違和感なさ過ぎる阿部寛をはじめとするローマ人サイド(日本人)は勿論、笹野高史、いか八朗、竹内力あたりは最高の活躍っぷりを見せた。
『信長協奏曲』
memo
- 2016年
- SF/コメディ
- 2時間 6分
『平成の高校生がタイムスリップして織田信長と入れ替わる』設定勝ちな作品
実写版が割と原作クラッシャーで、特においっちゃん(市)が、跡形もなく別人なので、原作を読んでみる事をオススメする
12話の実写ドラマに作ったにしては上手くまとまってるし、ファンからの評価は高い。
タイムスリップ物でありながら、織田信長の史実の小ネタを巧く挟み込んでいて、史実と虚実のバランスが絶妙
ドラマから話は繋がっているが、映画単体でも楽しめるのも高評価の理由
『新宿スワン』
2000年代初頭の歌舞伎町を舞台に、スカウトマンの主人公の白鳥タツヒコが新宿でNo.1スカウトとして成り上がっていく姿を描いた成長物語
純粋な青年が、新宿歌舞伎町でスカウトマンを志す綾野剛主演の任侠モノ
ジャンルとしては喧嘩映画っぽいけど、喧嘩描写以外のシーンにも魅力が詰まっている
『仕事も実績もない主人公が、カリスマのある尊敬できる人に出会い、新しい人生に直面する』よくある設定だが、物語が進むにつれて主人公の成長。派閥の争い。
そしてクライマックスまでと、一気に物語に引き込まれる。
沢尻エリカはやっぱ最強
『土竜の唄』
memo
- 2016年
- アクション/コメディ
- 2時間8分
ヤクザの若頭になった潜入捜査官のトタバタコメディ
潜入捜査官が活躍するシリアス展開ゼロのギャグ漫画が原作、清々しいバカバカしさがあり、バカだな〜と清涼感を持って味わえる。
原作のいい具合のアホさがうまく実写化された秀作。
原作を読むと、実写版のキャストめっちゃ似てることに気付くと思う
主人公の生田斗真もだけど、遠藤憲一とか堤真一とか。特に堤真一のクレイジーパピヨンのハマり方が半端ない。
『いぬやしき』
memo
- 2018年
- ドラマ/スリラー
- 2時間 7分
ひょんなことから、ある事故に巻き込まれ、全身サイボーグ化し、危険を察知すると身体がトランスフォームする。『爺』と『クソガキ』の物語。
全く性質の異なる二人が、同じ人智を超えた能力を手に入れ真逆の行いをする。
『善と悪』、立場は違えど互いに鬱積した感情を吐き出していく対比が面白い
(出典:『いぬやしき』)
木梨憲武の演技がとにかく最高過ぎて笑える。そして泣ける。
演じてる感じが無さ過ぎで、とにかく面白い。
そして漫画実写化映画に佐藤健が絡むと大体は成功する。
なにより原作を大事にしてるのが伝わってくる事と、映画オリジナルの改変部分が違和感を感じず、より面白くなっている事が凄い。ここ最近の実写でぶっちぎりで1番。
僕が一度は見て欲しいと思ってる実写化映画です。
『亜人』
memo
- 2017年
- アクション/ミステリー
- 1時間 49分
死んでも死なない「亜人」
死なない者同士の戦い、死よりも傷の方が恐ろしいって斬新。
原作をかなり改編してるが、何度死んでも蘇る亜人を使ってバトルを魅せる。
狙いがハッキリしてて、二時間という映画ならではの縛りの中で最高の形で実写に落としている。アクションも原作より見せ方うまく、IBMの声もアニメと同じく宮野真守だったし、異能バトル漫画実写史上最高だと思う 。
原作のストーリー大好きな人とか、幼なじみとの逃亡シーンが好きな人にはあれだけど、日本の実写映画としてはクオリティが高い。食わず嫌いしてる人は絶対見るべき。
まごうことなき実写成功例
『俺はまだ本気出してないだけ』
超ダメ中年の大黒が、いい歳こいて突然漫画家を目指し始める物語
おっさんのだめっぶりに笑いつつも、愚直なまでに漫画家を目指す真剣さには心打たれる、不思議な世界観に段々引き込まれていき、最後には思わずホロリとしてしまう。
原作は小太りで薄ら禿メガネで無職なオッサンなんだけど、実写化したら堤真一に進化してたときは流石に笑った。
『アイアムアヒーロー』
memo
- 2015年
- ホラー/アクション
- 2時間 6分
さえない35歳の漫画家、鈴木英雄は、周囲の人々がゾンビのような食人鬼と化す謎の奇病が蔓延したバンデミックの中、生き延びる物語。
邦画ゾンビ映画の、最高峰といっても言いすぎじゃないくらい面白い
謎の感染によって、人びとが変貌を遂げ、周囲の人々がゾンビのような食人鬼と化す謎の奇病が蔓延していき、日本中が感染パニックへ陥る序盤の疾走感が最高。
(出典:『アイアムアヒーロー』)
無機質に喋ってくるし、アクロバットな動きで襲いかかってくるゾンビ
日常が徐々に侵食される序盤から世界が一変する中盤、頭部が弾け飛ぶ人体破壊祭りのクライマックス、その全てが素晴らしい
『俺物語!!』
memo
- 2015年
- ロマンス/コメディ
- 1時間 45分
同性には慕われているが、ゴリラに形容されるいかつい容姿をしているが故に異性には全くモテない剛田猛男(鈴木亮平)を一途に想い続けるヒロインのラブコメ。
巨体怪力剛毛の高校生の恋。鈴木亮平の原作寄せな役作り×周りを本当ティーンで固めたギャップで成立。特にヒロイン役•永野芽郁が凄い!
16歳でこの子が鈴木さんと渡りあった事がリアリティ保てた肝!
鈴木亮平の高校生はシュール過ぎるが、永野芽郁の可愛さが全てを打ち消してくれる。
実写版もポスターが最高のなので貼っておく
(出典:俺物語)
『ミュージアム』
memo
- 2016年
- スリラー/ホラー
- 2時間 12分
残虐な殺人を繰り返すカエル男に、家族を狙われた刑事が立ち向かうサスペンス。
R指定は付いてないけど、想像以上に不気味でグロくて、『セブン』や『SAW 』のようなサスペンス映画の雰囲気を持つ、実写化としてはめちゃくちゃ成功してる作品。
妻夫木聡の特殊メイクが凄すぎて、エンディングで名前見るまでわからなかった…
妻夫木聡の怪演、小栗旬のオーバー気味な演技は必見。
『変態仮面』
memo
- 2013年
- アクション/アドベンチャー
- 1時間 45分
女性用”パンティ”をかぶることで覚醒し「変態仮面」に変身する男の物語
見所は実写化に完全に成功する要因になった佐藤二朗&ムロツヨシのいつもの演技
あと全体に宿る変態な雰囲気、何か言い様の無い奇妙さがこの作品にはある。
小栗旬が企画にも携わり、主演を熱望するも大人の事情で断念。
代わりに自ら主演を選抜し、選ばれた鈴木亮平は変身後は顔が映らないのに身体を作り上げ、コレに出たらN○Kの仕事は来なくなると不退転で挑んだ魂の作品
『岳-ガク-』
山岳救助隊の主人公の三歩が、老若男女の登山者を大小様々な事故から救助するのが主な物語。山岳救助を通して山の素晴らしさと怖さを描いた作品
山の持つ魅力と危険性の両方を描いているが、主人公の明るいキャラクターが雰囲気をマイルドなものにしている、命懸けの仕事の凄みが伝わってくる映画。
山で事故にあい、登山がトラウマになりそうな人々に主人公が笑顔で言い放つ。 「また山へおいでよ!」と…これはそういう映画。
『ジョジョの奇妙な冒険』
memo
- 2017年
- アクション/ファンタジー
- 1時間 59分
実写映画の問題点って、原作愛があるかどうかに尽きると思うので、ジョジョも原作の一番大事な部分をしっかり描いていたし、その点良かった。
下馬評みたいに悪くないし、時間内に主要部分をきっちり納めてるという感じ。
「実写化の成功はスタッフが原作のことを理解しているかどうか」という法則に照らせば、この作品は独自解釈に走りすぎてしまったというところか…
しかし本作の公開自体がジョジョファンにとっての壮大なお祭りだった事は間違いない
この映画をきっかけに原作未読の人がコミックスを読んだらまた違った部分が見れるという造りになっているので、及第点…?
実写化映画の失敗例まとめ
この記事はかなり寛容に見ています。それでも失敗だったと思う作品を選びました。
クソ映画もたまに観て、底辺を知ると良い映画がなぜ良いのかわかるのでは?
邦画史上最強のクソ映画『デビルマン』なぜ、こうなった!?
- 2004年
- ホラー/ファンタジー
- 1時間 52分
未だに実写版デビルマンよりつまらない映画は見たことない
映画でやってはいけないこと全てが詰まっている学術的映画
ネガPOINT
- 脚本が監督の奥さん
- 不動明と飛鳥了の役者がド素人(棒)でなぜか双子をキャスティング
- 世界で今何が起こっているか部屋で全部セリフ(棒)で説明
これを見ると人生を棒に振ったような気分になる、どの実写に比にならないほどの出来
「実写化はこれをやると失敗するよ」という要素が全て含まれており、その点を見れば良作といえる。日本映画界に燦然と輝く迷作
永井 豪/ダイナミックプロ 講談社コミッククリエイト 2009年11月11日頃
『宇宙戦艦ヤマト』
- 2010年
- SF/アドベンチャー
- 2時間 18分
このキムタク主演の宇宙戦艦ヤマトは、エンディングをごちゃ混ぜにしてまとまりがなくて最悪すぎた、邦画でSFとかファンタジーすると安っぽくなる典型的な映画
SPACE BATTLESHIP ヤマト宇宙戦艦ヤマトを実写で2時間でまとめられる内容じゃないから、大河ドラマで未来の歴史ドラマとして1年間じっくり見せてほしい。
『鋼の錬金術師』
- 2017年
- アクション
- 2時間15分
いわずと知れた名作の実写
前評判はたたきに叩かれ、とんでもないB級映画を期待してたけどちゃんと2時間で綺麗に収まってた、もっと酷い実写化はいくらでもある(デビルマン)
しかし内容を詰め込み過ぎて、原作を知ってるものとしては見るに堪えない。
単行本は完結してるのでこれを機に原作を読んでくれる人が増えればと思う。
山田涼介、ディーン・フジオカ、本田翼、大泉洋を一斉に鑑賞できる
荒川 弘 スクウェア・エニックス 2002年01月22日
『名探偵コナン』
(出典:名探偵コナン)
- 2006年
- 学園/サスペンス
- 1時間 40分
くそ実写化ドラマ部門トップ
本編を3秒程見たが酷い以外の言葉が見つからない
頑張れば上手くいきそうなアニメだっただけに残念以外の言葉が見つからない。
『東京喰種』
- 2017年
- アクション/ホラー
- 1時間 59分
喰種(グール)と呼ばれる人を食料とし、赫子と呼ばれる捕食や戦闘の時に使う独自の器官を持った見た目が人間の生物が存在する世界である事故が原因で喰種になった主人公が中心の物語
カネキ:窪田正孝の体当たり演技は洗練さており評価が高いですが、喰人種が紛れ込む世界に説得力無いし魅力感じない。
物語も完結させるか続編作るか、探りを入れるような気持ち悪い展開になっている。
個人的に2017年のクソ映画オブザイヤーに輝いた作品だから、続編は本当にびっくり
原作未読者は置いてけぼり、原作ファンからすればツッコミどころ満載の作品。
『テラフォーマーズ』
- 2016年
- SF/アクション
- 1時間 48分
実写は違和感ありまくり、本当に面白くない寒い映画だった上に謎の改変が目立つ。
キャストだけ豪華で、内容、CG、セット、アクション、全てがお笑い
一部の人では「あの実写版デビルマンより酷い」論評も聞こえてきて、もうそれだけで二の足踏む。
『進撃の巨人』
- 前編:2014年11月22日
- 後編:2015年6月27日
- ダークファンタジー/アクション
- 前編:119分 / 後編:121分
この映画は、「ゴミ映画」と「意外と面白い」にパッカリ分かれてるけど、どちらの意見の人にも共通してるのが「グロい」
言うほど悪い出来ではないという意見には一理あるが、前後編で合計四時間以上無駄にすることを考慮すると確実にゴミ映画である。
予想よりはるかに巨人がリアル
特に襲撃シーンはホラーさながらの地獄絵図でその点は素晴らしい。
ハンジがただただハンジで、石原さとみの好感度だけが上がる
『地獄先生ぬ~べ~』
(出典:地獄先生ぬ~べ~)
- 2014年10月11日
- 学園
- 54分(10話)
オリジナルでない以上原作を無碍にした作品に存在意義無し。
違う路線でよい結果を出すならともかく、劣化着ぐるみやゴミ内容出してる時点で見る価値も無い
『キューティーハニー』
- 2004年
- アクション
- 1時間 33分
風呂上がりにゴミ袋身にまとってたのが異様に記憶に残るこの作品
『デビルマン』が糞映画の金字塔みたいになってるから忘れてる人多いけど、2004年は紀里谷和明『CASSHERN』香取慎吾主演『忍者ハットリくん』が公開されている
2004年はゴミ実写映画のロイヤルストレートフラッシュみたいな年だった。
『鉄人28号』
- 2005年
- ファンタジー/アクション
- 1時間 54分
「鉄人は戦争の兵器じゃないんだ!」という原作設定を根底からぶち壊すセリフで有名な、実写版鉄人28号の実写
実写化特有の典型的雑シナリオで、デビルマンほど突き抜けてるわけでもないし、作品としての水準は最低限守られたつまらなさだから、ネタにもならんし終わってる。
『男子高校生の日常』
- 2013年
- コメディ
- 1時間 25分
男子校に通う高校生たちの、日常の中の笑いを描くギャグ作品。
部活シーンや恋愛といった劇的な展開すら起こらない、リアルな日常をテーマにした作品。実写は単純につまらなかった。
キャストが今をときめく若手俳優・吉沢亮、菅田将暉、野村周平だったことにおったまげ、興味があれば見てみて下さい。
山内泰延 スクウェア・エニックス 2010年02月
『ドラゴンボール』
- 2009年
- アクション/ファンタジー
- 1時間 40分
世界的なこの作品も実写化されている。
弱々しいいじめられっ子タイプの男の子が、いじめっ子を返り討ちにするという、ドラゴンボールを題材に、スパイダーマン的なカタルシスが詰め込まれてる作品
当然のように失敗し、映画が炎上した後、監督がビジネスとして良いと思ったからドラゴンボールを題材に選んだとか、原作はよく知らなかったとか発言し再度炎上
原作へのリスペクトなど欠片もなく、最早原形をとどめていない…
『ガッチャマン』
2013年
SF/スーパーヒーロー
1時間 53分
監督の「アメコミ映画と同じ目線で観てほしいですね。同じ水準まで持っていっているので」というドヤ顔発言を思い出す。
意思疎通が出来るか分らないような実写版での敵相手に例の口上しちゃうのが個人的には意味不、俳優陣が軒並み演技上手いのと、CGクオリティが高いせいで、ただただスタッフ陣のクオリティの低さが浮き彫りになるという悲しい映画
『暗殺教室』
- 2015年
- 学園/コメディ
- 1時間50分
担任をしながらE組の生徒に卒業までに自分を暗殺させるお話。
仮に実写化の最低ラインを定めるならこの映画だと思う
暗殺教室すら無理やったら実写化を見るのに向いてない気がする
髪色が違かったり、ストーリーがオリジナルになっていたり原作ファンは発狂しただろうが…成宮寛貴が救いだった…
『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』
2014年
ファンタジー/ロマンス
1時間 47分
ネガPOINT☑
- 失敗作としてすら大して話題にならなかった
- 主演を務めるてんちむこと橋本甜歌が若干19歳で体当たりのフルヌード
- 実写映画関連の連絡をせず原作者を激おこさせた
- 主人公ヒロイン役を似せる気が塵も無い
- 性的描写を過度にいれ、挙げ句の果てにレンタル店でのジャンルが普通のドラマでなく15禁
松沢 まり KADOKAWA 2011年08月05日
まとめ・感想
個人的には初見が面白いと思う時点で実写版としては成功だと思う
毎回思うけど実写化って原作見てる人をメインの客に選んでないよね。
「ここはそういう台詞じゃない!」とか「言い方が違う!」とか、キャストが内容が失敗がってよく言われるけど、あまりアニメとか見ない人をメインの客として選んでるわけだから、その人達が良かったと思えば、それは成功でいくらオタクが騒ごうと関係ないと思う。
成功した日本製実写化の共通点
- キャラの性格改変しない
- 基本は日本が舞台
- 日本人で違和感のないキャラが多い
- 無理な恋愛要素を加えていない
- 露骨に人気俳優をねじ込みすぎていない
- 藤原竜也
漫画ファンが思う「よかった実写化作品」 アンケートの結果見事1位に輝いたのは『るろうに剣心』 正直これには納得する人が多いはずだ。
主演の佐藤健さんをはじめ、俳優陣のアクションは本当に素晴らしかった。
今後も漫画実写化の貴重な成功例として語り継がれていくのではないだろうか。
今後もより良い実写作品に期待したいしたいです!。
紹介した実写化の成功例/失敗例があればコメントで教えてください。