ザ・ゴール (original) (raw)
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読んだ日付:2023/12/8
本のタイトルと著名:ザ・ゴール/エリヤフ・ゴールドラット
要約:工場閉鎖の危機に陥っている主人公が業務効率化を行い、経営再建を行う過程を描いた小説。
会社の目標を決定する新たな指標としてスループット、在庫、業務費用の3つが挙げられている。一方で効率を高めれば目標から遠ざかると本著では言われている。
一例とし主人公が子どもと一緒に行ったハイキングでの出来事の中で、列がうまく進まず時間通りに到着しない問題が描かれていた。依存的事象(歩くのが遅い人)と統計的事象(全員が歩く速度)の2つが組み合わさった時の効果(目的地に到着するまでの時間)が重要である。
この問題を解決するために工場のリソースのボトルネックを探し、何が工場の能力を決めているのかを確認する。
ボトルネックを見つけたら、ボトルネックのフローに合わせて非ボトルネックの資材を投入するよう変更する。ボトルネックのぺースに合わせて資材投入の合図を出す「ドラム」、納期を時間で保護する「バッファー」、早すぎる資材投入を防ぐ「ロープ」、この3つを実現を行う。
一本の鎖と全体最適、継続的に利益を上げるために、バッチサイズ(1回の処理量)を半分にする。これによってリードタイムを短縮することが出来る。
感想:
現在、自分が直面している業務効率化のために読んだ。
衝撃だった考え方としては
「従業員が常に休むことなく作業している工場は非効率である」
ということ。
手を動かして真面目に働くことが成果として数字に表れていると考えてたため
全体最適というもっと広い視点で物事を見なければならないと感じた。
いかに単純業務を自動化していくのか、自動化するために何が必要なのか、考えていきたい。
また、全体を通して「答えは自分で考えて見つけるのだ」というメッセージが印象に残った。