20241014秋季東京都大会2回戦 国士館×関東一 (original) (raw)

初戦から中1日の2回戦、国士館戦です。国士館とはコロナ禍前、2017春、2018秋と連敗した後はずっと対戦がなかったので、久々の対決ということになる。

スッキリ晴れた3連休、好カードでということもあってスタンドはなかなかの混雑。両チームの声援もかなり気合入ってます。おお!国士館は吹奏楽&チアも参戦している。いいなあこの距離感の近しさ。今はなき神宮第二球場をちょっと思い出す。やはり、江戸球あらためJPアセットスタジアム江戸川はイイ。

先攻:国士館

1センター下立

2ライト山崎

3セカンド宮崎

4キャッチャー高橋幸

5サード福井

6ショート鈴木

7ファースト大崎→レフト→加藤

8レフト土肥→ピッチャー草島

9ピッチャー井村→鎌村→ファースト→H池上→ファースト

国士館の先発は背番号11の右のオーバーハンド・井村君。8回コールドだった一昨日の立正大立正戦でも井村君先発だったようだけど、4人の継投なのでそんなに疲労はないと思われる。

後攻:関東一

1ファースト小林

2セカンド田澤→センター

3ピッチャー坂本→レフト

4ショート越後

5ライト石田

6サード井口→磯野

7キャッチャー中濱

8レフト大澤→H藤江→セカンド

9センター入山→レフト→ピッチャー松澤

こちらも初戦と同じく坂本君が先発。初戦では立ち上がり打ち込まれた坂本君ですが、今日はどんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。そして継投はあるのか?

昨秋は下級生時代から左右の柱だった畠中君と坂井君がそのまま残ったので都大会まではほぼ2人で行けたけど、新チームでは坂本君以外ほとんど公式戦での登板経験はないし、坂本君自身も長いイニング投げたことはなく、野手兼任という難しさもある(これまでも中村祐太とか2021年の市川君とか打力のあるエースはいたけど投手専任だった)。そして例年になく左腕中心の面子。この秋、そして最終的に、どういう投手起用になるのかはとても気になるし、楽しみでもあります。

1回表、国士館の1番下立君が放った打球はレフトへの打球は、大きな当たりではありましたがレフトが目測を誤り一旦前に出たりしたのもあって、レフトオーバーの2ベースに……初戦のことが頭を掠めますが今度は違う。

ややマウンドよりに転がった2番山崎君の送りバントを、坂本君はすかさず3塁送球でタッチアウト!3番宮崎君をレフトライナーに討ち取ると、4番高橋君の打席では1塁ランナーを牽制で刺し、結局3人で切り抜ける。

1回裏。先頭の小林君が四球で出ると、続く田澤君の3塁側へのバントが内野安打、送りバントで23塁として早くも先制のチャンス!しかし4番越後君のライトフライでは3塁ランナーは自重(ライトの山崎君から良い返球返ってきたので納得)、後続も倒れてこちらもチャンスを逃す。

2回裏にも1死から連打でチャンス作りますが、国士館はここで早くもエースの長身左腕・鎌村君にピッチャー交代。ピンチの場面でしたが鎌村君はストライク先行の落ち着いたピッチング。後続を断たれてここも無得点。

直後の3回表、先頭の7番大崎君にセンター前ヒットを打たれますがここでも坂本君の好フィールディングで送りバントを2塁封殺、2死から1番下立君にまたもヒットを浴びるも、後続は断って無失点。

試合が動いたのは3回裏。1死から3番坂本君の初球センター前を皮切りに、三連打で1点を先制すると、6番井口君の四球で満塁、7番中濱君のライトへの犠牲フライ(初回と違ってかなり低い位置で捕球したので難しい体勢だったと思う)でもう1点、更に代打藤江君のライト前タイムリーで3点目をあげる。やったークリーンアップの三連打とか、良い響きじゃありませんか!

4回裏にも、今度は2番田澤君のレフトスタンドへのホームランで1点を追加、4-0とリードを拡げます。

守りの方は4回以降、坂本君はエラーのランナー1人を出したのみ。ノーヒット・四死球ゼロのピッチングが終盤まで続く。

7回裏には5回から代わった国士館の三番手・背番号10の右腕・草島君から、送りバント失敗などありながらもエラーも絡んで5点目をあげる。草島君からは、この回以外はノーアウトのランナーを出して送っても後が続かなかったり三者凡退だったりで得点できてなかったから、送りバント失敗からの無得点に終わるのは(4点差あるといっても)イヤだったのでこの1点はかなり嬉しかったのですが、いやホントに良かったよこの1点があって…

もうこのまま坂本君が完投するのかしらと思い始めた9回表でしたがやはりそれはなく、背番号10の松澤君がマウンドへ。坂本君はレフトに入ります。

国士館は打順良く1番下立君から。打順良く…いやホント、国士館のここまで3安打のうち2本は下立君なのだ。

そして下立君が放ったライナーの打球は、スタンドインするか?フェン直か?というくらいの大きな当たり!レフトに回っていた坂本君がジャンプして捕球を試みますがさすがに捕ることはできず、バランスを崩して倒れる間に下立君は3塁に。レフトへの打球だったし、リバウンドを待って処理してたら2塁どまりだったかな…5点差あったから、捕球にチャレンジするのも待って処理するのもどちらもアリだったと思うけど…

ともあれ、下立君やっぱり凄いな~と切り替えてこの後をきっちり抑えればいい場面。

まず2番の山崎君はセカンドゴロ。1点は返されますがこれで1アウト、ランナーもなくなりだいぶラクになったぞ。続く3番宮崎君のセカンドへのゴロ、ふーやれやれと安堵しかけたところでファーストへの送球が逸れ、1塁セーフに…

更に4番高橋君はフルカウントからサードの手前でイレギュラーしたっぽいレフト前ヒットで1・2塁。3ラン打たれてもまだ1点あるよな~と頭の中を計算が駆け巡りますが、松澤君もコントロールをかなり乱しながらもなんとか踏ん張って後続を打ち取り、5-1のままゲームセット、関東一が3回戦進出を決めました。おめでとう!課題や反省点はいろいろあるのでしょうけど、それでもバタバタの日程がようやく正常化するので、少し落ち着いて取り組める…といいなと思います。

次は帝京と。夏決勝の再戦としては早すぎる…という思いは正直あるけど、帝京戦はいつも怖くもあり、楽しみでもある。応援してます。次もガンバレ関東一!

【試合スコア】

国士館 000 000 001 1 H5E1

関東一 003 100 01x 5 H12E2

国士館:井村(1 1/3)、鎌村(2 2/3)、草島(4)ー高橋幸

関東一:坂本(8)、松澤(1)ー中濱