「叶えてもらえない」と拗ねてしまっていたワケ。 (original) (raw)
悩みがたくさんありすぎて、悩みすぎて、頭が重い。
元々そういう性格だけど、
酷くなると鬱状態になりやすい。
もっぱら、仕事と、人間関係と、彼との今後のことで悩んでいて、
そろそろ頭が沸騰しそう。
彼とは、出会ってもうすぐ7年。
付き合い始めた頃から結婚の話が出ていたけれど、
事情があって延期。
形にならないまま彼と突然連絡が取れなくなった。
2年後、復縁。
そして今。
再会した彼は、「こんなに仕事に忙殺された自分には結婚なんて無理だ」とすっかり結婚を諦めて、独り身で一生を過ごすつもりでいる心づもりになってしまっていた。
去年、私が逆プロポーズをした。
考えてみる、と言っていたけれどそれっきり返事をもらっていない。
彼の事情を考慮して自分で無理強いするのをやめたのに、最近になって、
何年も引き延ばす彼に不信感が募り疑心暗鬼になってきてしまった自分がいる。
「あなたたちは、コミュニケーションが足りてない。」
と、以前から周りから指摘されていた。
その通りだと思う。
父と私と同じ。
私は父と同じ様にしか、彼に接することができない。
彼は意図せず、私に父親のコンプレックスを解消するきっかけをくれていると感じる。
子供の頃、父のドライな態度から、
「お父さんは私のことなんかどうでもいいんだ」
と思う様になっていた。
それでも父のことが大好きだったから、内心好かれたくて仕方がなかった。
だからこそ、父の本当の気持ちを聞くことができなかった。
私のことがどうでもいい、という証拠になるものをわざわざ確認したくなかったからだった。
あんなにそんなことをしってしまったら、その小さな絶望がそのまま私の存在否定につながってしまう。
その後のズタズタになった心を想像すると、とてもじゃないけど父に意見をする気になどなれなかった。
そうして、父の機嫌ばかりを伺う癖がついてしまった。
父の本心を知りたくないという恐怖心が、私と父のコミュニケーション不足を生んだのだと思う。
その癖で、そのまま彼と付き合ってしまっていると思う。
父と似た様なドライな態度を取る彼は、
私のことなどどうでも良いと思っている人に見える。
だから、グレーな状態に甘んじてしまう。
彼に気持ちを聞くことができない。
私のことを拒絶している彼を実感したくない。
犠牲になったのは、私の時間。
私の若い貴重な時期を7年も無駄にしてしまった。
怖いけど、これ以上は、引き伸ばしてはいけないと、なんとなく感じる。
勇気を出して、彼に聞きたいことを聞かないと。
…少し前からそう思っているのに、いまだに勇気が出ず、聞けていない。
それは、「食い下がる」ということを知らないからだとわかった。
いままで、
父がNOといえばNOだった。
父の気分で、全てが決まってしまう。
私には、「交渉をする」という概念がなかった。
それに気がついたのは去年。
YESマンになりすぎて仕事にまで支障をきたしてしまい、上司に「交渉してもいいんですよ」と指摘され初めて気がついた。
交渉しろ、と言われても、
したことがないからやり方がわからない。
逆に混乱して、仕事ができなくなった。
怖かった。
他人に対する恐怖心がさらに強くなってしまった。
なぜ、交渉のやりかたがわからずパニックになったのか、
やっとわかった。
父や彼の前では、
自分の「こうしたい」が消えてしまうから。
相手の気分が全てだったから。
交渉する内容がそもそも私にはなかったんだ。
父と彼の前では、自分の意見がわからなくなって、頭が真っ白になってしまう。
私は、彼と「結婚したい」「彼とずっと一緒にいたい」のだと思う。
それを軸にすれば、交渉ができるじゃない。
そんな簡単なことも知らなかった。
だからいつも人間関係がうまくいかなかったんだ。
生い立ちって、本当にその後の人生に影響してしまうんだなぁと思った。
今までの私は、
相手に聞いてみることをせず、
自己主張もできず、
空気を読むだけで
「願いを叶えてもらえない」と拗ねていた。
本当に辛かったのに、
子供の頃のコンプレックスや
思い込みで
ここまで問題を作って拗らせてしまうんだね。
ずーっと考えて言語化して、
やっと問題の核心がわかった気がした。