明日は十三夜 (original) (raw)
明日10月15日は、十三夜です。
旧暦9月13日の月を愛でる日です。
満月の少し前で、まん丸でない月に日本人は美しさを感じます。
逆に西洋人は、完全さに美しさを感じます。
よく例に出されるのが、ベルサイユ宮殿の庭と日本庭園の違いですね。
ベルサイユ宮殿の庭は、左右対称で、幾何学的な美しさがあります。
日本庭園は、自然を写したものであり、癒しも感じます。
あなたは、満月と十三夜月のどちらが美しいと感じますか。
ちなみに、月齢十四日の月を「小望月 ( こもちづき ) 」と呼びます。
満月の前夜祭として愛でる月です。
さて、旧暦8月15日と旧暦9月13日の月は、片方だけ見るのを「片見月」あるいは「片月見」といって縁起が悪いとされています。
江戸の遊郭が、客寄せのために言い出したことですが、それがいまだに残っているのです。
脳は信じた通りのことを引き寄せますから、実際、片月見をて痛い目に遭った人がいたのでしょう。
だから、いまだに信じている人がいるのです。
信じている方は両方見るか、両方見ないかしたほうがいいと思います。
片月見に僅かでも恐怖や不安を感じる方は、心の奥で信じ込みがあります。
そのような方は、避けた方が賢明でしょう。
微塵も不安を感じない方は、片月見であろうがなかろうが、存分に楽しんでください。
名月に風流を感じる心のゆとりが、豊かさを引き寄せます。