From北海道～晩夏と強さと給食室～ (original) (raw)

From北海道～晩夏と強さと給食室～

この季節に訪ねるのは初めてなのですが
季節はすでに移っていた（笑）

汗だくで高い湿度の中、空港へ向かったけど
札幌についたときは あれ？涼しい（を通り越して寒い）と感じました。

北海道の季節の移り変わりは真冬をを除いてはあっという間
札幌の同業の友と合流し 美瑛の人気の旅宿を目指します（笑

この宿は もちろん旅慣れた友人の推薦もあったのですが
ちょっと面白い前評判の宿だったんですよね（笑）
「給食室」と言う変わった名前の旅宿。

三重県で長年「給食室のおばちゃん」をやっていた方が
北海道が好きでここへ旅宿を作ったのだとか。
ともかく この名物オバチャンに会いたくて訪ねるリピ－タ－も多く
人気の宿なんですよね。

どう人気かと言っても
この宿は 素敵なお部屋に シェフが腕を振るう高級コース料理
そういうセレブな旅が好きな方には向きません（笑）

家庭的な、 心づくしのもてなしがこの小さな宿の魅力でありますが
最大の魅力は、この名物オバチャンのとびきりチャ－ミングな人柄（笑）
笑いあり 優しさあり 細やかさあり
この人と話して心動かされない人はいないんじゃないだろうか（笑）
食事も自家菜園の野菜中心でどれもこれも美味しい（笑）
たくさん食べても全然もたれないヘルシ－メニュ-です☆

美瑛はもう夏の終わり。
風は冷たく 秋を感じさせる心地よさです。

どこまで行っても ただただ広い空と草原を見渡せる。

今回の旅は
札幌の「花と雑貨 ひととき」の店主と美瑛を散策（いやもう部活です）し
その後 旭川の元同僚と旭岳温泉で深い時間をすごし
体も心もフルに使った旅でした（笑）

いやもう美瑛をレンタサイクルで散策するなんていう無謀なプランを実行してしまったがために
結果 ２～３０Ｋｍを足腰立たなくなるまで走り フラフラに（苦笑
こんな運動したのは ２０年ぶりくらい？
しかもワタクシ電動アシスト自転車で回ってもヘロヘロになったのに
ひとときの店主は普通のチャリで同じ距離と起伏のあるコ-ス回ったんですよ。
しかも「全然平気」だって。

ないわ～（汗）

旭川の山ちゃんは ８月に自然療法の事務所を立ち上げていた（笑
東京で長く化学物質アレルギ－で苦しんだ末に花屋をたたんで
５年前に北海道に帰郷した。

あのころは 本当にしんどそうで
見ているのがつらかったが

自然療法に切り替えて４年 北海道に帰って５年
まるで何事も無かったかのように回復し 今や食べれないものは無くなってた。
ホント すごいことです。間近で見て こんなにも心身ともに回復するものかと
驚きはかくせない（笑

何年かぶりかに 温泉宿でゆっくりしながら
枕を並べ 生きることについて、夜通しお互いの疑問や理想について話し込む（笑

あの頃 近いようで どこか人を寄せ付けなかった山ちゃんと
今 こんな話ができるなんてね（笑

気負いもなく まるで仙人のように達観しているようにさえ見える（笑
穏やかで （もともと静かな感じだが） 受け入れてる感じだ
抵抗しない。

ただそこにあるものを そのままに受け入れてる。

その在りようが
あまりにも優しくて

これから起こるであろう厳しい逆風を知りながらも
彼女がいつも笑って「大丈夫だ～」って言うので
なんか 泣けてきて

自分は いつまでも いつまでたっても
この強さにたどり着かないって
落ち込む（笑）

「優しいことは 強いことだ

強いことは 赦すことだ」

それが言葉では分かっていながら
今もそれを越えられない自分がいる

夏の終わりの北海道は
夏休みにふさわしい 良い時間をくれました（笑）

by sana4413 | 2014-08-28 20:12 | プライベ－ト番長 |Comments(2)