人生の図式<陰占>(算命学の全体像①) (original) (raw)

基礎は陰陽五行

算命学の「思想」は、これまで書いた自然思想を押さえておけば、ひとまず十分です。簡単にまとめておきますね。

陰陽五行は、教科書や市販の本などでもサッと流されちゃう部分ですが、学校の勉強でいえば、ひらがな・カタカナや足し算・引き算です。

これは占術を習得したいなら絶対に必要な作業です。

陰陽五行は、次のブログで解説していくので、ご興味があれば是非ご覧ください。

yangyin.jofukudo.com

陰占で運勢を知る

つぎに、算命学の「占術」では、生年月日の干支をもとに宿命を読み解いていく術を学びます。生年月日の干支は誕生した時の気で、これを陰占といいます(縦書きで右から左に年干支・月干支・日干支)。

たとえば、2024/1/24に生まれたひとの陰占は次の通りで、右の癸卯が年、まんなかの乙丑が月、左の丁亥が日の干支です。

丁 乙 癸

亥 丑 卯

左上の十干(日干、例では丁)が自分で、ほかの十干や十二支との関係などから、自分がどんな環境で生きていく宿命なのかを読み解きます。すなわち、家族(両親/兄弟/配偶者/子供などとの関係)、ビジネスやお金、出世や名誉、健康、人間関係など、いわゆる(持って生まれた)運勢がわかります。この宿命通りに生きる(算命学では「消化する」と言います)ことがそのひとの役目で、この世に生まれてきた目的なのだと算命学では考えます。

では、運勢の悪いひとは救われないのかというと、それは違います。運がなければ努力すればいいわけで、それが運勢の悪いひとの役目です。ウサギとカメで言えば、カメです。でも、最後はカメが勝ったように、苦労して成功したひとはたくさんいます。むしろ、ウサギのように運勢が好すぎるひとは、努力を怠って平凡な人生で終わることも多いように思います。