蔡忠浩「オクトーバー・ステップスTour」札幌編 (original) (raw)

先日、musica hallで開催された元bonobosのボーカリスト蔡忠浩さんのライブに行ってきました。
蔡さんのアコースティックライブは関東にいる時から行きたいなあと思ってて。
しかし開催が吉祥寺とかやや遠めのことが多く、億劫になってしまい行かずじまい。
なのでこれは絶対行こう!と張り切ってチケットを取っていたのでした。

早めについて、誰もいなかったので近所を歩いてみました。紅葉がきれいな公園発見。
この時期の私は紅葉ハンターなのでしばし写真タイム。

その後会場に戻り、ドリンクを受け取り一息。

musica hall cafeさんは以前は中央区にあって、行ってみたいなーと思っていたのです。
白石区には8月に移転してきたそう。

SEで奇妙礼太郎さんの『23区』が流れていて、奇妙礼太郎さんも好きだからちょっと嬉しくなる。蔡さん仲良しだものなと。
(ちなみに奇妙礼太郎さんの曲が流れててうれしいとXでツイートしたら、ご本人アカウントからいいねがついた。めちゃくちゃうれしい)
23区つながりで、bonobosの『東京23区』やってくれたらいいなあと思ったり。

前の方に席を取って座っていたら、まだ開演時間じゃないのに蔡さんが楽屋から
出てきて「もういけます」とか言ってて、早めのスタートかなと思ったら
違った笑
スタッフの人がもう出てくださいと言ったと勘違いして出てこられたらしい。
ちょっとふふっとなりつつ開演を待つ。

MCとかセトリとかどのタイミングで何を言われたか、何を歌われたかとか
ぜんっぜん覚えていないんですが、以降私の感想とかMC(表記はあいまい)とか
演奏した曲とか。

蔡さん、登場するなり寒い~と言っていてあたたかそうなカーディガンを着てました。
仙台でも寒かったみたいで、寒いですねとスタッフの方とかに言ったら
「あ、そうですか」とそんなでもない感じで言われたとか。
まあ東京から来たら東北、札幌は寒いよね。
ちなみに後半「暑くなってきた」とカーディガンを脱いでました。

ネットで買い物するの難しいよねっていう話で。まずbonobosの元ドラマー、辻凡人さんがネットでリュックサックを買ったら小さいのが届いた、肩にかける部分は普通のサイズだけどリュックサックが異常に小さかったという話。どうしてそのようなことになるのかわからないけれど笑ってしまった。辻くんはお元気だろうか。

蔡さんもちょっと失敗して。今仕事場として物件を借りていて、
結構人が出入りするから冷蔵庫と電子レンジくらい置こうか、とネットで購入。
電子レンジが届いたけど忙しくて放置していて、しばらく経ってから
開封したらなんと60ヘルツ。
関東では使えない周波数なので、返品したい。しかし日数が経っているから
返品できても5000円送料がかかってしまう。うーんどうしたら、、と思って
メルカリに出品したら売れた、よかったという話だった。

あとはスタッフの方のパイプ椅子のきしむ音がちょっと気になっちゃって、
演奏の合間に「気を付けてね」「昭和の芸能界じゃなくてよかったよ」とか言って、bonobosのライブでもちょっとSっぽいところがあった蔡さんのSっぷりに
懐かしくなったり。
(まあ演奏中に椅子のきいきいする音がしたら駄目よね)

MCというか蔡さんについてはそんな感じかなあ。あまり覚えてないものですね、、

演奏は『気比の松原、残暑のベロア』、『うたごえはラララ煌めく太刀魚の ラララ煌めくまっ青な空』(たぶんやったような、、)
bonobosの『優しい重力』、『Cruisin’ Cruisin’』『東京23区』。
ピチカートファイブの『東京は夜の7時』堺正章の『さらば恋人』
ハンバートハンバートの『虎』、ザ・フォーク・クルセダーズの『悲しくてやりきれない』YUKIの『恋人よ』、西岡恭蔵の『プカプカ』ルイアームストロング
『What a Wonderful World』などなど。(まだまだやったけど覚えていない....)

気比の松原、残暑のベロアはゆったりした曲なんだけど、すごくポップにアレンジしていて印象的だった。同じく虎もポップな仕上がり。
東京は夜の7時はアンニュイな感じで違うテイストが楽しめた。

でもアレンジがどうとかこうとかいう話じゃなく、蔡さんの圧倒的な歌唱力と力強さがすさまじかった。
もともとすごく歌がうまいなあとか、いい声だなあと思ってはいたけれど
弾き語りしているとは思えないくらいの音量に圧倒されてしまった。よかった。
東京23区は冒頭に書いたように聴きたかった一曲なので嬉しかったなあ。
コールセンターの仕事が辛かった時期によく聴いていたから、
コールセンターからの帰り道を思い出したり、横浜の生活を思い出してなんかちょっと泣いてしまった。
それからよく聴いていたプカプカ。色んな方がカバーされてるけれど、
私のファースト・プカプカは蔡さんなのでこれも聴けてよかった。
ただ、銀杏が色づく季節だから『銀杏のビロード』が聴けなかったのは残念~。
またいつの日か、聴けるかな。

蔡さん、三枚目のカバーアルバムを制作中だそうで、アルバムが出来たら
全国ツアーをやるみたい。札幌も来そうなことは話していたけど、どうかな。
来られたらまた観にいこう。

帰りに二枚目のカバーアルバム、『逃避行はロマンチック』を買ってきた。
今じっくり聴いています。

帰り道、夫との待ち合わせ場所に向かう途中で見かけた紅葉。

これはもみじだけど、遠くからあかるくはためく黄色のはっぱを見て、あーやっぱ銀杏のビロード聴きたかったなあなんて思ったのでした。

いつも思うけど、生音はいいですねえ、、潤いました。

たまもの from ぬばたま

闇の向こうからコンビニの声がする