さっぽろ雪まつり2024について (original) (raw)
さっぽろ雪まつりの開催期間中は何度か足を運ぶことができました。様々な形の制作物を楽しんできました。
さっぽろ雪まつりとは、毎年2月に札幌市で開催されるイベントです。今年の会期は、2月4日(日)〜2月11日(日・祝)でした。
移住前からさっぽろ雪まつりに行ってみたいと思っていましたが、以下の懸念点から断念していました。
- 平日は会社勤めのため、行くなら土日祝の3連休がいい
- 毎月10日前後に重要な会議があり休めない
- 雪まつり期間中のホテルは料金が値上がりしている
- 雪の影響で飛行機が欠航するかもしれない
- 2月の札幌なんて絶対寒い ← 一番はこれ
しかし、移住したことより、自宅から簡単に行けるようになったのです。寒さにも慣れ、氷点下のひんやりとした空気が気持ち良いのです。
服装ですが、私の冬の服装は、長袖ヒートテック+ウールニット+ウールカーディガン+裏起毛ズボン+ダウンコートです。ニットの上からカーディガンを着るのは不思議な組み合わせかもしれませんが、道民になると普通な気がします。寒さ対策で長袖のヒートテックを重ね着してしまうと、お店の中はどこもしっかり暖房が効いているため苦労されるかと思います。
大通会場
4丁目 STV広場 ウポポイ(民族共生象徴空間)×『ゴールデンカムイ』
ゴールデンカムイのメインキャラクター 左から、アシリパ、白石、杉元
私は漫画ゴールデンカムイのファンで、2016年から読み始め、2022年に完結するまで全て読みました。北海道を舞台に金塊の争奪戦が繰り広げられるストーリーで面白いのですが、アイヌ文化が登場するのがこの漫画の面白さを強めている要素の一つだと思います。
4丁目STV広場は、札幌駅からまっすぐ南に伸びた道に面しており、大通会場の一番目立つ場所です。また、この大雪像は陸上自衛隊によって行われました。漫画の主人公杉元は大日本帝国陸軍出身で、同じく陸軍のメンバーが数多く登場します。そんな背景もあり、制作期間からだんだんと制作が進んでいく風景を目にして胸が熱くなっていました。
ウポポイは、国立アイヌ民族博物館を擁する、アイヌ文化に触れられる施設です。私も訪れたことがあるのですが、ゴールデンカムイに登場するアイヌ文化で使用されていた衣類や道具を観ることができます。その他にも様々な展示物があり、理解を深めることができます。また、アイヌ舞踊のショーや、アイヌ料理も楽しむことができます。
5丁目 道新 雪の広場 栄光を目指し駆けるサラブレッド
サラブレッドの筋肉がとてもリアルで見入ってしまいました。写真で伝えることはなかなか難しいのですが、サラブレッドのボディから絶妙な艶やかさを感じ、本物のような毛並みの美しさも見えてしまう気がしてなりませんでした。
夜間はプロジェクションマッピングが開催され、ノリノリの音楽と鮮やかな映像にくぎ付けになりました。昨年もJRAの大雪像ではプロジェクションマッピングが開催されていたのですが、とても綺麗だったので今年も期待していました。
プロジェクションマッピングの最後はこのような様子でした。
6丁目 HBCドイツ広場 ノイシュバンシュタイン城
ドイツ観光でお馴染み ノイシュバンシュタイン城
この大雪像が評価されるべきところは、城の精巧さはもちろんのこと、周りの木々だと思いました。ふんわりと雪化粧した姿を、雪まつりの期間中キープするためにどのようなテクニックが使われたのだろうとわくわくします。夕暮れ時に通りかかった際は、綺麗にライトアップされていました。数種類のカラーが順番で変わって照らされていました。
ライトアップ ノイシュバンシュタイン城
ノイシュバンシュタイン城は19世紀に建造され、現存する城です。JTBの公式サイトに、美しい写真がいくつか載っていました。
7丁目 雪のHTB広場 旧札幌停車場
昔の札幌駅 旧札幌停車場
明治時代に使用されていた、昔の札幌駅です。建物の窓や壁、柱がとても細かく表現されています。中から人が出てくるのでは?と思うほどリアルな造りでした。ゴールデンカムイにも登場する建物のため、静かに興奮しながら思いを馳せました。旧札幌停車場の詳細な歴史は『札幌の今昔記』に記載がありました。
https://sapporo-jouhoukan.jp/sapporo-siryoukan/lekishibunko/konjaku/eki/ekimae.html
8丁目 UHBファミリーランド 北海道ボールパークFビレッジ Let's playイダー
エスコンフィールドHOKKAIDOと笑顔の新庄監督
北広島市に昨年開業した、日本ハムファイターズの新球場エスコンフィールドHOKKAIDOと新庄監督の大雪像です。新庄監督の笑顔が印象的で、笑顔の人を見るととても癒されますし元気をもらえるので好きです。大きなスライダーが設置されており、滑り降りる子供たちと同伴の保護者が楽しそうに過ごしていました。
エスコンフィールドHOKKAIDOは私もファイターズの観戦で訪れています。バックネット席から眺める球場は、まさにこの大雪像のように左右に大きく広がって見えました。従来の球場とは一味違って、飲食店の席に座って食事ができたり、サウナがあったり、面白い場所です。
これらの大雪像の他に、アニメ作品の雪像が並んだエリアや、市民団体が制作した小規模(とは言っても小さくはない)雪像が並んだエリアがあります。市民雪像と言ってもクオリティが高く素晴らしいです。
アニメエリア 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
市民雪像エリア ちいかわ
市民雪像エリア やべーべや
すすきの会場では、氷像が展示されていました。ここまで文章が長くなってしまったので、また別の記事で紹介したいと思います。
札幌移住したメリット一つに、雪まつりを何回でも楽しむことができることが挙げられます。しかも、制作の様子も見ることができます。貴重な体験です。また行きたいと思います。
以上、さっぽろ雪まつり2024についての記事でした。読んでいただきありがとうございました。