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人生下り坂最高!

2024年 10月 06日

人生下り坂最高!のフレーズとともに

日本全国、色々な人の思い出の場所を

火野正平さんがチームこころ旅のスタッフと一緒に

自転車で訪ねる『日本縦断こころ旅』

朝版15分、夜版30分。

毎年、春と秋に放送があって、秋の旅を心待ちにしていた。

人生下り坂最高!_f0231393_14454325.jpg

この番組、知ってはいたものの、

毎回見るようになったのは、コロナ禍、緊急事態宣言下に

トラさんも仕事が時差出勤になったり、私もしばらく仕事が休みなったりした頃から

欠かさず見るようになり、すっかりファンになってしまった。

この番組の持ち味は、火野正平さんの

飄々として、おとぼけで、お茶目で、嘘のないキャラクターあってこそ。

チームこころ旅のサポートメンバーや、愛車チャリオ君とともに

出会った人たち、動物、植物、時に昆虫とのやりとり、

そして開けていく風景、

全国各地にある、多くの人の思い出の風景に癒されていく。

我が家のビタミン剤みたいな番組だ。

人生下り坂最高!_f0231393_14424743.jpg

ところが、正平さんも

年々体力的にキツくなってくるお年頃になり、

とうとう今年の春は腰痛が悪化して放送は二週間ほどで中止になってしまった。

秋はどうだろうと心配しながら

心待ちにしていたのだが、

今回は骨折により断念されたとのこと。

正平さんも、今年は75歳。

たとえ体調不良が無かったとしても、自転車での旅は難しいお年頃だろう。

トラさんとも、あと何年やってくれるかなぁ

でも、この人に代わるキャラはいないよねぇと心配していたものだ。

旅の途中でも上り坂のきつい所では苦しそうで、

下り坂になると、喜色満面、

そして、冒頭の『人生下り坂最高!』になるのだ。

人生下り坂最高!_f0231393_14431604.jpg

自然の中を走る正平さんの旅を見ながら

トラさんと二人の晩酌タイム。

コロナ禍の、息の詰まるような時も、

仕事でクタクタの日も

その時間はほっと一息つき、ふふふと笑い、心がほどける

まさにこころ旅だった。

人生下り坂最高!_f0231393_14431350.jpg

正平さん、お大事にしてください。

待っているけれど、無理はしないでほしい。

私たち夫婦も、人生下り坂だけど、元気をいっぱいもらいました。

今回は、ピンチヒッターの方々が、

正平さんに代わって走ってくれるそうだ。

明日から長野の旅が始まる。

# by sarakosara | 2024-10-06 15:07 | 日々 | Comments(2)

花降るように

2024年 09月 30日

3年前の今日、お空に帰って行った明花、はるかは、

ミコのお腹の中にいる時に、

ターナー症候群という女の子にだけ起こる染色体異常があることがわかった。

ちょうどその頃、東京パラリンピックが開催されていて、

そこにいるひとりひとりが、将来のはるかに思え、

愛おしく、一方苦しかった。

でも、その時、初めて障害ということを

自分ごととして、真剣に考え、眠れぬ夜もあった。

ターナー諸侯群の女の子が持つ障害のひとつに翼状頚というものがある。

首の側面の皮膚が肩まで翼を張ったようになることだ。

見た目にわかる他の人と違う外見は

女の子にとっては辛いものだろうと思われた。

悩みに悩んだけれど、その子は翼を持った天使だと、ふと思った。

私にとっては、大切な天使だ、

他人からなんと思われようと、

私にとっては、愛しい天使だと思い、守っていこうと心に決めた。

花降るように_f0231393_16115479.jpg

ミコも産むことを選択した。

ミコとY君、とりわけ母親であるミコは一番辛かったろうと思う。

結局、お腹の中でも障害はどんどん重くなり、

この世に生を受けることにはならなかった。

あれから三年、

今年のパラリンピックに明花の姿は重ならなかった。

悲しいかな、自分ごとではなくなってしまったのだ。

でもあの辛かった時を忘れてはいけないと思う。

そして、今もそんなお子さんに寄り添うご家族が

少しでも生きやすい世の中であってほしいと願う。

ミコの時はたまたま検診のエコーで異常が発見されたけれど、

今は出生前診断を受けるケースも増えている。

そこで異常が発見された場合、重い選択が待っている。

正解など無い答えを探すこと、

それは経験しただけに、その重みと辛さを少しはわかるつもりだ。

お盆の施餓鬼法要でいただいた散華。

花降るように_f0231393_16120538.jpg

今日も半年で死産した明花の写真を見て過ごした。

何度見ても可愛い、愛らしい。

小さな小さな手が仏様のようだ。

先日見た、浅田次郎原作の

『母の待つ里』というドラマで、

亡くなった人のことを思い出すと、

あの世でその人の周りに花が降ると言われているという場面があった。

きれいな景色が浮かんだ。

今日は、はるちゃんの命日だけど、

今日だけじゃなく、明るい花の、はるちゃんに

毎日いっぱい花が降りますよう、ばぁばは思い出すよ。

この世に生を受けさせてあげられなくて、ごめんね。

# by sarakosara | 2024-09-30 16:53 | 想う

Best wishes

2024年 09月 27日

仕事に行く日はだいたい5時前後に起きている。

夏はもうその時間にはすっかり明るくなっていたけれど、

少しずつ夜明けも遅くなっている。

そんな一週間ほど前の朝、東の空が薔薇色だった。

トラさんを起こさないように

そっと急いで屋上に上がった。

刻一刻と変化していく朝焼けの空に、しばし見惚れる。

空気が少し変わり、秋の気配。

この日から、夜のエアコンはつけないで休めるようになった。

Best wishes_f0231393_14554469.jpg

今日、一緒に仕事を始めた、いわゆる同期の女性が仕事をやめた。

同時期に仕事を始めたので、

契約と仕事内容についての説明も一緒に受けた。

私より三つ年上。

まぁ三つくらい同じようなものだから、

お互いシニアパートとして、助け合っていこうねと話していただけに

短いご縁だったとはいえ、淋しかった。

なんでもハラスメントをつければいいというものではないけれど、

正直原因は、上司のパワハラだったと思う。

同時に若い人からも、

もっとテキパキ動いてくれという無言、有言の

プレッシャーもかけられていた。

なんとも理不尽な思いがあったし、

せっかくここまで頑張ってきたのだから勿体無いと思う一方、

若い時ならいざ知らず、人生ここまできて

何も我慢ばかりの辛い思いを堪えることもないとも思えた。

きっと彼女もそう思っての決断だったのだろう。

私は今日は仕事が休みだったので、

最後の日に会えないのも寂しいと思い、

ちょっとだけ会って渡したいものがあるからと連絡して

仕事終わりの時間を見計らって

職場の外で待っていた。

辞めると決めたのが半月ほど前だったけれど、

今月いっぱいと言われてからの

残り半月の出勤は辛かったと思う。

悲しそうに落ち込んでいる様子も見られたので、

今日も心配して待っていたけれど、

職場から出てきた彼女の顔は明るかった。

私が待っていたのも、とても喜んでくれた。

しばらく立ち話をして、少しばかり愚痴もあったものの、

せっかく自由な時間もできたから、ちょっとゆっくりすると。

それからまた何か仕事探してみるわと、笑顔で言っていた。

さっぱりとして、清々しい良い笑顔だった。

心ばかりのものを渡し、

お互いにありがとうと言って、別れた。

Best wishes_f0231393_16482876.jpg

枯れていくバラも美しくて、捨てられない。

この仕事、正直言って、けっこうきつい。

同年代の方も大勢働いているけれど、

もう身体が勝手に動くような、20年来のベテランさんがほとんど。

なので、私たちの年齢から始めるには多々ハンデがある。

それなりに動ける身体と、気合いと気働き、

少々のことにめげない気持ちのタフさが必要かもしれない。

上司なんて、そのうち移動もあるのだから

もうちょっと頑張っていればと正直思った。

彼女自身も

「何も辞めることもなかったかな」

と、ちょっとぽろりともらしたけれど、

どこか吹っ切れた感じもしたし、

嫌な思い出だけでやめて欲しくなかったので、

今日の晴れ晴れとした笑顔を見たら、これはこれで良かったんだと思えた。

まずは、心も身体もゆっくり休めてほしい。

Best wishes!

# by sarakosara | 2024-09-27 22:34 | 日々 | Comments(2)

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