いちご飴とためらい傷 (original) (raw)

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シャニマスのライブ6.5day2に参加してきました。

俺はシャニの単独ライブに現地参加するのは初めてだったんですが、本当に本当に死ぬほど楽しかったです。

アリーナ、花道の横辺りの位置で大ステージ前のブロックの中ほどの席でした。

大好きな星の声から始まったわけですが、初っ端からSHHisの二人が目の前にいて、もうほとんどずっと見ていました。

シャニマスを知ったときに真っ先に好きになったのがこの曲で、アプリシャニソンのOP曲になっているので勝手にシャニマスの代表曲かと思っていたんですが、全然新しめの曲なんですね。

繊細なイントロから始まって、メロディーがどんどん広がっていく感じ、透明感がめちゃくちゃ好きです。

現地でSHHisを目の前にこの大好きな曲を聴けるだけで満足感たっぷりでした。

お次は

CoMETIK Heads_or_Tails?

今回のライブで披露してくれるかどうかも分からなかったのに、二曲目いきなりこれね。

ぶち上がりました。

今のところシャニマスで俺の推しはにちかと鈴木羽那なので、もうずっと目が釘付けでした。

異次元フェスでこの二人にめちゃくちゃ惹かれたんですよね。

言うまでもなく、めちゃくちゃかっこいい新曲。

はるきの存在が結構際立ってる曲な気がします。良すぎ。

からのアンティーカ、ストレイライト。

ずっと興奮しっぱなしです。

まだ聴き込みが浅くて、アンティーカの曲で周りの盛り上がりに着いていけなかったのが悔やまれます。でも超かっこよかった!

そこから各ユニットの素晴らしい曲が続いて、SHHis Happier。

元々かなり好きだったんですが、前日までSHHisのコミュを詰め込んでいたので、それを踏まえて聴くともっと好きになれました。

SHHisの二人が心から楽しめているような感じがする曲です。

そして一旦挨拶。

各ユニットがそれぞれお話しするんですが、途中でSHHisが水分補給していたので

「あ、次SHHisからスタートです?」

ってなんとなく思ってたんですが、挨拶が終わって本当に始まってくれました。

SHHis OH MY GOD

好きすぎます。

異次元フェスでSHHisが気になったきっかけがこの曲なので、個人的にめちゃくちゃ思い入れがあります。

凄くかっこよくて良い曲なんで普段からも聴くんですが、やっぱりライブでこそ輝く曲って改めて思いました。

あの無音は本当に息が止まります。

なんかこう、オーディエンスが気を遣って静かにしているというより、ステージの二人に黙らされてる感、圧倒的な存在感、迫力、あれが堪らないです。

これ体験して好きにならないやついないだろ。

さいつよ。

ストレイライト Hide & Attack

良すぎね。

ライブで改めて体感したんですが、ストレイライトのぶち上がり感は本当に筆舌に尽くし難いですね。

ずっと酸欠になる感じが良くないクスリやってるみたいでハッピーになれます。クスリやったことないけど多分そう。

からの

CoMETIK 無自覚アプリオリ

プロデューサーって多分みんなドMなんでしょうね。俺も。最高すぎ。

曲自体は当たり前にかっこいい。

曲中、鈴木羽那の

「満足でしょ!」

のところがめちゃくちゃ好きなんですよね。

あの一瞬で鈴木羽那に惚れました。

今回は振りが違ったけど、やっぱり凛々しくて可愛い。

いやべつに負けてないけどね。

そしてアンティー

ノクチル 夢が夢じゃなくなるその日まで

ノクチルの青春的な青々しい甘酸っぱい雰囲気って本当に良いですね。

なんかこう、曲調は違うけど20年くらい前の邦ロック的な味っていうんですかね。

俺にもこんな頃あったのかな、ってどこか懐かしくなる感じがめちゃくちゃ好きです。

そこから放クラ、

イルミネ 枕木の詩

アルストロメリア アルストロメリア

癒し空間。

酒喰らったあとの水って世界一美味しいですよね。人間には作れない味。

衣装が可愛すぎるんよ。

そして放クラ

アンティーカ バベルシティ•グレイス

ここまでアンティーカのコーレスにはほとんど着いていけてませんでした。

この曲も好きで聴くんですが、あんまり着いていけませんでした。

でも歌詞は分かっていて口ずさみながら楽しんでいたところに

「アンティーカ!」

と叫ぶところは自然に声が出ました。アンティーカが出させてくれました。

ありがとう。

SHHis Forbidden Paradise

ストレイライト LINKs

LINKsめちゃくちゃ好きなんですよね。

ストレイライトらしいかっこよさを残しつつ、ストレイライトそのものを表現している曲、そんな気がします。

骨に響いてくるような感じ。

アルストロメリア 明日もBeautiful Day

のりこー!

CoMETIK ハナムケノハナタバ

すすぎはなー!

可愛いよー!

はるきー!

可愛いー!

ルカー!

実は可愛いー!

聴きやすくて普段からめちゃくちゃ聴いてます。

現地で聴けるかちょっと不安だったんですが、本当に嬉しかった。

そこからイルミネ。

そして

ノクチル グッバイ

聴けるの?

聴けるんだね!

ギターのイントロが流れて

「え、これ新曲だよね? いやでも俺浅いから違うかも」

違いませんでした。

本当に良い。

ノクチル推しの連れが泣いてました。

なんか、ノクチルを見てると自分の同い年くらいの頃を思い出すんですよね。

良いことも嫌なこともあったけど、今とはちょっと毛色の違う「楽しい」があった頃。

そんな頃を特にじわっと感じさせてくれる曲。

グッバイ

ありがとう。

ずっと過呼吸になるくらい楽しませてくれて、この曲で〆。

アンコールは割愛。

でも一体になって盛り上がれて良かったと残しておきます。

ライブ全体を通して、アンティーカと放クラでほとんど着いていけなかったのがめちゃくちゃ悔しいです。

なんだよ、シャニマス

もっと早く知りたかったよ。

本当に心から楽しめました。

次も行きたい!

俺は虹ヶ咲の人間だけど、負けないくらい推していきたいな、と思えました。

虹ヶ咲には思い入れもあり、例えば仮に虹ヶ咲とシャニのライブや、あんまり考えたくないけどFinalが被ったりしたら、確実に俺は虹ヶ咲を優先することになるけど、もし好きになる順番が違ったら、同じことは言えなかったかもしれません。

本当に最高だよシャニマス

俺にとって、異次元フェスは本当に大きい意味のある最高のイベントだったな、と心から思います。

虹ヶ咲と出会えて良かった。異次元フェスに参加できて良かった。シャニマスに出会えて良かった。

7thはユニットライブ。

バラけちゃうから、その前になんとか全体ライブの6.5を間に合わせてくれたのかな、とか勝手に妄想したり。

全国各地でそれぞれの対バン的なライブを開催してくれます。

全国なら富山にも来いよ。

あ、箱がありませんね。

生意気言ってすみませんでした。

身内と話して、一先ず福岡と横浜は確実に申し込むことになっています。

なんなら福岡は相方ダメになっても申し込むけど。

当選するかどうかは置いといて、その頃にはアンティーカと放クラもちゃんと声出せるようにしておきたいな。

シャニ6.5のday2にて、シャニ単独ライブに初参加するのですが、曲はある程度聴き込んでいるものの(SHHis、CoMETIK、全体曲、その他気に入った曲ばっかり)キャラクターやユニットに纏わる知識が壊滅的で、ライブが楽しめるかちょっと不安がありました。

そこへ虹で知り合ったシャニオタクが

「一緒にコミュ読んでシャニを教えてあげるよ!」

と申し出てくれて、最近は文字通り毎日SHHisのコミュを読んでいます。ありがとう。

コミュというのは、要はストーリーモードですね。キャラクターの立ち絵、台詞、BGM、画面の切り取り方などを合わせて読み進める形になります。

なんとなくのインスピレーションと異次元フェスで出会った最高のパフォーマンスから七草にちかに興味を持ったので、にちかの所属ユニットであるSHHisのコミュから読み始めたわけです。

まずビジュアルが好みすぎるんですよね。

可愛い。

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このSHHisというユニットのコミュ、本当に本当に本当にストーリーが濃い。

YouTubeでSHHisの闇がうんたらかたらというサムネを見かけましたが、闇なんて言葉では形容しきれないほどの明暗、苦しみ、痛みがあります。

興味がある人はぜひ読んでほしい。

にちかのスケジュールが忙しくなってきた中で、それでも練習時間を確保しようともがいているところは本当に読んでいてもつらくて

「もうやめてくれよ……」

と思ったものですが、読み進めていくうちに、もっと知りたい、もっと分かりたいという気持ちが強くなってきて今では次の日が待てなくてタイトルのような気持ちに変わり果てている有様です。

ユニットのストーリーはもちろんですが、アイドルたち一人一人の深掘りがとても面白くて、ただのキャラクターではないそれぞれの物語が用意されているのが本当に素晴らしいです。

にちかは第三者視点だと口と態度の悪いクソガキかもしれませんが(失礼)、その実色々な葛藤や気遣いがあり、それを上手く周りに伝えられないもどかしさが伝わってきて

「この子のためになることを何かしたい、邪魔だと思われても協力したい」

という気持ちになります。好き。

なんとなく俺自身が私生活で感じることに近いお話があり、いろんな意味で刺さりました。

にちかの相方となる美琴はステージ上のパフォーマンスがハイレベルで、プロのダンサーが舌を巻くほど。おまけに大変な美人さん。自分の満足するステージができればそこで死んでもいい、と言うほどアイドルへの強い執着を見せるお姉さん。

一方でそれ以外の物事にはまるで無関心で、にちかのことも誕生日と血液型以外のことはよく分からない、という描写があります。

コミュを読み込むまでは

「まあこういう性格も個性だし、美琴はこれでいいんじゃない?」

と思いましたが、彼女もこれからどうしていきたいのか、自分自身の答えを探したがっているように感じるので、応援したいですね。

正直、コミュを読むまでは

「なんか意識高そうな、にちかの美人な相方」

くらいにしか思っていませんでしたが、人となりを知っていくと段々惹かれてきました。好き。

GRADのコミュは、美琴の物語が前に進んでいく香りがして、めちゃくちゃ良かった。

ライブ用に、にちかと鈴木羽那のブレードだけ買ったんですが、美琴のも買っておけばよかった。

なんとなくですが、SHHisは

「自分の気持ちを素直に伝えられない、七草にちか」

「自分の気持ちや考えに気付いていない、緋田美琴」

という2人が少しずつ変わっていくユニットなのかな、という感じがします。

ということで、一先ず今度の日曜日まではシャニマスに浸る生活です。

それが終わったら今度は虹7th。

体は無理をすればいいだけですが、財布がもちませんね。

贅沢言わないから100万円くらい降ってこないかな。

最近になって初めてぼざろを見ました。

めちゃくちゃ面白かったです。

昔ながらのアニメらしい演出がたっぷりで、それでいてかっこいいところはとってもかっこいい。

四人での初ライブで、ぼっちちゃんが奮起してギター演奏で躍動したところと、虹夏ちゃんがみんなにSTARRYを好きになってほしい、と話すところが特に大好きです。

とぼざろの感想は書きたくなったら今度書くとして、ふと書きたくなったのは別の話。

先日、友人に

ぼざろあと9話くらいまで見たんだけど面白いね、と話したら

「でしょ! マジで曲も良いし面白いんだから!」

と興奮していました。

んで、好きなところとか面白いところを話していると、どうやら友人はまだ最終話だけ残しているとのことでした。

なんでずっと見てないのか聞くと

「最終話を見ると俺のぼざろが終わってしまうから見てない」

と言います。

なんやそれ、と笑いながらそのままお喋りしましたが後になって、そういや俺もそんなことあったな、と思い直しました。

俺の場合は、ニジガクにハマりだしたときです。

人に勧められて視聴したアニガサキ一期に、一話、二話と見る度にどんどん惹かれていって、あとは最終話を残すのみとなったとき。

急に最終話を見るのを遠慮してしまいました。

サブスクだからいつでも見れる、今日は疲れたからそんなテンションじゃない、と三日か四日放置していた気がします。

虹ヶ咲がめちゃくちゃ好きになった分、どんな気持ちで見ればいいのか、見たあと自分がどうなるのか想像も付かなかったんですよね。

ちょうどその頃は実生活も色々としんどくて、俺にとって虹ヶ咲が数少ない心の拠り所となっていました(それは今もそうかもしれん)。

とっくに見終わった今だったら、べつにアニガサキ見終わったら聴いたことないニジガク楽曲いっぱいあるんだから聴けばいいじゃん、とかアプリのゲームやってみればいいじゃん(スクスタは当時まだ手を付けていませんでした)、とか当時の自分に言えるんですが、そのときは次に何をするかなんてとても考えられませんでした。

ライブも行ったことありませんでしたし。

とにかく、大好きになった何かが終わってしまうのが嫌だった覚えがあります。

結局何かのタイミングで気持ちに整理を付けて最終話を視聴して、やっぱり虹ヶ咲は最高だと感動したり、その後はライブに行ってみたり、スクスタを始めてみたり、二期でやっぱり泣いてみたり、楽曲を聴きまくったり、またライブで泣いてみたりして今に至ります。

終わりは新しいスタート、なんてどこででも聞く使い古された文句です。口で言うのは簡単ですが、心の支えを失ってしまうかもしれない恐怖はそう容易く立ち向かえるものではありません。

俺もこっちの世界では結構おっさんなので、今までの人生でいろんな「終わり」は経験してきました。

学校だったり、大好きなゲームのサ終だったり、人間関係だったり、職場だったり。

たくさんの終わりを迎える度に世界の終わりくらいの喪失感や絶望があるわけですけど、生きてる限り新しい何かは勝手に始まります。始まりのタイミングを自分で選ぶこともできれば、できない時もあります。

なんなら、死んでもまた何か始まるのかもしれません。ちょっとオカルトっぽいけど。

当たり前ですが、大好きな虹ヶ咲もいつか終わるんでしょう。

なんとなく遠い未来のことだと思っていましたが、AqoursのFinalライブが発表されたときに、それが現実味を帯びてきたような気がして、心臓を鷲掴みにされるようなショックでした。

いつか虹ヶ咲のFinalが発表されたときに、どれだけ俺が絶望するのか分からないけど、せめて今を楽しめるように追っていきたいですね。

ふと思い出した話ですが、昔友人が亡くなりました。めちゃくちゃ良いやつで、やっぱりみんなから慕われてたんでしょうね。通夜の会場には中小企業の社長のそれと勘違いしそうなくらいたくさんの人が参列していました。

通夜のあと、寝てるように静かな友人と顔合わせをしているとき、急に式場にSee-Sawの「あんなに一緒だったのに」が流れました。

ご遺族様が、彼の部屋にあったCDを適当に式場に持ってきて流してくれたそうです。

とても場が和んで、俺も身内もみんな笑っちゃいました。

何人俺の通夜とか葬式に来てくれるか分からないけど、いつか俺が死んだらニジガクの「永遠の一瞬」を流してあげてください。

一番好きな曲とは言えないけど、とても気に入っている曲の一つです。

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◉私、やってみたい!

応援上映というものには以前から興味があったんですが、首都圏でしかやらないものだと思っていたので、実施劇場を調べたりすることもありませんでした。

今回のえいがさきがあまりにも良すぎたので、色々と情報を調べていると、自分の住まいから行ける範囲に舞台挨拶のライブビューイングと応援上映の実施劇場があるのを発見し

「こりゃ行くしかねえ!」

と鼻息荒くして車を走らせてきたわけです。

午前に通常上映の後に舞台挨拶ライブビューイング、午後に舞台挨拶からの応援上映があるスケジュールだったので、午前の上映を見てから午後の空席状況を見て判断しようと思いました。

応援上映に参加してみたいとは思いつつ、よく参加しているライブとは違うし楽しめるかどうか不安もありました。

でも、午前中に自身三回目となるえいがさきを視聴し、その後の舞台挨拶で完全にテンションが上がりまくっていたので

「せっかく金沢まで来たんだし、午後の応援上映も参加するしかないっしょ!」

という気分になっていました。

服装は痛Tではなく普段着でしたが、もしものときのためにブレードは持ってきていたので、やる気が足りなくて浮くことはないだろうと思いました。

そして午後の舞台挨拶ライブビューイングと応援上映のチケットを買います。

券売機のモニターを見るとどうやら席は二つしか売れていないようだったので、これならちょっと参加しやすいかな、という気持ちです。

◉俺チケット間違えた?

時間が近付き、トイレを済ませていざシアターへ!

と期待に胸を膨らませていたわけですが、肝心なことを忘れていたことに気が付きます。

飲み物を買っていなかったのです。

声出すなら飲み物必須でしょ!

ということで慌ててジュースを買い、8番スクリーンに入場します。

どうやら時間ぴったりに始まったらしく(そりゃそう)、すでに歩夢役のあぐりさんの挨拶が始まっています。

パッと見た感じ、真っ暗なシアターに俺以外のお客さんは四人ほど。

俺が席を探している間に、いつものライブの調子で

「地球のみんなー! ただいまー!」

というコールが聞こえます。

「おかえりー!」

と叫びたかったのですが、流石に席に着いてもいないのにそれをやるのは厄介オタクだろう、と思い屈んで席に向かいます。

しかし、周りの席からは何も聞こえません。

この辺でちょっと違和感を覚えます。

え、応援上映って声出していいんじゃないの?

同時上映の舞台挨拶もそうじゃないの?

なんとか席に着いて、スクリーンを横目にブレードを用意します。

挨拶会場の現場はやっぱり声出ししている様子です。

スクリーンの向こうではピンク色のブレードが客席に光っています。

あぐりさんの挨拶が終わり、とりあえず俺は拍手をしましたが、劇場には俺の拍手しか響きません。

次にかすみん、しずくちゃんと続きますが、やっぱり拍手しているのは俺だけです。

この辺でちょっと気持ち的につらくなってきました。

え、オタクしてるの俺だけやん……。

一応ブレードの色を変えたりしつつ拍手もしますが、だんだん悲しい気持ちが膨らんできました。

彼方ちゃんの挨拶も終わり、次はせつ菜ちゃんの番です。

さっき歩夢のところで拍手しかできなかったし、恥ずかしくてもなんでもここだけは気合い入れて声出せ!

と自分を励まします(俺の推しは歩夢とせつ菜ちゃん)。

「あれ? みなさん、邪悪なものに取り憑かれていますよ!」

という林鼓子さんのコールに、ライブのときに比べると控えめではありますが、叫びました。

「助けてー!」

「せつ菜スカーレットストーム!」

多分後ろの客から見たらめちゃくちゃ寒いだろうな、と思いつつ赤いブレードを振ります。

推しの出番でさえ何もできなければ、もはやこの後も何もできないと思ったのです。

無事にせつ菜ちゃんの挨拶が終わりましたが、俺は動揺を隠せません。

その後はとりあえずブレードを振ってみたり、拍手をしたりしますが、そのうちに寂しさが心を包みます。

侑ちゃんの挨拶では

「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!」

を叫べる瞬間がありましたが、そこでも劇場は静かでした。

(ここでさえ静かなら、恐らく本編上映中もずっと静かな上映になるだろうな)

全員の挨拶が終わり、キャストさんたちが見所や声出ししやすいポイントなどをお話ししてくれたんですが、あまり頭に入って来ません。

俺にとっては4回目の視聴になるので、なんとなく映像のイメージは湧くのですが、声出し視聴する自分のイメージが掴めませんでした。

そして、舞台挨拶が終わり本編が始まる流れになります。

映画泥棒のCMのところで、出入り口付近にいた恐らく監視役であろう係員さんに

「すみません、これ応援上映で合ってますよね?」

と確認しましたが、やはり間違っていません。

本編はやはり素晴らしい出来で最高の映画でしたが、多分ライブシーンでブレードを振っていたのは俺だけだったと思います。

俺はかなり前の方の席にしたんですが、怖くて後ろを振り返ることができませんでした。

◉悔しいまま帰路へ

ということで、初めての応援上映はブレードを振る以外に何もできないまま終わってしまいました。

歩夢のライブシーンが終わったところで

「キャー! あゆむー!」

って叫びたかったんですが、なんかもう

「本当に声出ししていいのかな」

って気持ちが勝ってしまいました。

自分以外が誰も声出ししないと、こんなにキツいのかと思いました。

Xで見かけましたが、どうやら俺のところに限らず、他でもそういうことは珍しくないみたいですね。

寂しい気持ちはもちろんなんですが、それ以上に悔しい気持ちが残りました。

せっかくの応援上映なのに、ブレードを振るだけでは満足できません。

ましてや、今回は歩夢に最高の見せ場があったのに。

自分のメンタルの弱さを痛感しました。

舞台挨拶でも告知がありましたが、応援上映の追加が発表されました。

その中には、今回俺が悔しい思いをした劇場も名を連ねています。

楽曲は新規なので、ライブシーンで声出しするタイミングは難しいですが(そもそも今回の新曲は聴きに回るのが多い気はする)、ライブだけじゃなくても楽しい映画だし、その辺を頭の隅に置きつつ、また視聴します。

そして今月中にもう一度応援上映に参加し、今度は周りがドン引きするくらいちゃんと声出ししようと思います。

地方でそもそもお客さんが少ないのはありますが、だからといって地方の虹オタクがこんなもんだと思われたら、虹を舐められてるのと一緒なので。

あとせっかく声出しオッケーなのに、もったいない!

帰り道、綺麗な虹が咲いていたので置いておきます。

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さいっっっっっっっっっっっっっこうだった!

作画に関しては、違和感ゼロということは流石にありませんが、結構アニメ版に近い顔つきになっていると感じる場面は多いです。

けろ◯ら氏が自我を出してきたような崩した作画が気になるシーンもあります。あと濃いアホ毛とかうなじとか。

でも、それ以上にちゃんと虹ヶ咲でした。

そんなの簡単にひっくり返すほどのパワーがありました。

嵐珠が歩夢に対して抱えている感情など、テレビアニメ版で「なんとなく良かった」で終わってたところに、ちゃんとニジガクらしい決着を付けたという印象です。

ニジガクらしさを大事にした上で、テレビアニメ版の焼き直しにならない新鮮なストーリーは、欠片も飽きが来ません。

劇場の音響で見るライブシーンは圧巻です。

それぞれの立場や活躍を踏まえた映像に、めちゃくちゃ盛り上がる楽曲。

ストーリー上の流れもあり、嵐珠から歩夢へ繋がるところは本当に息が止まりました。

死ぬほどかっこいい。

早く音源を出してほしい!

本当に本当に最高で

「これがいつもの作画ならもっと良かったかも」

という感情は頭を擡げました。そこは嘘をつけません。

でもこんなに良い映画、こんなに素晴らしい作品に仕上げてくれたのに、そんなことを言うのは野暮かなという気持ちです。

第二章に期待を膨らませつつ、しばらくはこの第一章を楽しみたいと思います。

いくらでも見たい!

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公開まであと2日となりました(日記を書いてるうちにあと1日になりました)。

当日は休みを取ったので、朝から見に行きます。その前に自分の気持ちをまとめておきたくなったので、書いてみます。

俺個人の意見としては、もう作っちゃったもんは仕方がないとはいえ、作画の変更には否定的です。発表からそれなりの時間が経ちましたが、まだ気持ちの整理はつきません。

「受け入れないのは愛が足りない」

とか

「いや、簡単に受け入れる方がどうかしてる」

みたいなのは水掛け論にしかならないので、語りません。

あと俺はアニメ好きですがただの素人なので、アニメ制作の込み入った話は何も知りません。

◉流石にショックがでかかった

6thライブで【アニガサキ最終章】という知らせを見て、呆然としてしまったのは俺だけではないでしょう。

俺は新作アニメの発表に歓喜する気持ちと、最終章という文言に絶望する気持ちで、動揺するばかりでした。

しかしその後の終演挨拶で、田中ちえ美さんが

「これはあくまでもアニガサキの最終章だから。虹ヶ咲は今までいろんな奇跡を起こしてきた。元々アニメ化だってする予定なかった。だからみんなが応援してくれれば、最終章のあとにOVAだってなんだってできるかもしれないじゃん!」

とファンを励ましてくれたのは今でも覚えています。

俺も一ファンとしてちゃんと最終章と向き合おう、アニガサキが終わったとしても大好きな虹ヶ咲を応援し続けよう、と気を持ち直しました。

その数ヶ月後、予告映像が公開されました。

しかし画面に映ったのは、ぼっちざろっくみたいな作画(ぼざろ見たことないけど)の同好会メンバーでした。

◉理由が明示されていない

作画の変更に関して言いたいことは色々あるんですけど、俺が1番納得いかないのはここです。

そりゃ何か明確にそうせざるを得ない事情があったなら、俺だって同じ虹ヶ咲のファンなんだから納得して受け入れますよ。

でもそういう話が一切ないまま、メンバーの顔が見えない告知画像で

「最終章やります(ドン!)」

ってやっておいて、あの映像出してきたんです。

ファンの気持ちを蔑ろにして、なんか話題のアニメーターに作画監督やらせただけ、と思われるのは無理もないことでしょう。

「いやでも、そもそもスクスタからアニメ版に移行する際にキャラデザちょっと変えてるじゃん。それと一緒でしょ」

とスクスタ版を引き合いに出されることもありますが、それはちょっと話が違うと思います。

スクスタは、ライブモードでCGのメンバーたちが動くことはありますが、基本は立ち絵とテキストが主体の、ある種リズムゲーム付きのノベルゲームだったはずです。

だから、基本的にキャラクターたちが動き回ることはありません。

ライトノベルのアニメ化なんかもそうだと思いますが、イラストをアニメーションとして魅せる映像に描き変える際、動いたときに映えるように、動きやすくするために多少の変更を加えるのはそれほど珍しいことではないと思います。

特に色彩なんかはそうでしょう。ライトノベルの表紙の色使いをそのまま動かすのは不可能ですよ。

それでもできるだけ元絵から離れないように再現して動く映像に落とし込んでいるのが、アニメーターさんたちです。

しかし、えいがさきに関しては元々テレビアニメがあり、しかもその流れを汲んだ最終章なんです。

理由がなければ、作画を変える必要なんてないはずなんです。

実際にNEXT SKYはアニガサキの作画で作っていたんですから。

作画を変えることで「期待を裏切られた」というファンが出てくるのは、企画段階から予想できることのはずです。

製作がなにもアナウンスしないので真相は分かりませんが、ぼっちざろっくの人気に託けて一山当ててやろう、というスケベ心でやっちゃったとしか思えません。

◉べつにこの画風だからダメと言っているわけではない

たらればの話をしても仕方ありませんが、もしもアニガサキが最初からこの作画だったら。

当たり前ですが何も文句は出なかったでしょう。

これがスピンオフ作品なら。

例えば

「紅蓮の剣姫アニメ化!」

とか

「あゆぴょんなんたらかたら!」

みたいな別作品だったら、俺は多分普通に受け入れていたと思います。

なんで最高の思い出をくれたアニガサキの最終章でこんなことするのか。本当にやるせない気持ちです。

ぼっちざろっくのアニメ本編は見たことないんですけど、後藤ひとりとか他のぼざろキャラクターとかみんな可愛いと思いますよ。

でも、アニガサキは元の画風があるんです。

それがずっとファンが追いかけてきたアニガサキなんです。

オリジナルが1番可愛いんです。勝てるわけないんです。

Xなんかで

「この画風も可愛いよ」

って人を見たことはあります。何を可愛いと思うかなんて自由なんで、それは好きに言ってくれていいと思います。

でも

「この画風の方が可愛い」

って言ってる人は見たことありません。

そりゃそうでしょう。

◉実際に見てみれば、何か分かるのかも

ともかく冒頭にも書いた通り、作ってしまったものはもう仕方ありません。

だから、実際に見て何かを感じることができればいいなと思っています。

今回の作画ですが、予告映像を見た感じだといつもより線が少なくて、よく動くアニメに適した作画という印象を受けました。

「今回は劇場版ということもあり、どうしてもスクリーンを目一杯に使った、いつもより動きの多い作品にしたかった。だから、えいがさきの作画はこれなんです!」

という感じが伝わってきて、めちゃくちゃ面白かったりしたら、少し受け入れる気持ちになれるかもしれません(ニジガクに動きとか求めている人あんまりいないと思うけど)。

動き云々は俺が勝手に受けた印象で語っているだけなので、実際にはそんなことないかもしれませんが、とにかくこの作画にした理由、拘りを映画を見ることで感じ取れれば、まだ気持ちの整理がつきそうな気がしています。

作画の変更には本当に筆舌に尽くし難い憤りを感じています。受け入れたくありません。慣れたくありません。

でも実際に見てみないと、この気持ちの靄は絶対に晴れないとも思っています。

頼むから、せめてめちゃくちゃ面白い映画であってくれ。