【福原商店】R1-Zと行くレトロ自販機ツーリング【コインレストランかわもと】 (original) (raw)
あらまし
お前いつ終わるんだよ~緊急事態宣言よぉ~(呆れ)
コロナ渦の中とはいえずっと引篭りしてんのにも疲れてきた。
いや全然引篭ってないけど。
...誰とも話さず距離をとればちょっとくらいツーリングしてもばれへんか
ということで、人との接触を一切絶つため、ツーリング中の飲食を全て自販機で賄う、自販機縛りツーリングが開幕した。
※この記事は2021年に執筆したものです。
とある週末、用事があって県北の実家に帰省した書いてる奴。
しかしながら、早々にやることが終わってしまい、週末まるまる2日間が余ってしまった。
田舎なのでやることがない。
そういえば実家からは島根県が近く、無料高速で1時間程度で日本海まで出ることができたんだっけ。
ところで、島根県には結構な数のレトロ自販機が点在している。
コロナ渦の昨今、人との接触を避けられる自販機巡りというのは、ツーリングのテーマに持ってこいではないか?
なんて思い立ったがキチ日、書いてる奴は島根県へとバイクを飛ばす。
出発
日本唯一のカレー自販機を求めてコインレストランコウランへ
松江自動車道で島根県入り
長大トンネルで県境を越える
三次東icから松江自動車道を北上し、島根県に突入する。
対面2車線ではくっさい2ストバイクの後ろに行列ができてしまう。
まぁでも俺は嫌な思いしてないから、気にせず進もう。
海だあぁぁ!!やっっつたああああぁぁ!!
国道9号線に合流するとクソデカ湖くんが出迎えてくれる。
いやでもなんかくっせぇなお前...川と海の悪いとこ取りしたみたいなにおいがする。
汽水湖だし当然っちゃ当然か...
最初の目的地「コインレストランコウラン」
宍道icから国道9号線を出雲方面に進むと、右手にお目当てのTNPが現れる。
このコインレストランコウランでは、総菜やうどん・ラーメンなどの軽食を、全て自動販売機で販売する、風変わりなレストランだ。
特に、日本唯一のカレー自販機*1は一見の価値がある。
ちょっと待って!カレー自販機が入ってないやん!カレー自販機が食べたかったから来訪したの!
2021年現在撤去されてしまったらしい。悲しいなぁ(諸行無常)
[おっ空いてんじゃーん。奥からうどん/ラーメン自販機、カップ麺自販機、総菜自販機が設置されている。]
おっ空いてんじゃーん。奥からうどん/ラーメン自販機、カップ麺自販機、総菜自販機が設置されている。
この店には、11台の自動販売機がおかれている。
うどん/ラーメン自販機やカップ麺自販機など、普段見ない機種が多い。
中でも回転式の総菜自販機は中々お目に掛かれない。
いろいろ売ってて迷ったが、うまいラーメンを注文した。
お値段330円。
注文から30秒足らずで完成する。超スピード!?
うん。OC
(見た目も味も)非常に素朴で、非常においしい。
昔ながらの中華そばって感じがする。
ただ量は価格相応なので、現在12時前だというのに朝食を食べていない書いてる奴的には物足りない。
ということでおかわりだ。
うーん...
書いてる奴がホモガキだったあの夏休みに、共働きで忙しい母親が作り置きしといてくれた味がする。
センチメンタル的な語録があったはず
ごちそうさまでした。
コインレストランかわもと で名物かしわうどんを食す
道中
立久恵峡
出雲を出てからは184号線を南下する。
出雲平野を抜け、進路の両脇に山が迫ってくるあたりで、突如上下車線が分岐した。
この辺り一帯は立久恵峡と呼ばれ、景勝地として知られている。
ところで、なぜ急に上下車線が分かれるのだろう。
かつてここには一畑電鉄立久恵線という鉄道が、写真右側の道路のところを走っていた。
この路線は1964年に廃線になり、道路へ転用されることになった。
配線を道路に転用する場合、拡幅工事が必要になる。
しかし、峡谷沿の道路には拡幅するためのスペースがなく、やむなく上下線を分離したのだろう。
あるいは立久恵峡の景観を損なわないよう、拡幅工事を最小限に止めるため、とか?
志都美ダム
その後も道路は谷間を縫って走るが、ダムの勾配を登ると視界が開ける。
ダム駐車場にはこの貯水池の名版が置かれていた。
志都美湖という名前は沈んでいった集落の名前らしいが、ダム建設は必然だったような名前をしている。
三瓶グリーンロード
日本各地に「ご当地走り屋スポット」的な道があると思うが、島根ではここがそうらしい。
今回のルート的にこの環状路の一部を経由するので、ついでに1周してきた。
この道は非常に綺麗で、非常に走りやすい快走路。
とはいえ登山やってる奴とかチャリンコライダーが割といるので、飛ばし過ぎには気をつけよう。
三江線 石見川本駅跡
三瓶山から江の川まで下ると、三江線の廃線跡と合流する。
三江線とは、かつて広島のクソ田舎と島根のクソ田舎を結んでいた鉄道路線だ。
2018年に惜しまれつつ廃線となったが、地元マンからすると2018年まで残っていたことが奇跡みたいな誰得路線だった。
三江線の駅の中でもここ石見川本駅は、両端の三次と江津を除く途中駅の中で最も栄えており、廃止まで駅員のいる有人駅だった。
[プラットホームの画像。手入れが行き届いており草も生えない。]
手入れが行き届いており草も生えない。
綺麗に手入れされている駅舎は当時の面影を保っており、廃線後も三江線がこの町の住人に愛されていることを実感する。
待っていれば列車がやってくるんじゃないかってくらいだった。
コインレストランかわもとに到着
駅を出るとすぐ、2つ目の自販機スポットである「コインレストランかわもと」に到着する。
先に紹介したコウランに比べ、立地的にかなり田舎にあるが、近くで行われていた道路浩二関係者や観光客など、訪問客が絶えなかった。
周辺人口的に存続を心配していたこの店舗が、ちゃっかり集客しているようで安心した。
しかしここ、虫が非常に多い。山ん中だからか?
でっかい蚊みたいなのがこっちに向かって飛んできた時は恐怖のあまり大声をあげてしまいました〜(やばいクレーマー並みの対応)
しばらくしたらクソデカ蚊兄貴も落ち着いたので、今のうちに遅い昼食を済ませてしまおう。
ごち
今回はうどん自販機の「かしわうどん」を注文した。
「かしわ」は鶏肉を表す方言で、西日本で話されている。
味は...ヘルシーな鶏肉が薄めの出汁とよくあっていて、さっぱりとした印象?
食べたのが記事書いてる1ヶ月以上前なんでわからんわ確証がないわ。
地元広島のレトロ自販機 福原商店
県境をこえて
今回のツーリング最後の目的地は、県境の峠を越えた先の広島県にある。
このルートたまに両側1車線になるから走りにくい。
広島と島根の県境。ただいま。
中国自動車道が見えてくると、次の目的地はすぐそこだ。
googleは広告で収入得てるんだから、こんな狭小路案内するなよ。
林道だか農道だかわかんねークッソ細くて穴がいっぱいある道で最後の山を越える。
一応舗装はされてるんだけど、でかい石とか色々道路に落ちている。
2輪だとこういう道はなるべく避けたいのだが、ねぇgoogle先生?
林道を抜けると最終目的地、「福原商店」に到着だ。
自販機そばを食べる
福原商店にも例のごとくうどん自販機が設置されている。
今日この手の自販機しか見てない気がする。
このTNPは先の2店舗と比べ小さく、自販機も屋内ではなく店の軒先に設置されている。
メニューはそばとうどん。そばのが人気らしく、夕方にはいつも売り切れいている。
今回は運よく蕎麦が残っていたので購入。
書いてる奴が購入した直後に売り切れになってしまった。
とろろ昆布や天かす、海老天などが入っており具沢山。
ここの自販機の特徴は具沢山なこと。天ぷらも入ってるので、見た目以上にボリューミーに感じた。
同じうどん自販機でも、店舗ごとに販売されているメニューに違いがあって面白い。
ごちそうさまでした。
あとは54号線を三次方面に進んで終わり。
*1:カレー自販機はよそにもあるが、このタイプはここだけ