石川県の大雨被害は人災もあるのでは? (original) (raw)

2024年9月21日から大雨被害

石川県は、2024年9月21日からの大雨で23の河川が氾濫する事態で、9月23日朝の時点で、6人が亡くなり8名が行方不明、孤立集落が115所という状態だ。

2024年1月1日の地震からまだ1年も経っていない。

石川県は、ずっと観光にしか税金を投入してこなかったと本ブログでは訴えてきた。

このため、防災・災害対策については、十分に行われてきたとは思えない。

今回の大雨で、以下の23の河川が9月23日時点で氾濫している。

珠洲市

輪島市

能登町

七尾市

志賀町

【出典】石川 氾濫 輪島 珠洲 能登町のカメラ映像を比較 氾濫発生相次ぐ 堤防決壊も 町野川 河原田川など | NHK | 気象

自然災害だけなのだろうか?

今年、1月1日の地震により堤防等が沈下してしまって堤防として機能していない状態だったということもあると思うが、それにしても被害が大きすぎる。

浸水想定区域内に仮設住宅を建設していたが、輪島市には浸水想定区域しかなかった。

それで、終わって良いのだろうか?

台風シーズン前までに、できることはなかったのだろうか?

少なくとも石川県庁を見ている限り、緊急事態という状態には見えなかった。

色々と調べていくと本当にそれだけなのだろうか?と疑いを持ってしまう。

石川県の対応に間違いはなかったのか?

昨年までの観光にしか力を入れていない県庁に戻っていたようにしか見えなかった。

石川県の策定済みの河川整備基本方針・河川整備計画は以下の14河川のみ。

その中には今回、氾濫した河川が4つある。

これが、整備が不十分だったからなのか?整備途中だったからなのかはわからないし、他の、氾濫した河川の整備が完了しているのかどうかもわからない。

  1. 手取川手取川下流左岸圏域)
  2. 梯川(前川圏域)
  3. 御祓川
  4. 米町川
  5. 町野川
  6. 河原田川
  7. 新堀川
  8. 羽咋川
  9. 相見川
  10. 倉部川
  11. 犀川
  12. 熊木川
  13. 若山川
  14. 大野川

整備対象の河川の判断に間違いはなかったのか?

整備内容・整備計画は十分に検討され、考えられたもので、間違いはなかったのか?

疑問しか浮かんでこない。

石川県の行政への不信感

能登に住んでいる人達は、元旦から心休まる時間はなかったはず。

しかし、石川県の行政はどうだろうか?1か月~数か月は現地に応援に向かっていた県の職員もいただろうが、今は完全に通常に戻っているように見えてしまう。

被害に遭われた方達は、どこに怒りをぶつければいいのか?とテレビのコメンテーターなどは語っていたが「石川県の行政に対してだ」と自分は一人で呟いていた。

石川県はこれまで、観光中心の行政のようにしか思えなかった。

その結果、本来行うべき内容が疎かになり、地震による被害が必要以上に大きくなってしまったのではないか?

過去に発生した地震津波災害からの教訓が活かされていなかったので、被害が出た時の対応に時間を要してしまった。

本当に石川県の行政は、災害・防災対策として、やるべきことが何か?を真剣に考えて取り組んでくれていたのだろうか?

その疑問は、今回の大雨被害で更に深まった。