【千原台】感動しました! 熊日主催 高校生のための文化講演会(前編) (original) (raw)
どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
今日のタイトルは、
【千原台】感動しました! ~熊日主催 高校生のための文化講演会~(前編)
です。
先日(6月12日)、千原台高校で行われた「熊本日日新聞社主催 高校生のための文化講演会」の話題をお話しします。よろしくお付き合いください。
この企画は、毎年、熊本日日新聞社が「各界で活躍されている文化人の講演を聴いてもらい、熊本県内の高校生の感性を高めて欲しい」という目的で開催されています。
今年の講師の先生は、TBSドラマ「下剋上球児」の原作者として知られる菊地高弘先生です。
まずは、菊池先生のプロフィールをご紹介します。
1982年生まれ、東京都出身。中大付高、中央大を経て、雑誌『野球小僧』の編集部員に。2015年に独立し、フリーのライターに転身。アマチュア野球の取材を中心に活動し、時には有望中学球児と真剣勝負をする体当たり取材も敢行する。野球部研究家「菊池選手」としても活動しており、「あるある本」の元祖である『野球部あるある』(全3巻・集英社)は13万部のヒット作となった。2019年に上梓した『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)はTBS系日曜劇場の原案としてドラマ化された。近著に『野球ヲタ、投手コーチになる。元プロ監督と元生物部学生コーチの京大野球部改革』(KADOAWA)がある。 (講演時のプレゼン資料より引用)
アマチュア野球を中心に取材されている方ということで、「野球部などの部活動が盛んな学校の生徒たちに聴いてほしい」という主催者の願いから、今回は、千原台高校と春のセンバツ甲子園に野球部が出場した熊本国府高校の2校でこの講演会が実施されました。
演題は、
人生の意味を見失ってからが勝負 ~大谷翔平に学ぶセカンドチャンスのつかみ方~
です。
講演の内容は、次の3つのエピソードで構成されていました。
① ご自身の高校時代から現在に至る道のり
② TBS系日曜劇場「下校上球児」制作にまつわるエピソード
③ 大谷翔平選手との出会いとそれにまつわるエピソード
です。
どのお話も野球部をはじめとする部活動生だけではなく、全ての生徒たちの心に迫る感動を与えていただくものでした。
①では、
ご自身が高校時代までは野球に打ち込んで来たのだけれど、最後の夏の東京都大会で後にプロ野球やメジャーリーグで活躍する岩隈久志投手を要する堀越高校と対戦。「岩隈対策」に万全を期して試合に臨むも、その試合に岩隈投手は先発せず、「よし、先発投手を打ち崩して、岩隈を引きずり出す!」という意気込みで臨んだ試合の結果は、1-11のコールド負け。野球への情熱を失い、「大好き」だった野球が「大嫌い」になった。
その後、大学時代は「落語研究会」に所属したりして、野球から離れた生活をしていたが、就職を意識する頃から、「やはり野球に関わる仕事をしてみたい」と思うようになり、雑誌『野球小僧』の編集部にアルバイトで入り、そのまま就職。現在に至る。
というエピソードでした。ここで、菊地選手(ご本人からこのように呼んで欲しいというご要望があり、このように呼ばせていただきます。)が、生徒たちに伝えたかったのは、
「『好き』の反対は、『嫌い』ではない。『好き』の反対は『無関心』である。」
ということです。
菊地選手は、野球が『大好き』だった分、高校時代の最後の夏の大会を経て、感情が大きく逆に振れ、大学時代は『大嫌い』になります。しかし、様々な野球人の取材をする中で、再び現在は『大好き』が止まらないとおっしゃっていました。
この話は高校生の心に大きく響きました。
では、②、③ではどんなお話をされたのか?
それは、次の(後編)でお話しします。ご期待ください!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。