【日本代表】W杯アジア予選 「横綱相撲」でサウジに2-0完勝! (original) (raw)

どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。

今日のタイトルは、

【日本代表】W杯アジア予選 「横綱相撲」でサウジに2-0完勝!

です。

現在の日時は、10月11日㈮の午前5時30分。

日本時間の11日午前3時キックオフで行われたW 杯アジア最終予選第3節・サウジアラビア対日本の試合を観終わったところです。

ということで、今日はこの試合を観て感じたことをお話しします。よろしくお付き合いください。

まずは、簡単に試合展開を振返ります。

日本代表の先発メンバーは、

GK 鈴木(パルマ:イタリア)

DF 板倉(ボルシアMG:ドイツ)谷口(シントロイデン:ベルギー)町田(ユニオンサンジロワーズ:ベルギー)

MF 堂安(フライブルグ:ドイツ) 守田(スポルティング:ポルトガル) 遠藤(リバプール:イングランド) 三苫(ブライトン:イングランド)

トップ下 鎌田(クリスタルパレス:イングランド) 南野(モナコ:フランス)

FW 上田(フェイエノールト:オランダ)

1,2節と同じ3-4-2-1の布陣。先発メンバー全員が欧州リーグのチームに所属しています。

対するサウジアラビアは前節までの3バックではなく、4バックにフォーメーションを変更し、4-3-3の布陣を敷いてきました。

立ち上がりは、このフォーメーション変更に戸惑い、なかなか日本が主導権を握ることが出来ません。

そんな中で、サウジに鋭いシュートを放たれますが、これをGK鈴木が「スーパーセーブ」で防ぎます。

しかし、苦しい展開の中でも先制点を奪ったのは日本でした。

前半14分、堂安からのサイドチェンジのパスを三苫がワンタッチで折り返し、これを守田がヘディング。このボールに鎌田が飛び込んできてシュートを放ち、サウジのゴールネットを揺らしました。

このあとサウジは、フォーメーションを4-3-3から3-5-2、さらに4-4-2と変更しながら攻めてきましたが、ゴールを奪うことは出来ません。

逆に後半36分には、途中出場していた伊東のコーナーキックに同じく途中出場の小川がヘディングで合わせて、貴重な追加点を奪います。

試合はこのまま終了。日本が2-0というスコアで、アウエーでの完勝を飾りました。

サウジとのアウェイゲームで、これまで「勝ちなし」「無得点」ということで、日本にとっては「鬼門」となっていたのですが、難なく「鬼門」を突破する素晴らしい勝利でした。

まさに「横綱相撲」での勝利です。

私が考える勝利の要因を3つ挙げます。

① 日本代表の「サッカー知能」の高さ

サウジが「日本対策」として採用した「4-3-3」。さらに「3-5-2」、「4-4-2」と相手がフォーメーションを変えてきても、その都度、選手たちが「最適解」を見つけながらプレーしており、「大人のチーム」へと成長していることを感じました。

これが出来るのは、個々の選手の「サッカー知能」が高いからです。

特にこの試合で「サッカー知能の高さ」をみせてくれたのはMF守田でした。遠藤と共に巧みにポジションを変えながらゲームをコントロールしてくれました。

② 選手層の厚さ

先発メンバー全員が欧州リーグでプレーする選手である上に、途中出場で出てくるのが、スペインリーグ、フランスリーグで共に絶好調をキープしている久保(レアルソシエダ:スペイン)や中村(スタッドランス:フランス)という豪華さです。

次節のオーストラリア戦では、「ターンオーバー」で消耗の少ない選手を起用することも可能な顔触れです。

③ GK鈴木の成長

すべての選手が欧州のトップリーグでプレーする中で成長はしているのですが、その中でも特筆に値するのが、GK鈴木です。

代表デビュー当初は、失点の戦犯扱いをされたり、SNSで差別的な投稿をされたりするという経験したのですが、それをを乗り越えて「セリエA(イタリアリーグ)」でプレーするトップレベルのGKに成長しています。

この試合でも、前半にみせたスーパーセーブで勝利に大きく貢献していました。

次はホームでのオーストラリア戦です。

必ずやホームでも素晴らしいサッカーをみせてくれることだと思います。楽しみです!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。