千すけ 着物文庫 (original) (raw)

こんにちは、千すけです。

9月22日、秋分を迎え、太陽は天秤座に入りました。

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天秤座のテーマは

I balance

私は調和する

この天秤座から、牡羊座から始まった12星座は後半に入ります。

12星座を人の一生に例えるとき、

牡羊座でこの世に誕生し、そこから乙女座(12星座の6番目)まで、人は「自己を形成」してきました。

12星座の7番目、天秤座からは、その形成してきた自己をもって、「社会に出ていく」というフェーズになります。

天秤座は、いわば社交界デビューの星座です。

ここで分かりやすいのが、

牡牛座(12星座2番目)と天秤座の対比です。

牡牛座も天秤座も、「美」を扱う星ですが、

牡牛座のそれは、

「私が」美しいと感じる

という、あくまで自分の五感、体感を軸にしたところにあります。

天秤座の美は、

客観的に見ても、美しいかどうか。

ちゃんと、ひとつの世界として美しいかどうか。

調和がとれているか。

というところにあります。

視座が、「個人」から、「社会」に移っているのです。

私が見てきた天秤座さんは、やはりここの感覚が強い方々だな、と思います。

客観的に見てどうか、という視点に長けているので、ヘンに内輪ネタに走ったりしないし、

プロデュースとか戦略が上手い。

「自己満足で独りよがりなものを生み出す=ダサいこと」という感覚の持ち主。

あとやっぱりバランス感覚のなせる技なのか、

人のことも自分のことも対等に、「何が最善だろうか」と無意識に常に考えている人たちだなと思います。

天秤座のコーディネートは、

秋分点の秋らしい華やかさと、天秤座さんのエレガントなイメージを大切にし、

菊やもみじが華やかな小紋と、優しいクリーム色の羽織を合わせました。

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12星座のきものコーディネート、

次回は10月23日、「蠍座」です。

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こんにちは、千すけです。

明日、8月22日、太陽は乙女座入り、

二十四節気は「処暑」となります。

お盆を過ぎ、猛暑といえど、やはりひと雨ごとに涼しくなってはいるようですね。

燃えるような季節(獅子座)から、ふっとクールダウンをして、落ち着いて状況を整理する。

まさに乙女座のシーズンだなと思います。

乙女座の世界に属するものとして、

「軍隊」や「制服」があります。

折り目正しさや、清潔感。

乙女座のコーディネートは、【制服っぽさ】を軸にしました。

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ギンガムチェックと水玉。学生服のスカートや、制服のある職業のスカーフをイメージしました。

乙女座は堅実に積み上げる地の星座でもあるので、落ち着いた色無地をベースに、

制服イメージなので帯留や根付けはせずに仕上げました。

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乙女座のテーマは

I analyze

私は分析する

ひとつ前の星座、獅子座(I will)で志した方向に対し、整理し、進捗や動向をチェックするようなフェーズです。

分析には、そもそもで

「データが正しいものであること」や、

「客観的視点でみること」

が不可欠です。

公正に、フラットに、ねじ曲げずに見て判断することは、ときには人間の心情として難しく、

自分の希望するほうに、歪んだ認知をしたい、ということもあります。

私が出会ってきた乙女座の方々を見るに、このあたりがとても達観しているな、という印象です。

偏った見方をせず、理路整然としているし、

「私の思う結果でなくとも、受け入れるし、その上で、どこへ向いて行きたいか、最善の策を考えます」

というような、現実的なアプローチを踏める。

「最善に近づけることはできる」という前提の根底にあるのは、

この世界への信頼と自分への信頼。

脳内会議には、乙女座さんを住まわせたいものです☺️

乙女座は12星座の6番目。

牡羊座でこの世に誕生してから、様々な過程を経て、「自己」を形成してきました。

乙女座はその仕上げのような星。

次の天秤座から、「社会」をテーマとする段階へ移行します。

12星座の着物コーディネート、

次回は9月22日、「天秤座」です。

(次回、社交界デビュー!⚖️)

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こんにちは、千すけです。

本日、7月22日、太陽は獅子座に入り、

二十四節気では「大暑」となります。

梅雨が明け、夏の盛りとなるこのタイミング、

占星術の世界でも、太陽を支配星とする獅子座のシーズンになり、夏らしくとても明るく賑やかな雰囲気です。

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獅子座のコーディネートです。

華があり、シンプルな装いでも人目をひいてしまう獅子座さんをイメージし、星が輝く真夏の夜空のようなブルーの紗の色無地に、

獅子座の守護星である太陽のようなゴールドの帯留を合わせました。

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盛夏の着物、透け感が涼しげです。

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獅子座のテーマは

“ I will ”

私は志す

12星座で5番目にあたる獅子座。

牡羊座でこの世に存在し(I am)、

牡牛座で五感を知り(I have)、

双子座で言葉を覚え(I think)、

蟹座で家族や仲間を得た(I feel)、

その先に出てくるのは「志」なのですね。

さあ、どこへ向かおうか。

何を目指すのか。

獅子座は王様・女王様の星です。

ココ・シャネルさんも獅子座。

自分の信念を大切に、誇り高く歩んだ彼女は、世界にそのスピリットを届けました。

自分が獅子の星のもとに生まれたことにとても自覚的であったようで、デザインの上でも、ライオンのモチーフをたくさん用いています。

強さと優しさに溢れた獅子座の世界。

それを体現した生き様だったことでしょう。

12星座のきものコーディネート、

次回は8月22日「乙女座」です。

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こんにちは、千すけです。

本日、6月21日、太陽は蟹座に入りました。

二十四節気では「夏至」です。

関東は今日が梅雨入りでした☔️

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蟹座のコーディネートは🦀さんのいる海から、海の色をした浴衣と、帯締めにパールを合わせました。

ふわふわの兵児帯も感情豊かな蟹座さんのイメージです。

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蟹座のテーマは

“ I feel ”

私は感じる

蟹座は12星座の4番目。

ひとつ前の双子座で言葉を覚え考えるようになり、

思春期のようにたくさんの感情を知っていくのが蟹座です。

蟹座は水の星座で、エモーショナル、感情ザブサブの性質をもっています。「家族」とか「母性」といったものも、蟹座の領域です。

また、蟹座は「甲羅の内と外」をはっきりと区別します。

安心できる家族や仲間だと認定したものには深い愛を注ぎ、

ひとたび敵とみなしたものには厳しい拒絶をみせます。

私の知っている蟹座さんは、なにかにつけて「パーティーしよう!🥳」と言ってくるのです😆

信頼できる仲間うちで楽しくやりたい🥺🦀という蟹座さんらしいなあと思って嬉しくなります☺️🎉

守りたいものがある。

ここが自分の居場所。

ちなみにセーラームーン月野うさぎちゃんも蟹座です。🌙✨

彼女が戦う理由は、「人類の為に、地球の平和を守りたい」という正義感よりも(もちろんそれもあるとは思いますが)

「私の愛する人、愛する仲間がいるこの大切な世界を守りたい」なんですよね。

すごく蟹座の世界観だなと思います。

12星座のきものコーディネート、

次回は7月22日、『獅子座』です。🦁

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こんにちは、千すけです。

本日、5月20日、太陽は双子座に入ります。

二十四節気では「小満」です。

双子座は12星座の3番目。

牡羊座でこの世に生まれ、

牡牛座で五感に目覚め、

双子座では言葉を使い始めます。

双子座のテーマは

“I think”

私は考える

人生の中で言うと、子どもが好奇心に溢れ言葉を覚え、考え、伝えよう、とする段階です。

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双子座のコーディネート、

双子座は風の星座でもあるので、軽やかさや透明感を大切にした色使いにしました。

帯周りにはガラスの香水瓶の根付けと、

双子のちょうちょをあしらいました🦋🦋

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双子座は言語、思考、コミュニケーションや情報の星でもあります。

息をするように情報収集をする星です。

この星をもつ人にとって、目の前に起きる現象は、それが

「成功か・失敗か」、「良かった・悪かった」かどうか、の位置付けよりも、

「…と、いうデータを得た」

という感覚がしっくり来るかもしれません。

たとえば誰かを目の前にして、

「この人はこういう状況だとこういう反応をするんだな、ふーん(データ収集した)」

そして、

「じゃあこの場面、この気持ちに、ふさわしい言葉や、寄り添える言葉はどれだろう?」

と、頭はフル回転しています。

その結果、ぴったりな言葉を充てがうことができて、「そうそう!それが言いたかったの!」と言われる事、多くないですか…?

言葉を探し、自在に使う喜びを感じつつ、

けっこう疲れますね、双子座さん。わかりますよ。

なんで分かるかって、

私が(月星座)双子座だからです!!!笑

双子座の神話はカストルポルックス、『ふたご』の物語。

目の前の相手は、もう一人の自分でもあり、相手のことを学びたい、伝えたいという愛が軸にある星なのですね。

12星座のきものコーディネート、

次回は6月21日、『蟹座』です。🦀

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こんにちは、千すけです。

本日、4月19日、太陽は牡牛座に入ります。

二十四節気では「穀雨」です。

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牡牛座のテーマは

“I have"

私は所有する

12星座を人生のサイクルに当てはめるとき、

牡羊座でこの世に生まれ出でた後、

2番目の牡牛座では、

「さわると、感じる」という気づき、

何でも触るようになった赤ちゃんのような時期です。

五感を通して、この世界にどんなものがあるのかを学んでいき、

「これは、私の」

という、所有、自分の好きなものを愛でたい、持っていたい、という気持ちを知ります。

牡牛座は「美」を司る星とされますが、

天秤座も同じく、美の星です。

天秤座の美は、やっぱり天秤なので、バランスとか、客観的に見て美しいか、調和がとれているか、という相対的なところにあります。

牡牛座の美は、

わたしが、美しいと感じる

わたしが、心地よいと感じる

わたしが、美味しいと感じる

という、あくまで自分の五感、体感を軸にしたところにあります。

この世に生まれてきて、

この世界の豊かさ、美しさ、愛を、

この肉体を通して贅沢に感じとるのが、

牡牛座という星です。

豊かさ、お金、グルメ、等も牡牛座の領域です。

西洋占星術では、「もの」も、12星座に分類されて考えられますが、

「ワイン」は牡牛座に属すとされます。🍷

太陽と大地の恵みをふんだんに受け、

時間を重ねて醸し出したその香り高い飲み物は、

いかにも「豊穣」という言葉がぴったりで、

牡牛座っぽいなあと思います。

牡牛座のコーディネートは、豊かさの象徴としてのワインをイメージして、葡萄色でまとめました。

帯留帯揚げも葡萄っぽく🍇☺️🍀

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また、二十四節気ではこのタイミングで「穀雨」となりますが、

大地を潤し、作物が育つ雨…というのも、いかにも牡牛座らしいです。

12星座と二十四節気も、よく見るととてもリンクしていて興味深いところです。

12星座のきものコーディネート、

次回は5月20日、『双子座』です。

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