年寄りの戯言277 中馬街道を歩く会(その6)5丁目観音堂から全宝寺へ (original) (raw)

道標を西に向かうと、5丁目観音堂がある。化粧地蔵になっている。地蔵様ではなく馬頭観音なので化粧観音になるのかな。

この道には、江戸時代につくられた藁葺の家や、エンゴロ(窯焼きに使う道具)でつくられた塀など面白い。中馬街道は今の国道に出る。この辺りが火の見下と呼ばれ、字のごとく火の見櫓があった場所だ。明眸の柴田酒造が正面に見ながら左手(南)に曲がるはずだったが、柴田酒造はもうない。酒蔵の代わりに今はショッピングセンターバローがある。

この火の見下に、津島さんのお社と常夜灯がある。津島さんが品野祇園祭の神様で、どの地域(シマ)にもある。中品野や上品野などのお天王さんは日にちをずらせて行う。

バローを正面に左手に。卸問屋が道沿いにあったと思われるが、2丁目目の信号の横に山善商店さんは昔からのイメージを残したまま今も残っている。国道の歩道は狭く歩きづらい。要注意だ。2丁目の信号から右(西)に曲がる。今では地元の車しか入らない裏道が中馬街道だ。しばらく緩い上り坂を歩くと左手に、今日のゴールとなる全宝寺がある。