鍼灸師だいずの豆ちしき (original) (raw)

こんにちは。鍼灸師のだいずです。
今日は鍼灸の歴史について少しふれてみたいと思います。
(所説ありますが)鍼灸は2000年以上も前に古代中国で誕生し、6世紀半ば~7世紀ごろ、飛鳥時代のあたりに仏教とともに日本に渡来したと考えられています。

東洋医学イメージ
その後、日本国内において独自の進化を遂げ、15世紀ごろからは漢方医学として広く世の中に根づいていきます。
明治時代の初期までは、漢方薬とともに「主流の医学」として人々に広く活用されていました。

しかし、幕末から明治初期にかけて、徐々に西洋医学に医療の主導権を取られてしまいます。
明治政府も欧米列強諸国に追いつけ追い越せと、西洋医学がメインの医学となり、鍼灸は隅の方に追いやられてしまいました。

そんな経緯をもつ鍼灸治療ですが、決して消滅してしまうことはなく、時代を経て様々な効果が科学的に証明されて、治療法としてまた注目を浴びています。

現在では、日本よりも世界で活躍されている鍼灸師も出てきていますし、欧米諸国でかなり評価を得ているケースもたくさん見聞きするようになりました。

たとえばアメリカでは、戦地で負傷した兵士などへの治療やメンテナンス、日頃のケアなどにも利用されているようです。

gendai.media

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また、スポーツ界でもかなり有名になったと思いますね。
あるクラブチームに所属して試合にも帯同し、選手たちのサポートをする鍼灸師も増えてきています。

鍼灸治療が活躍していても、なかなか脚光が当たらないというところはもどかしいのですが、確実に評価されているのは、いち鍼灸師としてとても嬉しいです。

今日もおつきあいいただきありがとうございました。

こんにちは。鍼灸師のだいずです。

鍼灸を受けたことのある方は世の中にどのくらいいらっしゃるでしょうか?
ある調査では、2022年度における鍼灸の受療率は5.7%という結果が出ているそうです。
2022年というと、コロナ渦の真っ最中ですので、対面の治療を控えている方が多かった時期ではありますが…
やはり今でも未経験の方の方が圧倒的に多い状況ですね。
それでも、前年度の調査より1.3ポイント上昇していたのは少し驚きです。

鍼灸師の数は右肩上がりに増えて、鍼灸院の数はコンビニ以上と言われていますし、世の中の状況も大きく変わりました。

最近では、芸能人の方が鍼灸を受けている様子を発信したり、美容鍼が話題になることもあり、以前に比べればハードルも下がってきているのではないかと思いますが、おそらく未経験の方がまだまだ多いかと思います。

鍼をさす治療というのは、ビジュアル的にもインパクトがありますし、一見痛そうに見えて敬遠されますよね。

鍼灸のイメージ

実際に受けてみたら痛くなかった、という方がほとんどなのですが…

実は僕もそのうちの1人でした。
知識もなかったですし、なんだかあやしげな雰囲気(笑)の鍼灸にたどり着くまではだいぶ時間がかかりました。
でも、当時どうにもならなかった辛さが本当に楽になって、結果として今の自分につながっていることを考えると、あの時思いきって試してみてよかったと心から思います。

マッサージや整体などはわかりやすく気持ちがよいですし、リラクゼーションにもなるので、それはそれでよいとは思いますが、

根本的な治療を求めている方には、是非鍼灸も試してみてほしいなと思います。

今日もおつきあいいただきありがとうございました。

こんにちは。鍼灸師のだいずです。

今回は鍼灸と関わりの深い東洋医学について少しふれてみたいと思います。
最近なにかと注目される東洋医学ですが、みなさんは東洋医学と聞くと、何を思い浮かべますか?
かなりざっくり言うと…中国の伝統医学である「中医学」、日本で独自に発展した中医学をルーツに持つ「漢方」、さらにはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」まで、ひとことで東洋医学と言っても多岐にわたります。

東洋医学イメージ

僕は、その東洋医学の中で「中医学」について勉強しながら鍼灸治療を行っています。

具合が悪くなると様々な病院に行くと思いますが、いわゆる病院は西洋医学の観点から処置をするので、問題の部分に対してピンポイントで薬を使ったり手術を行ったりします。
(最近では、東洋医学的な視点を取り入れたところも増えてきているようですが)

それに対して東洋医学は、身体全体のバランスを診て、問題が起こった原因がどこにあるのかを探りながら判断し、治療法を探っていきます。

鍼灸でも、たとえば腰痛の患者さんがいらして、腰にピンポイントで治療されると思っていたら全然違う部分に施術をされ、腰が楽になってしまった!ということも多々あるので、不思議がられることもしばしばです(笑)

人の身体には治ろうとする力が備わっているので、さまざまな手法を用いてその力を導いていくのですが、時間がかかったり遠回りに感じることもあるかと思います。
ただ、西洋医学ではなかなか治らないものや、行き詰まりを感じた方も、東洋医学で何とか改善に導けた、ということも多々あります。

どちらが良いとはなかなか言えないのですが、時と場合によってどちらかを選ぶ、もしくは併用することも選択肢としてはありだと考えています。
僕も、そういった視点を持って辛い症状に向かい合うことを目指しています。

今日もおつきあいいただきありがとうございました。

こんにちは。
鍼灸師(しんきゅうし)のだいずと申します。

僕はもともとデザイン職をしていたのですが、当時ムリな働き方を続けていたツケが重なり、謎の体調不良に悩まされる日々を送っていました。

若いうちは体力勝負でなんとかなっても、そのうち体を休ませるだけではどうにもならなくなり…

色々な方法をさまよいながら、ようやくたどり着いたのが鍼灸でした。

初めて治療を受けた後の、体がふっと軽くなった感動は今でも忘れられません。

その経験から、今度は自分が施術する側になって、辛い思いをしている人に少しでも鍼灸で楽になってもらいたい!という思いから鍼灸師になりました。

現在は、埼玉・東京を拠点として、レンタルサロンなどを利用した出張型の鍼灸治療を行っています。

鍼灸と言ってもさまざまな流派があるのですが、僕は東洋医学をベースにして、西洋医学の観点も取り入れて患者さまにとってベストな治療法をご提案差し上げています。

このブログでは、鍼灸のことや、日々の生活で感じたあれこれを「だいずの豆ちしき」として、少しずつお伝えしていけたらと思います。

お時間のあるときに気軽にお立ち寄りいただけたらうれしいです。