ハークスレイ(7561) 中期経営目標を発表【2028年3月期には、ROE 8.3%、配当35円/年が目標に!!】 (original) (raw)
◆目次◆
- まとめ
- 株式会社ハークスレイ(7561)とは
- 株式会社ハークスレイ(7561)中期経営目標策定(2028年3月期最終年度)に関するお知らせ
- 株式会社ハークスレイ(7561)の2024年3月期決算
- 株式会社ハークスレイ(7561)のセグメント別業績
- 株式会社ハークスレイ(7561)の2025年3月期業績予想
- 株式会社ハークスレイ(7561)の配当利回り
- 株式会社ハークスレイ(7561)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんは、**ほっかほっか亭**を利用される事はあるでしょうか?
食事のデリバリーが身近になった事や、コンビニ弁当の品質が向上したこともあり
街角のお弁当屋さんの利用頻度は減っているかもしれませんね。
ほっかほっか亭を運営しているのは、
**株式会社ハークスレイ(7561)**なのですが、
同社の事業はそれだけではないんです。
shousanshouuoは、株式会社ハークスレイ(7561)の末席株主です。
今回は
「ハークスレイ(7561) 中期経営目標を発表【2028年3月期には、ROE 8.3%、配当35円/年が目標に!!】」
についての記事です。
まとめ
**株式会社ハークスレイ(7561)**は、
東京証券取引所スタンダード市場に上場している大阪の企業です。
「ほっかほっか亭」の全国FC統括を行っているのですが、
それに加えて
存在感を増しているのが、
店舗アセット&ソリューション事業です。
昨日、同社から2028年3月期を最終年度とする中期経営計画
がリリースされました。
こちらの計画では、2028年3月期末における目標値が
- ROE 8.3%
- 増配継続を目指し、年間配当35円
- 機動的な自己株式取得
- 2025~2028年度で、M&A 120億円、設備投資 58億円
- 売上・利益とも過去最高を更新し、1株当たり利益は134.5円
と設定されています。
詳細をみると、「物流・食品加工事業」への積極投資の姿勢
を打ち出しています。
他事業の進展にも期待しながら、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ハークスレイ(7561)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している大阪の企業です。
「ほっかほっか亭」の全国FC統括を行っているのですが、
それに加えて近年急激に存在感を増しているのが
- 店舗アセット&ソリューション事業
- 物流・食品加工事業
です。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ハークスレイ(7561)
中期経営目標策定(2028年3月期最終年度)に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容ですが、
2028年3月期末における目標値が
- ROE 8.3%
- 増配継続を目指し、年間配当35円
- 機動的な自己株式取得
- 2025~2028年度で、M&A 120億円、設備投資 58億円
- 売上・利益とも過去最高を更新し、1株当たり利益は134.5円
と設定されています。
成長戦略では、
成長投資に2025~2028年度で178億円を費やす目標
となっています。
年間60億円ぐらいのペースですね。
投資内訳はM&A 120億円、設備投資 58億円となっているのですが、
投資対象の中心は「物流・食品食品加工事業」
であることが明記されていました。
同社は、
食品製造、冷凍食品製造、菓子製造、農産物・水産物・畜産物の生産・加工業他
同社事業とのシナジーによる事業基盤の強化・拡充及び新領域拡大を目指している様です。
セグメント別の事業戦略ですが、
中食事業は、売上構成比が小さくなる見込みとなっています。
- 新メニューによる「若年層」「シニア層」など新規顧客層の開拓
- デジタル販促の積極的実施
- 自社アプリ会員数増加
- 大型パーティー、イベントの需要取り込み
が施策として取り上げられていました。
店舗アセット&ソリューション事業は、
売上構成比横ばいの見込みとなっています。
ただし、2028年3月期までに売上高は大きく伸びる目標となっているため、
この事業の売上自体も大きく増える見通しということですね。
当セグメントの事業戦略ですが
- 「店舗リース取引店舗」「不動産管理テナント」の稼働店舗数増加によるストック収入の拡大
- 所有不動産のバリューアップ販売
- 店舗運営コンサルタントとしての多面的そりゅーしょんの提案
- 人材不足問題に対応した特定技能外国人就労支援等人材紹介ビジネス
が施策として取り上げられていました。
物流・食品加工事業は、
売上構成比が大幅増になる見込みとなっています。
2028年3月期までに売上高は大きく伸びる目標となっているため、
この事業の売上は随分と大きく増えていく見通しの様です。
当セグメントの事業戦略ですが
- 販売好調な定番商品の一層の拡大
- 好調なOEM製造受託、カミッサリー事業の売上拡大
- 継続的なヒット商品の開発
- 製造設備等の更新による生産性向上
が施策として取り上げられていました。
継続的なヒット商品の開発は、狙って出来るものではない
ので大変そうではありますが・・・。
株式会社ハークスレイ(7561)の2024年3月期決算
2024/5/15に同社の2024年3月期決算がリリースされています。
数値を確認しておきましょう。
売上高 467.61億円 (前期比 +31.3%)
営業利益 24.36億円 (前期比 +66.8%)
経常利益 25.88億円 (前期比 +63.9%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 16.01億円 (前期比 +52.8%)
となっていました。
2ケタの増収増益という結果ですね。
**営業利益率は5.21%**です。
そして期末時点での**自己資本比率は37.5%**で、前期末より1.1%ダウンしています。
【関連記事】
同社の2023年3月期中間決算については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ハークスレイ(7561)のセグメント別業績
同社の報告セグメントは、
- 持ち帰り弁当事業
- 店舗アセット&ソリューション事業
- 物流・食品加工事業
- その他事業
となっています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
持ち帰り弁当事業
売上高 168.87億円 (前期比 +0.52%)
セグメント利益 2.59億円 (前期比 +0.78%)
セグメント利益率 1.53% (前期とほぼ同等 )
テイクアウトやデリバリーとの競合、
さらにはスーパー中食との競合もあってか、
なんとか売上は同程度で推移しているものの、厳しい結果となっています。
仕出料理事業では大型パーティー案件の需要回復が目立っており、
ケータリング部門がコロナ禍以前と同等水準にまで回復している様です。
店舗アセット&ソリューション事業
売上高 157.64億円 (前期比 +33.12%)
セグメント利益 19.56億円 (前期比 +15.67%)
セグメント利益率 12.41% (前期より1.87%悪化)
景気動向の影響は受けつつも、一定の需要が見込める
事業ですね。
景気が悪化すれば、再建・撤退する店舗の支援を、
景気が良くなれば新規出店のお手伝いを、
という事業です。
所有不動産をバリューアップして売却する等、不動産開発も経験値が積み重なってきて順調そうです。
将来的な屋台骨 となるのではないかとshousanshouuoは期待しています。
物流食品加工事業
売上高 164.99億円 (前期比 +77.85%)
セグメント利益 6.73億円 (前期比 +217.45%)
セグメント利益率 4.08% (前期より1.79%改善)
M&Aの影響もあって、大きく伸びている事業ですね。
OEM製品の引き合いも強く、稼働率は高い状態を維持できているみたいです。
その他事業
売上高 8.52億円 (前期比 +77.13%)
セグメント利益 8.52億円 (前期比 +77.13%)
セグメント利益率 100.00% (前期と同程度)
詳細が記載されていなかったので、何が売上になっているのかよく分かりませんでした・・・。
株式会社ハークスレイ(7561)の
2025年3月期業績予想
同社の2025年3月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 490.00億円 (前期比 +0.5%)
営業利益 24.50億円 (前期比 +0.6%)
経常利益 28.50億円 (前期比 +10.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 18.00億円 (前期比 +12.4%)
成長率はやや低めの予想となっていますが
物流・食品加工事業でのM&A、不動産事業の売却
で大きく上積みされる可能性があるため、
業績予想の修正等が期中にあるかもしれません。
また、開示事項に注目したいと思います。
株式会社ハークスレイ(7561)の配当利回り
同社の配当予想では、
中間配当13円、期末配当13円で合計26円/株となっています。
同社株式の昨日終値は807円でしたので、
予想配当利回り=26/807≒3.22%
という事になりますね。
利回りとしては、それなりと言えるのではないでしょうか。
株式会社ハークスレイ(7561)の株主優待
同社は、株主優待制度を導入しています。
内容ですが、3月末の株主を対象として**QUOカードと楽天ポイント**
を贈呈するというものになっています。
贈呈される金額は、以下の通りです。
300~599株 QUOカード 500円分
600~999株 QUOカード 500円分+楽天ポイント 300ポイント
1,000~1,999株 QUOカード 1,000円分+楽天ポイント 500ポイント
2,000株~ QUOカード 2,000円分+楽天ポイント 500ポイント
ですので、仮に300株を保有した場合は
予想配当+優待利回り=78+5/2,421≒3.43%
という計算になりますね。
もう少し利回りが高くなるとありがたいですね・・・。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo