1万件以上の患者情報がUSBにより流出 (original) (raw)

病院で約1万7000人の患者個人情報入りUSB紛失 富岡市|NHK 首都圏のニュース

病院からのUSB持ち出しで個人情報の流出が後を絶ちません。同じ事例で、

個人情報が保存されたUSBメモリの紛失について (kanagawa-pho.jp)

少し古いですが、個人情報の自己現状分析された論文まで存在します。

ja (jst.go.jp)

そう医療機関から外部にUSBで持ち出される個人情報は後を絶ちません。

その中で、よく公立病院であるのは、公務員・準公務員でこのような事態が起こるのではなく、委託された先の職員が起こしていることが多い点です。

病院の外部委託とはどのようなことで行われているかというと、

・寝具類洗濯

・医療廃棄物処理

・検体検査

・医療用ガス供給設備保守点検

・医療機器保守点検

・院内清掃

・患者等給食

・医業経営コンサルティング

・患者搬送

・在宅医療サポート

・医療情報サービス

・医療事務

があります。そして、これらを委託しているのは、民間病院より公的病院が多いのです。なぜ、公的病院が外部委託しているかというと、公務員削減という過去の政策が影響しています。

そのため、公務員削減がある意味個人情報流出を引き起こすような情報リテラシーの低い職員を招き入れてる要因とも言えると思います。

また、個人情報を取り扱う患者搬送、在宅医療サポート、医療情報サービス、医療事務

がどんどん外部委託されている現状から見ても今後個人情報が流出する可能性は大きくなっていると思います。

ここで大きな問題として、報道されている個人情報流出や医療事故公表で記事となっているのが、大病院や公的病院だけなのか?というと

⓵無名な病院やクリニックで刑事事件とならない限り記事にしてもPVを稼げないこと

②地域住民も関心がないどうでもよいニュースであること

③民間病院はそもそも公表しない

特に③が問題で、個人情報流出を把握していても、患者の目を気にして隠ぺいする風習があるように感じます。医療は変わっているとはいえ、昔ながらの医師は多くいます。

くさいものにはふたをする。個人情報流出させた職員を辞めさせる。そういった話はあると思っています。

個人情報は、大切なものです。隠ぺいせず正しく公表して適切な対応をとれば、その医療機関の評価に繋がります。隠ぺい体質。院長・理事長にYesマンしか集めないような病院はいづれメッキがはがれると思います。

毎年のようにUSBによる情報を持ち出し行う際は、最低限暗号をかけることが必須です。というか院内でのデータ移動(少なくとも部屋の中での移動)しかしなければこんなことにならないと思いますが・・・・

使う人間のモラルの問題ですね。2次利用されないことを願います。