■ (original) (raw)
食
●病気を誘発する4食材
①小麦(グルテン)
②植物性油
③甘味(砂糖だけでなく甘く感じるもの全て)
④乳製品
●4食材の具体的品目
①小麦(グルテン)
グルテンはモチモチ、フワフワした食感を生む成分。
パン、パスタ、ピザ、お好み焼き、麺類(十割蕎麦を除くラーメン、うどん、焼きそばなど)、お菓子、ケーキ、クッキーなど。
②植物性油
精製した液体の植物性油全て(サラダ油、ごま油、オリーブ油、亜麻仁油、こめ油、ココナッツ油など)、揚げ物全般、炒め物全般、パンやパスタなど生地に練り込んであるの、ドレッシング、マヨネーズ、油揚げ、市販のルー(カレー、シチューなど)、ケーキ、クッキー、チョコレート、アイスクリーム、スナック菓子など。
③甘味
砂糖(黒糖、甜菜糖なども含む)、人工甘味料、果物、品種改良によって糖度が果物並みに高くなった野菜(カボチャ、さつまいも、とうもろこし、トマトなど)、ハチミツ、スポーツドリンク、栄養ドリンク、ヤクルト、のど飴など。
④乳製品
牛乳、ヨーグルト、チーズ、ラテ飲料、乳成分が入っている食品、プロテイン、豆乳など。
●4食材に共通する弊害
①免疫撹乱物質
免疫に障害をもたらし、免疫低下、免疫過敏、免疫誤作動を引き起こし病気を誘発する。癌、自己免疫疾患、アレルギー症状全てに共通する。
②長期毒
フグ毒や食中毒菌など少量でも摂取すると数分から数時間で病気を引き起こすものと違い、長期に継続的に摂取することで病気を引き起こす。その期間は個人差があるが、摂り始めてから15年を目安として、早ければ7、8年、長ければ25〜30年の摂取で発症や発病する。
③中毒性(依存症)
4食材は脳の「快楽報酬系」と言う回路に刺激を与え、中毒症、依存症になってしまう。これは麻薬の回路と全く同じ。
4食材を摂取すると、一時的に幸福感、満足感、気力の充実を感じ、その効果によって過度に美味しく感じてしまう。しかしそれはせいぜい数分から数十分しか持たず、効果が切れると脱力感、虚脱感、気力の低下が起こり、たま食べたくなる。食べたくてしょうがなくなり、やめられなくなる。
4食材を止めた方が良いですと言われた時に、
「絶対止められない」「こんなに好きなのになぜ止めなければいけないのか」「止めたら楽しみがなくなる」「止めたら人生損をする」などと思い浮かんだら中毒症状(依存症)になっている状態。
●4食材の個別の特徴的病態
①小麦
小麦に含まれるグルテンは腸管の粘膜を傷害する作用がある。これにより腸の症状全般(癌、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、便秘、下痢、腹痛、腹部膨満感、ガス溜まり等)、アレルギー症状全般、その他多岐に渡る。
グルテンは最も免疫障害を起こすものなので全ての病気の基礎となる。
②植物性油
植物性油の代謝物が神経(神経痛、神経麻痺、パーキンソン病、線維筋痛症など)、血管(心筋梗塞、脳梗塞、認知症、手足の冷えなど)、リンパ(むくみ)、軟骨(リウマチ、手指や膝の変形など)などに障害をもたらし、肝臓、腎臓、腺組織(甲状腺、リンパ腺、前立腺、乳腺など)、目、耳、各関節などに障害をもたらす。
③甘味
甘味は炎症作用があり関節の痛みや湿疹などを引き起こす。糖尿病だけでなく癌やリウマチなど様々な病気になりやすくなる。骨粗鬆症の直接的原因にもなる。また鬱状態や鬱病など精神疾患の直接的原因になる。
④乳製品
腸の疾患、婦人科疾患(子宮や卵巣、乳がん)、前立腺疾患の直接的原因になる。骨粗鬆症の直接的原因にもなる。
●どれくらい食べて良いのか
①現在、病気を発症しているか、或いは慢性症状がある場合は全く食べない方が効果が高い。病気や症状がある場合はその人が一生で摂って良い限界を超えてしまったためなので、この状態からだと一食摂取するごとに症状の悪化をもたらしてしまう。
例えば今の摂取量を100%とすると、70%減らしても70%分の効果は出ず、最大で20%ほどの効果に留まる。つまり毎日パンを食べていたのを一週間に2日だけにしても大きな効果は得られない。
100%止めて摂取0にすると効果が100%になり、これを数ヶ月続ければそれだけで症状が消えることも少なくない。
②現在健康な人でも将来的なことを考えると極力摂らない方が良い。しかしまだ余裕があるので摂取を0にしなくても良いが、例えば週1回の摂取でも10年摂り続ければリスクは高まる。
●4食材を食べるとなぜ病気になりやすいのか
日本人は古来(縄文時代)から明治の初期まで数千年〜数万年間、小麦、植物性油、乳製品、砂糖(甘味)を摂っていなかったので、これらを安全に消化、分解、吸収、排泄する機能が極端に弱い。ただ短期毒ではなく長期摂取毒なので摂り続けると数年から数十年の間に少しずつ内臓神経、血管、骨を壊していき、知らず知らずのうちに病気になってしまう。逆に欧米人や中東の人は小麦、植物性油、乳製品を何万年も摂ってきたので、これらを食べても病気になりにくい。
●何を食べたら良いのか
日本人が伝統的に食べてきた食材が良い。
米(出来れば玄米)、味噌(大豆)、魚、海藻類、貝類、根菜類などを中心に、主に煮物にして食べる。純和食を食べるだけで必要な栄養素は十分補える。
一つの例として「まごは(わ)やさしい」がある。
ま=豆類
ご=ごま
わ=わかめ(ひじき、海苔などの海藻類)
や=野菜(主に根菜類)
さ=魚
し=しいたけ(きのこ類)
い=いも(じゃがいも、里芋、山芋。サツマイモは糖度が高いので✖️)
・肉について
日本人は血液や血管や神経を作る重要な材料である「飽和脂肪酸」と言う動物性油を大量のあさりやしじみで摂っていました。その名残が貝塚です。しかし現代では国産の貝が少なく、量的にも経済的にも大量の貝を摂取することが出来ないので、その代わりとして肉で脂を摂ると良いです。鳥の胸肉などよりも豚バラなどの脂がある方が良いです。摂りすぎも良くないので、週1〜2回が目安。
●4食材のやめ方
①依存症、中毒症状になっているから止められないので、まずは見ないこと。見ると脳が欲しくなってしまい、自分の意思ではコントロール出来なくなる。なのでテレビで4食材を扱った番組やコーナーを観ない、スーパーのパンやお惣菜のエリアを通らないなど見ることを止める。
②徐々に減らしていくのではなく完全に摂取0にする。徐々に減らそうとすると余計に依存症が強まって止められなくなってしまう。例えばチョコを1日10個食べてたのを5個にする、毎日パンを食べてたの週3日にするなど。
まずはその日1日を目標に一切摂らない。次の日も新たな気持ちでその日1日だけ一切摂らない。これを1日づつ繰り返していく。仮に3日目に挫折して食べてしまっても、次の日からまた0摂取始める。
まずは1週間続けられると、次の1週間も続けられる。1ヶ月続けられるとそれほど必死に我慢しなくても続けられるようになる。しかも症状が軽くなるのを感じられるので、続けていく意欲が出てくる。
食養生と治療
病気や不調の根本的原因は4食材の摂取と生活習慣の誤り(主に起床と入浴の仕方)、それとストレス(精神状態)です。
当院の治療はこれらによって引き起こされる免疫異常、内臓失調、気の乱れを修復していくものです。
これに食生活の改善、生活習慣の改善、ストレスに対する考え方と環境改善が加わると回復は早くて安定します。
むしろこれらが改善されれば根本原因が除去されるので継続した治療の必要もなく体調が良くなることも少なくありません。
しかし、さまざまな事情で改善が難しい場合は必要に応じた継続的治療が必要になります。
誤った食を続けざるを得ない場合は障害を受けた免疫や臓器を治療によって修復せず放置するとさらに病状が深刻化してしまいます。