リカルド・ロペス(メキシコ) (original) (raw)

リカルド・ロペス(メキシコ)
WBCミニマム級(V22)
WBOミニマム級(V0)
WBAミニマム級(V0)
IBFライトフライ級(V2)
世界戦通算(ミニマム):23戦22勝(17KO)0敗1分
世界戦通算(ライトフライ):3戦3勝(2KO)0敗
在位:WBCミニマム級8年12ヶ月(1990年10月〜1999年9月/24〜33歳)、WBOミニマム級7ヶ月(1997年8月〜1997年3月/31歳)、WBAミニマム級10ヶ月(1998年11月〜1999年9月/32〜33歳)
IBFライトフライ級3年1ヶ月(1999年10月〜2002年11月/32〜35歳)
生涯戦績:52戦51勝(38KO)0敗1分
身長165cm/リーチ165cm
オーソドックス

母国グアンテス・デ・オロ選手権4連覇を達成し、アマチュア無敗のままプロデビュー。ボクシングの基礎を極限まで煮詰めたファイトスタイルで業界からは絶賛、賞賛を欲しいままにしたが最軽量級故に知名度に人気+ファイトマネーは実績の割に不相応だった。

アウェーとなった後楽園ホール大橋秀行に挑戦。4回にワンツーでダウンを奪い、5回に右フックでダウンを追加してジャブ、右ストレート、左フックのコンビネーションで仕留めてWBC王座を獲得して永遠にも思える長期政権が始まる。

著名な有力ランカーは李敬渕、P・B・ルーカス、R・リン、S・ソーチャトロン、M・メルチョル、K・グアルディア、A・タバナス、A・ビラモア。20度目の防衛戦で漸くWBO王者A・サンチェスとのビッグマッチ(メインはF・トリニダードvsT・ウォータース)が決まり難なくテクニカル・ノックアウト。

WBA王者R・アルバレスとの試合はメインイベントに抜擢され、前座には何とJ・C・チャベスvsM・A・ゴンザレスの名が・・・試合は2回にジャブに右カウンターを合わせられ生涯初のダウンを喫し、7回にはバッティングでカット。8回に入り試合終了のゴングがなり引き分ける・・・無配レコードに汚点が付いた瞬間だった。

再戦では苦戦しつつも勝利。108lbに上げW・グリッグスピー、R・ソーウォラピン、Z・ペテロにも無類の強さを発揮して勝利。10年超にも及ぶ防衛疲れに“フィニート”はまだ余力を感じつつも引退を決意。敗北を知らないまま王者のままリングを去った。

現在はボクシング解説者や新聞紙のコラムニストを執筆し、来日して度々顔を見せていて話題に上がるのでご存知の方も多いだろう。ボクシング漫画の傑作「はじめの一歩」のR・マルチネスがモデルなのは余りにも有名。