八景島ビール祭~花火とクラフトビール~ (original) (raw)
先週末は3連休でしたが、そのうちの13日(日)から14日(月)にかけて、息子と一緒に横浜に遊びに行ってきました。
というのもですね、八景島シーパラダイスで「**八景島ビール祭**」っていうのが開催されるらしい、っていう情報を耳にしたからなのです。八景島シーパラダイスといえば、息子が大好きな超大型水族館。その敷地内でクラフトビールがよりどりみどり。嗚呼、それって、私と息子のためにあるようなイベントじゃありませんか。夜には花火も上がるんですってよ。まぁ、なんて素敵なんでしょう。そりゃ、行くっきゃないでしょう。
というわけで、やってきました八景島シーパラダイス。5年ぶりでございます。
アクアミュージアム前の広場には、たくさんのブースが並んでおります。
わーい、たくさんブースがありすぎて目移りしちゃう。どれも美味しそうで迷っちゃう。でもでも、今回はお目当てのブルワリーがあったのじゃ。まずはそちらから回っていこう。というわけで、最初は山梨県甲州市からお越しの「KOSHU BEER」さん。
私がコウシュウビアさんの存在を知ったのは、この夏の甲府駅のビアフェスのチラシだったんだけど、私が参加したのはフェスの後半日程で、コウシュウビアさんが出店していらしたのは前半日程だったのです。だもんで、甲府駅のビアフェスでは飲むことができなかったんだけど、後で聞いたところによると、コウシュウビアさんはクラフトビール界ではたいへん希少な「サワーエール&スタウト専業」だそうじゃありませんか!
だけど、醸造所にはタップルームやレストランのような施設はないらしくて、なんとかして飲む機会はないだろうかと機会を窺っていたところ、この八景島ビール祭に出店されるという情報を聞いたのでした。この機を逃してなるものか。公式SNSに上がっていた「とまとゴーゼ」が飲みたかったんだよォォォォォ。
鼻を近づけると、ホーリーバジルの爽やかな香りがスーッとします。口に含むと、バジルの風味が口いっぱいに広がって、どちらかというとトマトの味わいは弱めかな。塩けの按配で「飲むサラダ」って言いたいような感じですね。酸味はもちろんあるけれども、酸っぱーいというよりは爽やかな旨みがあります。うまうま~~~。
もう1杯いっとこう。どこのブースにしようかな、と見回すと、鳥取県琴浦町からお越しの「徳万尻日乃本麦酒(とくまんじりひのもとばくしゅ)」が目に飛び込んできました。脱脂粉乳を使ったビールなど、けっこう攻めたラインナップがズラリ。
鳥取から13時間かけて到着したそうです。お疲れさまです。私が「広島出身です」と伝えたところ、ブルワーさんも岡山出身の方だそう。同じ中国地方出身ってだけでなんとなく親近感がわいちゃいますねぇ。
で、さっきからずーっと気になっていたのが、この「フルーツオレサワー」。だってだって、西日本の人間なら分かってくれるでしょ、あの大山乳業の「白バラフルーツ」を使ったビールだって言うんだもの?あの甘酸っぱくて美味しいフルーツオレ。関東ではなかなか見かけなくて寂しいのよねぇ。その懐かしの白バラフルーツを使ったビールだなんて、飲むしかないじゃないの、飲まずにはおれないじゃあないのッ。
この淡い白橙色の液体、見た目は完全に懐かしの白バラフルーツ。口に含んでも、ああ、うん、これは白バラフルーツ……と思った後から、弱い苦みとアルコール感が遅れてやってきて、あ、やっぱビールだった、と思わず笑ってしまう感じ。大人の白バラフルーツ。うふふ。
折しもこの日は、クライマックスシリーズ・ファーストステージの2戦目。セ・リーグは甲子園でタイガースとベイスターズが試合中。そんなわけで、地元・横浜の「南横浜ビール研究所」のスタッフさんも気が気ではないようで、ベイスターズのユニフォームに身を包み、スマホで試合経過を確認しながらサーブしておられました。「ベイスターズ勝ってます?」と声をかけたら、「4回裏、3点差で勝ってる!」と嬉しそうに教えてくれました。やったね。私はカープの次にベイスターズが好きです。
野球はさておき、気になりすぎるビールがひとつあるんだけど……「メロンすぎるエール」てwww明らかにキワモノ系だけれどもこういうのスルーできないのが私の性。
緑色の液体、見た目は完全にメロンソーダ。上に泡じゃなくてアイスを乗っけたいぐらいのルックス。口に含むと、炭酸のシュワッとした感じとともに、しっかりしたビールの苦みがやってきて、鼻腔に抜けるのはメロンソーダの香り、……うわあ、感覚がバグっちゃう。メロンソーダとビールをちゃんぽんで飲んでる感じ。あはははは。
その後は、アクアミュージアムに入って魚を見て、ショッピングモールをぶらぶら歩いて、そんでもってまた広場に戻ってきてビールを飲んで、うみファームでアジを釣ったりして、そんでまたアクアミュージアムに戻って、みたいな感じで園内を自由に行ったり来たりしてました。会社の福利厚生チケットでアクアリゾーツパスを斡旋してもらったので、1日中ぐるぐる回っていられます。夜の花火までたっぷり時間があるので、水族館もビールもゆったり楽しまなくっちゃね。
そうこうしているうちに、遠き海に日は落ちて、カラフルなライトが園内を彩ります。とっても綺麗。
今度は、香川県の離島からお越しの「久福ブルーイング本島」さんのブースに寄ってみました。香川と広島ってそう遠くはないよね、という意味で「私は広島出身なんですよ」と声をかけてみたら「エッッッッ!!!!」と予想以上にびっくりされてしまった。すると、ブルワーさんも広島に縁のある方だったらしく、そこからはローカルトーク。「私の実家は〇区の〇〇で~」「えっ、私はその隣の△△よ!」みたいな感じでめちゃめちゃ盛り上がっちゃった。思わず握手しちゃったwww
いただいたのは「瀬戸内ゴーゼ」。香川県産のイチジクを使ってるんですって。とてもすっきりした飲み口で、酸っぱすぎず甘すぎず爽やか~。甘酸っぱい口当たりでスルッと飲めてとっても美味しい。鼻腔に抜けていく香りがふんわりイチジクの香りでした。
花火の観覧席の入場が始まったので、これがラストの1杯かな。やっぱり中四国地方からはるばるお越しのブルワリーさんが気になるもので、最後に立ち寄ったのは岡山県岡山市からお越しの「Kawazu Brewing」さんのブース。岡山市はかつて私も住んでいたのでとっても懐かしくって、奉還町商店街とかのローカルトークでまたもや盛り上がっちゃったwww
最後ぐらいは王道のビールで締めたいなと思ったので、ブルワーさんにオススメされた「**PEACH BOY GOLDEN ALE**」をチョイス。心地よい酸味と、ほどよい苦みがくっきりとした輪郭を伝えてくる。しっかりした飲み口のビールらしいビール。いいね。
20時からは花火。ちょうど「IDOLY PRIDE (アイドリープライド)」というアイドルもののメディアミックス作品とのコラボ期間らしく、その楽曲に合わせた花火の打ち上げもありました。湾内で打ち上がる花火の色とりどりの輝きは、夏の終わりの素敵な思い出になりました。
その夜は横浜市内で宿泊して、翌日はまた別の目的地に向かったのですけれど……そのお話はまた次の記事で!