再起の俳優”高知東生のTwitterが人の心を動かすワケ…自身の経験踏まえ1万超えの「いいね」連発 (original) (raw)

再起の俳優”高知東生のTwitterが人の心を動かすワケ…自身の経験踏まえ1万超えの「いいね」連発

《性加害者の先生が他の生徒に対して「良い先生だった」という記事を見たけれど、こういう「いい人なのに」って感想は意味がないからやめたらどうか。被害者を傷つけるだけ。(後略)》

芸能界も揺れる、各地での性加害報道。6月1日にTwitter上で、上のような主張を投稿したのは、俳優の高知東生(たかちのぼる)だ。このツイートには、1万を超える「いいね」がついている。

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「高知さんはほぼ毎日、Twitterで、世間での出来事について自分の考えを投稿しています。ときにその発言は、ネットニュースにも取り上げられ、物議をかもすこともありますが、1万、2万を超える『いいね』がつくことも多いです。共感性が高い発言をしている証拠でしょう。芸能人でも、そこまでコンスタントに『いいね』がつくアカウントは珍しいですから」(芸能記者)

2016年6月、覚醒剤などを使用したとして逮捕された高知。同年9月には、執行猶予つきの有罪判決を受けた。現在は、薬物依存症の治療をしながら、啓発活動に取り組んでおり、自身の“経験”も踏まえた発言もしている。

《田舎から出てきて右も左もわかんないうちにシャブ漬けになった俺の感想。田舎にも美味いものは沢山ある。それに牛丼もあったし昔から大好きだ。

芸能人として一線にいた時に彼女を牛丼に誘ったら、高いものを奢られなれてる女性も美味しいと言ったよ。常務さん牛丼美味しいです。誇りを持って下さい》(4月18日のTwitterより)

牛丼チェーン大手・吉野家の常務取締役による、“女性蔑視”発言を受けてのものだが、こちらも1万9000を超える「いいね」がついている。

「“女性蔑視”という問題において、《論点がズレている》との指摘もありましたが、《説得力がある》という声も上がっていました。高知さんだからこそできる発言ですから、そこに注目が集まったのだと思います。

3月には、自身を逮捕した麻薬取締官に再会したことを報告しています。《今日ほど驚き、嬉しかったことはない。今日福山で行われた依存症啓発セミナーになんと!俺を逮捕したマトリの方が来てくれたんだよ。俺、この方と取り調べ室で雑談したりして仲良くなって凄く救われたんだよ!(後略)》とつづった投稿にも、2万の「いいね」が寄せられました。

高知さんのTwitterから伝わってくるのは“再起の思い”と“やり直せる”という主張。そこに心を動かされる人が多いのでしょう」(同前)

2020年、高知は本誌に、逮捕されたときの心境をこう語っている。

「正直ホッとした。『終わった』という茫然自失の気持ちと、『これですべてから解放される』という安堵の気持ちから、思わず『来てくれてありがとうございます』って言葉が口から出た」

また、過去の自分を許すことができたとも口にしていた。

「昔は『俺の人生って、なんでこんなにめちゃくちゃなんだろう』って思ってたけど、いまは『お前、よく頑張ったな』と言えるようになってきた。

昔の俺は、いったい何を求めていたんだろうな。いまだにそこに答えはないんだけど、やっと自分を許して認めてあげられるようになった」

約5万3000人のフォロワーに向けて、今日も高知はTwitterに思いをつづっている。

( SmartFLASH)