加藤綾子『ブラックペアン』自分の演技はロボットみたい… (original) (raw)

加藤綾子『ブラックペアン』自分の演技はロボットみたい…

クランクインから約4カ月、加藤綾子(33)はようやく安堵の表情を浮かべ、パーティ会場を後にした。アナウンサー界の頂点に立つ女王の新たな挑戦が、終わった。

今期放送された連続ドラマで最高視聴率を叩き出したのが、日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)だ。その撮影終了を祝う打ち上げが6月中旬、都内の外資系高級ホテルでおこなわれた。

主演の二宮和也(35)や竹内涼真(25)、葵わかな(19)らとともに出席したカトパンは、今作で初めて、連ドラに主要キャストとして名を連ねていた。

「過去にも連ドラ出演の話はあったが、演技に自信がなく、断わっていた。だが今年、朝ドラへちょい役で出演したのをきっかけに、演技の仕事をやってみたいと思うようになった」(制作会社関係者)

放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』に1話のみゲスト出演したのに続き、今作で本格的に女優デビューを果たしたカトパン。

だが、経験豊富な女子アナ女王とはいえ、人気のドラマ枠「日曜劇場」の重圧は予想以上だった。カトパンは打ち上げのスピーチで、その苦悩を語った。

「他局の番組でも出演者の方に『ブラックペアン観たよ』と言っていただけるのですが、試写会で自分の演技を見たとき、なんだかロボットみたいで……。母は『綾子、よかったよ』と言ってくれたのですが、皆さんの足を引っ張ってしまいました……」

つねに冷静で淡々としゃべる治験コーディネーター役だったこともあるだろうが、カトパンの演技には厳しい声が多かった。NHKアナウンサーから女優に転身して成功した故・野際陽子さんを引き合いに出されるが……。

「今のところ、次の本格的な演技の仕事は入っていない。所属事務所としても女優として売り出すつもりはなく、あくまでもフリーアナウンサー。今後は、テレビ番組の司会やCMなどを仕事の中心にしていく。この日の打ち上げでも急に司会をまかされたが、見事にこなしていた」(出席した芸能プロ関係者)

原点に立ち返った女子アナ女王。笑顔で “卒業式” の一夜を楽しんでいた。いつかまた女優・カトパンにも帰ってきてほしい。

(週刊FLASH 2018年7月10日号)