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昨日は前々回の話で書いたFの65歳の誕生日だった。以前は毎年、レストランでのディナーに呼ばれていたけれど、昨年から招待されなくなっちゃったよ。こちらから電話もしないし、私の誕生日は、ポルトガルに逃げて祝わなかったので、リストからは除外されたみたい。で、書くネタもないので、前々回の話の続きというか、補足。FはGから去られた後、N(現在の妻)と一緒になる前にも、幾人かの女性に惚れ、付き合った(一晩だけのアバンチュール以外にも)。その一人Sは、Fよりずっと若くて、少女のような面影を残していた。その天真爛漫さにFは惚れた。けれども、付き合い始めて、Sが新興宗教にはまり込んでいることがわかった。ベッドの上に像を置いたり、教祖の言葉を口走ったりと、Fには奇異とも思える行為が目立った。ある時など、SがまだFの家にいるのに、FはMに電話をかけて愚痴った。「今、バスルームで化粧してるみたい。ああ、早く帰ってくれないかな」「自業自得でしょ。hahaha」Fは自ら女性から去るということができない。女性の方が見限って、去ってくれるまで待つしかないらしい。Fがホッとしたことに、Sはお教祖のいるインドへと旅立って行った。1夜のアバンチュールが祟ったこともある。ボーイッシュなS2は昔からFを見知っていたが、Fを毛嫌いしていた。Fの、誰彼なくズケズケと近寄る態度がいけ好かなかったのだ。それなのに、それなのに。ある晩、ひょんなことからFとワンナイトラブをしてしまった。そして、妊娠した。そして彼女は子供を産んで、一人で育てる決心をした。Fは慌てた。無責任男であるFは、子供を持つ意思など全くない。よその子供には優しくて、子供を扱うのは天才的なのだが、自分自身で子供を持つなど、想像すらできないのだ。Fは町中の人に触れ回って愚痴った。町中の人が、FとS2の運命を知って、S2を慰めた。これにはS2は参った。誰にも世話にならずにシングルマザーとして生きるつもりだったが、これほど情けない男の子供をもつことの問題が、新たに意識され、結局、出産をあきらめた。Fはホッとして、またまた町中に安堵を知らせた。S2はその後、別の男性との間に一男をもうけ、一人で育て上げた。もう息子は20歳になる。次にFが惚れたのは若くて綺麗なDだった。Dは音楽大学のピアノ科を卒業し、寄宿舎学校でピアノを教えていた。Dには、自分よりはるか年上で、女性の扱いが上手で、ウイットに富んだ会話ができるFが、魅力的に思えたらしい。けれども、Fの飲酒癖が酷くなるとともに、熱い恋も冷めた。ある日、Fが彼女の住まい(建物の3階にあったを)訪れようとしたところ、DはFのために建物の玄関ドアを開けようとはしなかった。すでに酔っていたFは、外壁をよじ登って、3階の窓に達しようとした。もちろん、これは成功せず、Fの足の骨が複雑に折れた。入院中は、友人たちに電話をしまくって、「寂しいから見舞いに来て」と愚痴った。見舞った友人は数知れず。誰もが彼の事故を「自業自得」と諌めるが、Fはどこか憎めないところがあるのだ。これらのことがあった後、Fは現在の妻、ジョルジア人のNと知り合い、また惚れた。ところが、これと並行して、Fはルーマニア出身の女性Rとも仲良くなっていた。ただし、FがRに惚れたのではなく、RがFに惚れた。Rは悪く言えば、「へび」のような女性だった。魅力な顔の奥に、邪悪さが潜んでいることを想像させるような人。F以外にも、Rが親しみを込めた顔で近寄った男性は何人もいた。FはNとカップルになりながらも(同居や結婚はまだしていなかった)、Rともアバンチュールを続けた。RはNが邪魔でならない。ある時は、Nに直接電話をして、「あんたはもうFのことは諦めろ。私がいるのだから」と言った。そうなると、Nはカンカンに怒って、Fに「Rを取るか、私を取るか」と迫る。FはNをなだめて、もうしない、などといい加減な約束をする。Rは汚い手段も厭わない。ある時、Fの住まいでの情事の後、自分の下着をFの寝具の間に残して行った。Fはそれに気がつかず、後日、Nが発見した。その時のNの反応はすごかった。赤いインクをFの住まいのあらゆるところに撒き散らしたのだ。白い壁にも、テーブルにも、床にも血のようなシミを残した。この話を聞いて、思い出すのは島尾敏雄の「死の棘」だ。ここでも書いたが、主人公の不倫のために気が狂いそうになる妻との葛藤と愛を綴った、心が痛くなるような私小説だ。Nのインクの話を聞いた時、すぐにこの小説のドイツ語版を買って、プレゼントしようとしたけれど、Fは小説は読まないので、もったいないから贈らず、他の友人にプレゼントした。FとNが予約した旅行に、Nの代わりにRがNの名前を名乗って、Fと一緒に出かけた例もある。こういうことが何十回もあって、Nは毎回、絶対に分かれてやる、と決心するのだが、いつの間にかまた、Fの元に戻る。Fのアル中がますますひどくなって、暴力的になっても、Nは去らなかった。といっても、Nは優しいとか善人というわけではない。Fが地下室に隠しておいた数百万円相当の現金を見つけて「これは私のもの」と持ち去ったこともある。Nの粘り勝ちとも言えようか。Rもいつかは呆れて、あるいは諦めて、Fには近寄らなくなり、ついにこの地を去って行った。現在のFの生活は、街の真ん中に出かけてデパートの前のベンチに座って、通り過ぎる人の群れを眺めたり、図書館で数々の新聞を読んだり、ニュースをメモしたり、宝くじを買ったり(彼は金持ちなので必要ないけど、これだけが趣味)で過ぎていく。ホームレスと似ている。ロマンスもアバンチュールもゼロ。これも哀しいね。 タグ: 不倫 島尾敏雄 夫婦のことはわからない みんなの不倫をまとめ読み 20 by Solar18 | 2019-05-22 18:47 Trackback Comments(6) Commented bydaikatoti at 2019-05-23 07:12 なんだかドイツ版日野正平みたいだなぁ。こういう世界もあるんだなぁ、毎日虫や、鳥相手に生きてる自分とは異次元な感じだけど、面白いです^^ 1 Commented bysatominted at 2019-05-23 09:46 好き勝手に生きるF氏、それはそれで楽しい人生なのでしょうね。何よりSolar 18さんの人間観察が、淡々としていて興味深いです。 1 Commented bySolar18 at 2019-05-23 17:31 > daikatotiさん実際には、それほど異次元な世界ではないです。ごく普通の日常生活に、こういう人間関係が編み込まれている、というか。でも、考えてみれば、私も日本での「閉ざされた」主婦としての生活から、こういう男女関係のネットワークのような状況に入り込んで、最初はキョロキョロしながら、いつの間にか巻き込まれた感もあります。自分自身のことは公開する勇気がまだないけれど。いつか。 0 Commented bySolar18 at 2019-05-23 17:34 > satomintedさん仕事もせずに好き勝手に生きることができる状況が、彼にとって幸せなことなのか、、。退屈しながらも、楽な人生のようです。面白いと思っていただければ、とても嬉しいです。ロマンチックやセンチメンタルが嫌いなので、淡々でいきたいのです。 1 Commented byhanarenge2 at 2023-09-01 06:14 過去記事も時々読ませていただいてそうすると大変に面白く興味深くて(この記事もです)ついついPCの前で座り込んでしまいますので 今日はここまでにして 笑島尾敏雄の死の棘は 読み進めながら頭が痛くなって それでも最後まで読みました私の本棚には本が溢れていたのですが引っ越しで狭い家に移りましたのでほとんど処分をいたしました(涙です)今はKindleの中に死の棘も入っています人は一見とは違いますねその背景を知ればとても興味が湧きます 0 Commented bySolar18 at 2023-09-01 16:42 > hanarenge2さん過去の記事を読んでいただくのはとても嬉しいです。ありがとうございます。「死の棘」はとても強烈で、忘れられない本です。ブログでも書いたように、子供の時に読んだ「主婦の友」の記事も当時、とても強烈でした。大人の世界の苦しみみたいなものが伝わってきて。どの人も大きなドラマを抱えていて、ブログは色々な人のことを内側から知る興味深い世界ですね。 0 << 文化的な教養とは 近況、、、 >>
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