超大陸「ロディニア、ゴンドワナ、パンゲア」って? (original) (raw)

生命と地球の歴史 (岩波新書 新赤版 543)

『生命と地球の歴史』丸山茂徳・礒崎行雄著を読む。プルームテクトニクス理論の入門書。

「地球表層はいくつかの硬い板(プレート)に分かれ、地球の変動はそれらプレートの相対的な水平運動によっておきる」

「《plumeは、もくもく上がる煙の意》地球の大規模な変動は、マントル内部に発生するホットプルームコールドプルームの対流によって起こるという学説。 1990年代前半に発展。 プレートテクトニクスにおけるプレートの動きは、この理論で説明がつくとされる」
プレートテクトニクスは水平運動、プルームテクトニクスは垂直運動、と分けられる」

超大陸ロディニアゴンドワナパンゲア」の「出現・分裂」は想像するだに、ダイナミックで楽しい。呪文のようだし。「ロディニアゴンドワナパンゲア

「始生代の終わりごろ、カナダ楯状地にはケノラン造山運動を終わって、少なくとも幅2000kmをこえるスペリオル地塊ができ、地球上に大陸といえるくらいのサイズの地殻ができたと考えられる。以後、大陸は離合集散を繰り返してきたのであるが、地球史の上で、おおよそ4億年周期で数回、いくつかの大陸が集合・合体して巨大な“超大陸”を形成した時期があった、と考えられている。新しい方から、パンゲアゴンドワナロディニアなどである。パンゲアとは“すべての陸地”の意味であり、およそ3億年前に、地球上のほとんど全大陸が1つになった巨大大陸であるとされる(大陸移動説の創始者ウェゲナーの命名である)。これは中生代初めに分裂を開始し、まず南側のインド・オーストラリア・南極・アフリカ・南米などが一体となったゴンドワナと北側の北米・ユーラシアが一体となったローラシアに分かれ、さらに分裂をしていったと考えられている。約6億年前に成立したとされるゴンドワナパンゲアの一部をなしていたゴンドワナとはほぼ同じ接合関係なので、同じ名称で呼ばれている。ゴンドワナとは、インド内陸部にすむ少数民族「ゴンド族」にちなんだ名前である。」
山口大学理学部 地球科学標本室・ゴンドワナ資料室 鉱物・岩石基礎知識 6.大陸の地質より

「最初の酸素発生型光合成物の化石・ストロマトライト」が、「西オーストラリア・シャーク湾に自生」しているそうだ。見たい、見たい。

パンゲア』って、マイルス・デイビスのアルバムにあった。横尾忠則がジャケットワークを手掛けたんだっけ。YouTubeでちらと聞くと、地球と生命の躍動がクールに表現されている。

地球創世期の古生物「ストロマトライト」

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