日本百名曲 -20世紀篇- (original) (raw)

『精霊流し』グレープ ~ 若いツバメと和楽器奏者 人物相関が複雑で妄想が暴走 【リマスター版】

1977年の『案山子』(さだまさし/ )にしても同様なことが言えるのだが、この『精霊流し』という曲は、場面が進んで人間関係が判明していくにしたがって、どんどんその相関図が不可解になっていくのはなぜなのだろう。

表題曲に登場するのは、
故人である「あなた」
主人公である「私」
精霊流しに参列してくれた「お友達」
場違いにはしゃぎまわる「小さな弟」
そして「母さん」だ。
厳密にいえば「人ごみ」も出演するけどこれはモブなので除外していいと思う。

実際には、表題曲のモチーフになった出来事があり、モデルとなった家族も存在するらしいが、あくまでモチーフであり、モデルであって、当たり前だが全てが実話というわけはなく、設定や出来事が脚色されているのは間違いない。
元となった話は、それはそれで横に置いておいて(なぜ?)、いつものように歌詞の読み込みを進行してみよう。

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