一昨日のお稽古:1 Jun 2024 (original) (raw)
一昨日は友人でもあり、いけばなの生徒さんでもあるSさんに誘われて、葛飾区にある堀切菖蒲園に行ってきました。敷地面積でいえばもっと広い公園は他にもあるでしょうが、「菖蒲園」と謳うだけあってその種類の多さは圧巻です。正直、素人目にはほとんど見分けがつきませんでしたが(苦笑)、それでも白、ピンク、青、紫とが重なり合った見事なグラデーションには目を奪われました。想像以上に素敵な光景でした。
目の保養をした帰りには、そのSさん宅で急きょ出稽古になりました。花材はガマ、ヒマワリ、丹頂アリウム、ヒペリカムとたっぷりありましたので、欲張って2作品です。
まず、ガマとヒマワリをその丈の長さをいかして、足元をすっきりと見せる作品に仕上げています。リズミカルに散らしたアリウムも軽やかで良いですね。白のコンポートに合わせましたが、色もサイズ感もちょうど良く、玄関ホールに相応しい、爽やかなお迎え花です。
Sさん:ガマ、ヒマワリ、丹頂アリウム
もう一作はガラス花器を使いました。ガマを水中に潜らせて花留めにしています。エスニックな調度品がセンス良く飾られ、シックで上品なリビングには、シンプルでありながらも存在感のある、そんな花が似合います。
急にお邪魔したにも関わらず、手入れの行き届いたとても居心地の良いお宅でした。草月では "場にいける”と言って、花をいける環境・空間も作品の大切な要素として捉えますが、こんな素敵なお宅ならば、創作意欲が刺激されて、色々なアイデアが浮かんできそうです。
Sさんのおかげで、とても充実した楽しい一日でした。